第11話:ネタバレと感想

会社の未来を賭けた一手

テプンが会社の起死回生を狙って、デカい案件に目を付けたんだ。それが政府の公共事業。アフリカに学校とか病院を建てるっていう、かなり大きなプロジェクトらしい。そのプロジェクトの資料を見ていたら、なぜか手術用手袋だけ入札がない。これだ!ってテプンは閃くわけ。政府の仕事なら支払いも確実だし、会社を立て直すには最高のチャンスだからね。

でも、マジンはいつもの調子で反対する。そんなのウチみたいな小さい会社じゃ無理だって。まあ、気持ちはわかるけどさ。ここで動かなきゃ何も始まらないだろって思うよな。

救世主はまさかのあの人

そこでテプンは、昔、公共事業の経験がある元同僚のク・ミョングァンを探しに行く。ミソンと一緒に探し当てたんだけど、そのミョングァンが、なんか怪しい宗教にハマってた。預言者とかいうのを崇拝していて、2000年になったらコンピューターが全部壊れて世界が滅びる、とか本気で信じちゃってる。正直、ちょっと引いたよ。大丈夫か、この人って。

でも、やっぱり頼りになる先輩だった。テプン商事が中小企業って理由で入札から外された時、それは差別だ!って異議申し立てするようにアドバイスしてくれたんだ。そのおかげで、テプン商事は入札に参加できることになった。

最大のピンチは、手袋のマニュアルがフランス語だったこと。しかも、バラバラの付箋に手書きされてる。これをどうやって書類にするんだよって時に、またミョングァンが登場。サラサラっと完璧なフランス語を手書きで清書して、問題を一発で解決。いや、カッコよすぎだろ!普段があんな感じだから、余計にギャップにやられる。

それぞれの恋模様

仕事だけじゃない。恋愛もちゃんと動いてる。ミソンはテプンに今は仕事に集中したいからって、ちょっと距離を置こうとする。キャリアを大事にする彼女らしいけど、テプンからしたら切ないよな。

一方で、ミホとナムモはすごくいい感じ。ミホがお金を稼いで姉を大学に行かせたいって健気なこと言うもんだから、ナムモは君が俺の新しい夢だって。おいおい、青春かよ!ってツッコミたくなるけど、この二人は見てて和む。

そしてラストシーン。テプンがミソンにストレートに告白した。自分の気持ちは無視できない。一方的でもいい。君を愛してるって。男らしいじゃないか。でもミソンの反応は…。うーん、もどかしい!

裏で動く怪しい影

いい話だけじゃないのがこのドラマの面白いところ。ピョ・バクホは、チャ・ソンテクを脅して親父さんの借用書を探させてる。そのソンテクは、ハ課長に買収されてたみたいだし、この人、敵か味方か全然わからん。ソンテクがテプンの事務所に何度も現れて探りを入れてるのも、不気味で仕方ない。

極めつけはピョ・ヒョンジュン。テプン商事が手袋で入札するのを見て、自分たちも同じ手袋で入札してきた。完全に潰しにかかってる。こいつ、マジで性格悪いな。価格競争になったら、テプン商事はかなり不利だぞ。

このエピソードの感想

今回は仕事パートがめちゃくちゃ熱かったな。どん底のテプン商事が、一筋の光を見つけて必死に食らいついていく感じ。見ててすごく応援したくなる。特に、チーム一丸となって問題に立ち向かう姿は良かった。

ミョングァンさんの復活劇にはグッときたよ。最初は変な宗教にハマってどうしようもない人かと思ったけど、やっぱり実力は本物。フランス語を手書きで清書するシーンは、間違いなくこの回のハイライトだろ。ああいう専門スキルを持ってる人って、やっぱりカッコいい。

テプンの告白も良かった。ミソンに釘を刺された後なのに、自分の気持ちを正直に伝えるって、なかなかできることじゃない。切ないけど、彼の誠実さが伝わってきた。

ただ、ヒョンジュンの横やりとか、ソンテクの怪しい動きとか、不穏な要素も満載。一難去ってまた一難って感じで、全然安心させてくれない。だからこそ、次が気になって仕方ないんだけどね。

つづく