あらすじとネタバレ

ここからは完全にネタバレだから、まだ観てない君は注意してくれ。

脱獄計画、そして裏切り

医務室の医者がテジュンにピンク色の薬を注射する。医者は誰かに30分で全部終わるとメールを送った。怪しさしかない。医者たちが去った後、テジュンが動く。彼は教会で手に入れた釘で、電気系統をショートさせた。看守が様子を見に行った隙に、隠し持っていた鍵で看守のカードキーを盗む。保管庫に忍び込み、囚人服の下に民間服を着込んだ。準備が良すぎる。看守から隠れていると、テジュンは急に鋭い痛みに襲われる。それでも彼は別の部屋へ移動し、換気口の中へ這って入っていった。

見えない敵の正体

テジュンはなんとか建物の外までたどり着く。民間人が待つエリアまで出られた。脱獄成功かと思った。その瞬間、彼は激しいめまいに襲われて地面に倒れ込む。結局、テジュンの脱獄は失敗に終わっていた。

彼が目を覚ましたのは、また医務室のベッドの上だった。そこにいた本物の医者がテジュンに告げる。彼の体内からワルファリン、つまりネズミを殺す毒が見つかったと。どうやら、ノ・ヨンシクが差し入れたビタミン剤が解毒剤の役割を果たしたらしい。あのビタミン剤のおかげで、テジュンは少しだけ時間を稼げたわけだ。倒れたテジュンを見つけたのは神父だった。看守たちは、テジュンの脱獄未遂を内密に処理していた。

新たなゲームの始まり

p>所変わって、ヨハンの豪邸。

彼は退屈しのぎに、新しいゲームを思いつく。

家政婦に指示して、法務省とコネがある顧客に連絡を取らせた。この家政婦も彼の残酷さを楽しんでいるみたいで不気味だ。

すぐに刑務所長のもとに警察本部長が訪れる。

本部長は所長をヨハンに引き合わせた。

ヨハンは所長に提案を持ちかける。金塊の詰まったバッグと一緒に。

殺人犯、レイプ犯、泥棒を自分のゲームに送ってほしい、と。

所長は金塊を受け取った。最悪の取引が成立した。

医務室の死闘

Officer Yangはテジュンを叱る。お前を特別扱いしすぎたと。彼の気持ちも分かる。

所長はドクスを懲罰房から出した。問題を起こすなと釘を刺す。

もちろん、ドクスが聞くはずもない。

彼は手下を集めて、医務室にいるテジュンを襲撃しにきた。

Officer Yangが異変に気づき、警報を鳴らす。

医務室のドア前では、看守たちがドクスの手下と乱闘を始める。

その隙に、テジュンは室内にいた他の手下を一人ずつ片付けていく。

そして、ついにテジュンとドクスの一騎打ちが始まった。

ドクスに何度も刺されながらも、テジュンは彼をねじ伏せる。

最後はドクスの耳を切り落として、戦いは終わった。

未知の場所へ

テジュンは懲罰房に送られる。

そこで彼は弟テジンの幻を見て、静かに謝った。

しばらくして、事態が急変する。

テジュンや他の囚人たちが、独房から無理やり引きずり出された。

彼らはトラックに乗せられ、どこかへ運ばれていく。

囚人たちが目を覚ますと、目の前にヨハンが立っていた。

ヨハンは彼らに言う。ここはチャンスの国だ。

物語の舞台は、刑務所からさらに恐ろしい場所へと移っていく。

今回のエピソードについての感想

今回は脱獄劇だと思って観ていたら、完全に裏切られた。テジュンが毒を盛られていたなんて、誰が想像する?ヨンシクの差し入れが伏線になっていたのも見事だった。誰が敵で、誰が味方なのか、本当に分からなくなる。

ヨハンの狂気も一段とレベルアップした。金で権力者を買収して、囚人を自分のおもちゃとして集める。彼の考えているゲームが一体何なのか、底知れなくてゾッとする。刑務所長もあっさり金で転ぶし、救いがない。

ドクスとの決着シーンは壮絶だったな。何度も刺されながら立ち向かい、最後は耳を切り落とす。テジュンがもう普通の世界には戻れない、獣になってしまった瞬間を見せられた気がして、少し胸が痛んだ。

そしてラスト。囚人たちが謎の場所に集められて、ヨハンが登場する。刑務所の中でのサバイバルだと思っていたら、物語のスケールが急に大きくなった。次のステージがどんな地獄なのか、全く予想がつかない。

つづく