第3話ネタバレ:暴走部長、自滅への道
いやー、今回のキム・ナクスは本当にひどかったな。見ててこっちが頭痛くなってきたよ。
不器用すぎた初デート
話はまず、ナクスと奥さんのハジンがどうやって出会ったかの回想から始まる。昔のナクスは、デートで全然うまく話せない男だった。あまりの気まずさに、ハジンはいい人が見つかるといいですねって置き手紙して帰ろうとする。マジかよ。
ナクスはトイレから戻ってきて、慌てて彼女を追いかける。そこで彼が言ったセリフがすごい。俺のこと、次のデートの練習台にしてよ。普通そんなこと言わないだろ。でも、この変わった提案がきっかけで、二人は仕事の話で意気投合するんだ。ナクスは正直に、自分がシャイで普段人と会わないことを打ち明ける。ハジンが彼を見つめて結婚したら仕事落ち着かせるの?って聞くと、ナクスは話をそらして君は綺麗だって言う。これでハジンの心が動いたみたい。昔は不器用なりに、純粋なところもあったんだな。
家庭崩壊、カウントダウン
場面は現在に戻る。前の回の親子喧嘩が原因で、息子のスギョムが家を出ていくことになった。出ていく前に、スギョムは母親のハジンと二人で酒を飲む。このシーンがまた切ないんだ。ハジンはスギョムにごめんね、私がパパを甘やかしすぎたって謝る。父親が外で惨めな思いをしないように、家だけは安らげる場所にしたかった。でもそのせいで、彼女自身が自分の夢を諦めてきたことが伝わってくる。
会社で大炎上、犯人は俺
一方、会社は例のGiga問題で大炎上中。IT系Youtuberの暴露動画が拡散されて、もう手がつけられない。この問題、元はと言えばナクスが無理やり進めた案件だ。なのに本人は知らんぷりで、会議でも黙りこくってる。
そんな中、同僚のソングがナクスにこっそり耳打ちする。実は、上司のチョンテとナクスの会話を録音していたらしい。その音声には、チョンテがだから何が問題なんだ?って言ってる部分がしっかり入ってる。これがあれば、チョンテがナクスに責任を押し付けようとしても対抗できる。最高の切り札だ。でもナクスは、ソングにそのデータ消してくれって頼む。なんでだよ!意味がわからない。
暴走部長、最悪の一手
チョンテはもちろん、この問題の解決を全部ナクスのチームに丸投げする。追い詰められたナクスが考え出した作戦が、本当にヤバい。なんと、暴露動画を上げたYoutuber本人に動画を削除しろって要求するメールを送ったんだ。正気か?火に油を注ぐだけだろ。部下たちが部長、それはまずいですって心配するけど、メールはもう送信済み。完全に手遅れ。
それぞれの道と、最悪の交差
家出したスギョムは、嫉妬は我が力とかいう謎のグループに会いに行く。ヘッドホンつけて無音で踊ってる連中を見て、さすがに引いてるみたいだけど。メンバーのハンナはあなたの堅実さが必要なのなんて言って、彼を引き入れようとする。
その頃、妻のハジンは不動産の試験勉強中に、サンチョルっていう男に会う。このサンチョル、実はナクスを自分の会社に引き抜こうとしてる。さらに、彼は例のYoutuberの友達だった。サンチョルは、ナクスの会社の対応を時代遅れで恥ずかしいと笑う。もちろん、その作戦を立てたのが自分の目の前にいる女性の夫だとは知らずに。皮肉すぎるだろ、この状況。
とどめの一撃、そして完全な孤立
ナクスの脅迫メールに、Youtuberがキレた。彼はすぐさま反撃の動画を公開して、事態はさらに悪化する。上司のチョンテはナクスを呼び出してブチギレ。するとナクス、信じられないことにチームの判断でしたみたいに責任を部下になすりつけた。最低のリーダーだ。
部下のイッキョンはチーム2にYouTube対応は任せて、俺たちは取引先に謝りに行きましょうとまともな提案をする。でもナクスは聞かない。役員になるという自分の出世しか頭にない。MVPになるためには、Youtuberを直接黙らせるのが一番の手柄だと信じてる。
そこに、サンチョルからYoutuberが会ってくれるってと電話が入る。ナクスは取引先に向かおうとしていたチームを止め、技術担当のジヌだけを連れて自分一人で向かう。手柄の独り占めだ。ナクスがYoutuberと気まずいプレゼンをしてる間、他のチームメンバーは取引先でこっぴどく怒られていた。契約書は目の前で破り捨てられ、追い出される。ナクスがいなかったせいで、状況は最悪になった。
ナクスはこれで一件落着したと勘違いしてる。でもチョンテからの電話はわかったの一言だけ。電話を切った後、彼はジヌに吐き捨てる。あいつは宿題の採点を待つ子供だ。
帰り道、ナクスはチームから契約を解除されたことを知る。チームの雰囲気は最悪。誰もナクスと口をきかない。翌朝、チョンテからの着信が鳴り響く中、ナクスはストレスで胸を押さえてうずくまる。全部、自分が招いたことだ。
感想
今回のナクスは、見ていて本当にイライラしたな。過去の不器用だけど純粋だった頃との対比が、今の彼のダメっぷりを際立たせていた。出世欲に目がくらんで、周りが全く見えていない。妻が何を諦めてきたのか、息子がどれだけ傷ついているのか、全く気付いていないのが痛々しい。
会社での立ち回りも最悪だ。自分のミスを部下のせいにして、手柄は独り占めしようとする。あんな上司の下で働くなんて地獄だよ。せっかく同僚が守ってくれようと録音データまで用意したのに、それを断るプライドの高さも理解できない。
結局、彼の行動はすべて裏目に出て、取引先を失い、チームからの信頼も失った。完全に孤立無援だ。自業自得とはいえ、破滅に向かって一直線に進んでいく姿は、見ていて胃が痛くなる。この男、一体どこまで落ちていくんだろうな。
つづく