あらすじとネタバレ
届かない声、届き始めた真実
ハン・ヨヒ会長がウクとジュノを呼んだ。そこで渡されたのが、ウクの母親キム・スヨンの日記。ウクとジュノは一瞬譲り合ったけど、結局ジュノがそれを預かることになった。
ジュノは、詐欺師のファン・ドチョルに会いに行く。なんで婚約者のチェ・ヨナのことを知ってたのか問い詰めるためだ。ドチョルは死んだ人たちが住む村で会ったと答える。もちろんジュノは信じない。そんなバカな話があるかと。
その時、ジュノのスマホが鳴る。画面にはリマインダーが表示されていた。今日が、ヨナとの結婚式の日だったって。これはキツいよな。
その頃、死者の村第3工業団地にいるヨナは、トーマスと話していた。ウクやパンソクおじさんのおかげで、ジュノがここに来ることになったと聞かされる。
ジュノは、信じられない気持ちのまま、ヨナが消えた村の近くまで来ていた。ヨナも、もしかしたら会えるかもしれないと思って村の入り口に向かう。二人はそこで再会する。もちろん、ジュノにヨナの姿は見えない。
ジュノはヨナに語りかける。ヨナはすぐ隣に座って、その言葉に一つ一つ答える。声は届かない。ジュノはたまらず泣き崩れる。その姿を見て、ヨナも一緒に涙を流す。このシーン、マジで胸が締め付けられた。
絡み合う過去の事件
パンソクおじさんは、これまで集めた死者たちの資料をジョンアに渡す。その中にウクの母親、キム・ヒョンミのファイルがあった。ジョンアは驚く。パンソクは、ウクが後から彼女が自分の母親だと知ったことを説明した。
ウクは母親のヒョンミと再会する。どうして死んだのか尋ねるけど、ヒョンミは覚えていない。
場面は変わって、ウクとパク・ヨンホたちがスヨンの事件について話し合う。27年前、ウクはスヨンの遺体のそばにスーツの男がいたのを見ていた。ヨンホの調査ではスヨンは流産したことになっていた。ウクはそれを否定する。子供は流産しておらず、どこかで生きている可能性がある。その子供の存在が、最近の連続殺人の動機かもしれない。
容疑者はヨヒ会長の側近3人。ハン・サンギル、ユ・ソンホ、イ・ドンミン。誰が犯人なのか。
ジュノはスヨンの日記を読んだ後、ウクの質屋を訪れる。壁に貼られた失踪者たちの情報を見て、少しずつウクの話を信じ始めたみたいだ。ヒョンミ、ヨンホ、スヨンの死は全部チェスン建設が絡んでる。日記にもチェスン建設の職員が出てきたらしい。名前は書かれていなかったけどな。ジュノの情報で、容疑者はサンギルとドンミンに絞られてきた。
チャンミとの別れ
警察はチャンミを殺した犯人を追っている。村では、チャンミとのお別れの時が近づいていた。彼女の遺体が見つかりそうなんだ。
チャンミは去る前に、村のみんなにバラの鉢植えをプレゼントする。一人一人に感謝を伝えて。そして、彼女の遺体が警察に発見される。チャンミの体は光に包まれて、村から消えていった。みんな悲しそうだったな。短い間だったけど、すごくいいキャラだったよ。
犯人を炙り出すための罠
ヨヒ会長の遺言が発表されてから、事件が立て続けに起きている。犯人を捕まえるため、ウクはとんでもない作戦を思いつく。自分がヨヒ会長の孫になりすまして、囮になるっていう計画だ。
ウクはヨヒ会長に協力してもらい、ジョンアに頼んで会長室に監視カメラを仕掛ける。案の定、夜中にハン・サンギルが金庫を漁りに来た。そこへイ・ドンミンが現れて、二人は遺言を巡って口論を始める。その一部始終が、カメラにバッチリ映っていた。
ウクはその映像をヨヒ会長に送る。映像を見た会長は、サンギルとドンミンに孫が見つかったと告げた。明日の株主総会で紹介すると言って、二人を揺さぶる。さあ、犯人はどう動くか。
それぞれの追跡
ウクとジュノは、サンギルとドンミンをそれぞれ尾行する。完全にバディだな、この二人。
同じ頃、ペク刑事からパンソクおじさんに朗報が入る。娘のヒョンジのカバンから、本人以外のDNAが見つかった。それは犯人のものである可能性が高い。ヒョンジがまだ生きているかもしれない。パンソクおじさんの嬉しそうな顔、こっちまで嬉しくなったよ。
そしてラスト。カン・ミョンジンという男が、過去にヒョンジを誘拐した場面を思い出していた。こいつが、ヒョンジを誘拐した犯人だったんだ。
第10話の感想
今回は、とにかくジュノとヨナのシーンに全部持っていかれたな。隣にいるのに姿は見えず、声も届かない。ジュノの悲痛な叫びと、それに応えるヨナの姿は本当に切なかった。ジュノが少しずつウクを信じ始めて、ついに協力関係になったのも胸が熱くなる展開だ。今までギクシャクしてた二人が、一つの目的に向かって動き出すのはやっぱり王道でいい。
サスペンス面も一気に加速した。ウクが囮になるっていう大胆な作戦で、犯人候補のサンギルとドンミンが面白いように揺さぶられていく。監視カメラの映像は最高の証拠になった。ヨヒ会長も一枚上手だよな。
それと、パンソクおじさんの娘ヒョンジの事件も急展開。犯人の正体がチラッと見えたことで、こっちのストーリーも目が離せなくなった。複数の事件が複雑に絡み合いながら、少しずつ真相に近づいていく。この脚本、本当によくできてる。
つづく

