パンソク、娘を思う親心につけこまれる
まず見てて辛かったのが、チャン・パンソクおじさんの話だ。娘のヒョンジに似た子がいるっていう情報を信じちまうんだよ。その情報屋に本人に間違いないって言われて、もう完全に舞い上がっちゃう。
待ち合わせ場所に相手は来ない。事故に遭ったなんて見え透いた嘘をつく。それでもパンソクは娘に会いたい一心で、先に金を振り込んじまうんだ。ウクから借りた大事な金のネックレスまで質に入れてな。
案の定、教えられた店に行っても娘はいない。写真は合成。完全に詐欺だったわけ。娘を思う親心を利用するなんて、本当にやり方が汚いよな。
でも、ここで黙ってないのが俺たちの仲間だ。パンソクから話を聞いたイ・ジョンアが、その天才的なハッキング能力で詐欺師の正体を一瞬で突き止める。ネットカフェで呑気にゲームしてる犯人を、パンソクが引きずり出して、ペク刑事が逮捕。この連携プレーは見ててスカッとしたよ。人の善意を踏みにじる奴は、こうでなくっちゃな。
ウク、母との再会と新たな謎
キム・ウクの方も、過去と向き合うことになった。彼には、母親に孤児院へ預けられた辛い記憶がある。手紙一枚で置き去りにされて、ずっと母を待ち続けた子供時代。切ないよな。
その母親、キム・ヒョンミが、なんと亡霊村にいたんだ。ウクは彼女が自分の母親だと確信してる。ただ、彼女は記憶を失っているみたいだ。ウクがいつからここに?って聞いても、曖昧な答えしか返ってこない。自分がどうして死んだのかも覚えていない。
ウクは母親の姿を遠くから見つめるだけ。話しかけたいけど、話せない。この距離感がもどかしい。彼はジョンアに、母親の身元調査を頼む。過去の事実が、今のこの状況を解き明かす鍵になるかもしれないからな。
それぞれの事件が交錯し始める
個別の事件もどんどん進んでいく。
まず、あの性犯罪者のウ・ヨソク。彼に襲われかけた女性が、ウクの説得もあって警察に自首した。その供述のおかげで、ヨソクの遺体がついに発見される。これで彼も村から去ることができた。一件落着だ。
パンソクもすごい。亡霊の一人、キム・ミオクが残した船長の目が悪魔みたいだったっていう言葉だけを手がかりに、彼女の遺体を見つけ出す。長年の経験と勘が冴えわたってる。
一方で、シン・ジュノ刑事の捜査は難航してる。恋人のチェ・ヨナは見つからない。ただ、ヨナと同じ孤児院出身者たちがチェスン建設っていう会社を調べていたことがわかる。ジュノの母親が会長を務める、あの会社だ。どうやら、ジュノの知らないところで、何か大きな闇が動いているみたいだ。
ラストシーン、衝撃の鉢合わせ
そして最後のシーンだよ。ジュノは、祖母であるハン会長が孫に遺産を譲ろうとしていると聞き、直接会いにいく。
会長の屋敷に着くと、中に入れてもらえない。その時、ジュノは見てしまう。キム・ウクが、ハン会長に向かってこう尋ねているのを。
キム・ヒョンミを覚えていますか?
ウクの母親の名前だ。ジュノの祖母と、ウクの母親。この二人に一体どんな接点があるのか。ウクとジュノ、二人の運命がここでぶつかった。物語がとんでもない方向に動き出した瞬間だった。
第5話の感想: 親子の絆が切なすぎる
今回のエピソードは、とにかく親子っていうテーマが胸に刺さったな。パンソクおじさんが娘に会いたい一心で詐欺に遭うところは、見ていて本当に腹が立った。彼の人の良さが、いつも自分を追い詰める。でも、ジョンアやペク刑事が助けてくれて、仲間がいるっていいもんだなって改めて感じたよ。
ウクと母親の関係も切ない。すぐそこにいるのに、母親は息子のことを覚えていない。ウクも複雑な気持ちで、ただ見つめることしかできない。子供の頃に捨てられた傷と、今目の前にいる母親への思いがごちゃ混ぜになって、彼の表情が全てを物語っていた。
そんな重い話の中で、ジョンアの有能っぷりが際立ってたな。彼女がいなかったら、パンソクは泣き寝入りだったかもしれない。ウクにとってもパンソクにとっても、彼女はもう欠かせない存在だ。
最後はウクとジュノが、まさかの形でニアミス。二人の因縁が、それぞれの母親を通じて繋がっていく。この展開は予想してなかった。点と点が一気に線で結ばれそうな予感がして、鳥肌が立ったよ。
つづく

