あらすじ
動き出す母親探し
ウクの母親探しが、ついに本格的に動き出した。パンソクのおじさんが、ジュンスの母親がウクの母親キム・ヒョンミだと気づいたんだ。自分みたいに娘と離れ離れになってほしくない。その一心で、パンソクはヒョンミに声をかけようとする。でもウクがそれを慌てて止めた。まだその時じゃない。ウクはそう考えてる。パンソクもその気持ちを汲んで、協力することにした。
チャンスはすぐにやってきた。ジョンアの情報で、チェソン建設のパーティーにハン会長が出席することを知る。ウクとパンソク、ジョンアの3人は記者になりすまして会場に潜入。見事、ウクはハン会長と二人きりで話す機会を作った。27年前、あなたの家の家政婦だったキム・ヒョンミが、娘さんが亡くなった数日後に死にました。ウクは単刀直入に切り出す。ハン会長は何も知らないと答えるだけ。でもウクは確信した。母さんの死は、絶対にチェソン建設が関係してるって。
ジュノの捜査、新たな角度から
外の世界では、ジュノ刑事が捜査に没頭していた。ジュノはヨナが住むあの村に、何度も足を運ぶ。ヨナは彼がどうしてここを知ってるのか不思議に思ってる。ジュノは徹夜で事件を分析してた。キム・スヨンの死は事故じゃないかもしれない。それを見たパク・ヨンホが、何かを伝えにヨナを探したんじゃないか。ジュノはヨナとヨンホの関係を疑い始めた。彼はハン会長の孫探しも追っている。殺されたナムグクたちが孫候補だった可能性を伝え、ハン会長にDNA鑑定を依頼した。
村の不穏な空気
村の中では、心が揺れ動く出来事が起きていた。ウクの母ヒョンミが、ついに息子の正体に気づく。ボムスとの会話がきっかけだった。ヨナに確認して、チェ・ウクが自分の息子キム・ウクだと知る。でも、大きな勘違いをしてしまう。ウクがこの死者の村にいる。つまり、息子も自分と同じように殺されたんだ、と。ヒョンミは天を恨んで泣き崩れた。見てるこっちが辛くなる。
その頃、ヨナは村で奇妙な家を見つける。鍵がかかっていて、中から物音がする。何か不穏なものを感じ取っていた。
ネタバレ
トーマスの秘密
ヨナが見つけたあの怪しい家。夜、彼女はトーマスの棍棒を借りて、ウクと一緒に調査に向かった。家の中には、なんと人がいた。鎖で繋がれて、監禁されている。一体誰がこんなことを。その人物が口にした言葉に、俺たちは凍りついた。トーマスに閉じ込められた。理由を聞くと、信じられない答えが返ってくる。自分は死んでいないから。え、どういうことだ?あの温厚なトーマスが、生きてる人間を監禁してたってわけか。この村の根幹が揺らぐ、とんでもない事実が明らかになった。
それぞれの探し人
パンソクおじさんの行動も切なかった。彼は警察署で、行方不明の娘ヒョンジのチラシを配っていた。その姿を見て、ジョンアは彼の過去を知ることになる。パンソクはそこで、別の発見もした。村にいた少女チャンミを探すポスターだ。失踪から1年経っても、彼女を探している人がいたんだ。パンソクからその話を聞いたウクとトーマスも驚きを隠せない。忘れられた魂が集まるこの村で、まだ誰かに想われている存在がいた。
DNA鑑定の結果
ジュノの捜査は一つの結論に達した。ハン会長に依頼していたDNA鑑定の結果が出たんだ。結果は、シロ。殺されたナムグクもミョンギュも、そしてヨナも、ハン会長の孫ではなかった。これで孫探しは完全に振り出しに戻った。ジュノの捜査は、また新たな局面を迎えることになる。
感想
いや、今回はマジで衝撃回だった。トーマス、君は何を考えてるんだ。あの優しそうなおじさんが、生きてる人間を監禁してたなんて、誰が想像する?死んでないから閉じ込めたって、理屈がもう怖い。善人だと思ってたキャラクターの裏の顔が見えた瞬間、背筋がゾッとしたよ。この村のルールって一体何なんだろうな。
一方で、ウクとお母さんのすれ違いが本当にもどかしい。お母さん、息子は生きてるよ!って画面に向かって叫びたくなった。息子が死んだと勘違いして泣き崩れる姿は、見ていて胸が張り裂けそうだった。パンソクおじさんが娘さんを探し続ける姿も、彼の深い悲しみが伝わってきてグッとくる。今回は、村の平和な日常の下に隠された闇と、それぞれの家族への想いが一気に噴出した回だった。ジュノの捜査も気になるけど、今は村の謎で頭がいっぱいだ。
つづく

