いやー、第3話、マジで息するの忘れたわ。アジンのヤバさが一段階レベルアップした回だったな。もう同情とかそういう次元じゃない。彼女が自分で地獄への扉を開けていく様を、一緒に見ていこうぜ。

第3話 ネタバレ解説

この回は、アジンの恐ろしい計画が本格的に動き出す話だ。マジで鳥肌立つから、心して読んでくれ。

アジンの新たなターゲット

アジンは街で、泥棒を取り押さえる一人の男を見かける。その姿に、何か感じるものがあったみたいだ。男の名前はチェ・ジョンホ。元野球選手で、今はカフェを経営している。

ジュンソのナレーションが入る。彼女が地獄の門を開ける直前のことだったって。その言葉通り、アジンはすぐに行動を起こす。ジョンホのカフェで、まんまとバイトの座をゲットするんだ。行動力がすごいよな。

ジュンソはアジンに、父親から離れて新しい場所を見つけろって忠告する。すごくまっとうな意見だ。でもアジンは聞く耳を持たない。定期的に金を渡して黙らせる方がマシだと言い張る。この時点で、もう二人の考え方は根本的にズレてるんだよ。

ジュンソの無力、アジンの策略

カフェで働くアジンは、その美しさですぐに有名になる。写真がネットで拡散されて、あのミリの目にも留まるくらいだ。有名になったせいで、ストーカーまで現れる。

ある夜、アジンは帰宅中にそのストーカーに後をつけられる。ジュンソが駆けつけた時、アジンは石でストーカーを殴っていた。彼女はジュンソに来るのが遅いと怒りをぶつける。私のためにどこまでできる?と問い詰めるんだ。

ジュンソは殺人以外なら何でもすると答える。アジンが探していた答えは、それじゃなかったみたいだな。彼女が去った後、ジュンソは男のために救急車を呼び、アジンが使った石を川に投げ捨てる。後始末までして、本当に優しい奴だよ。

父親とジュンソ、二人を切り捨てる

アジンは家でとんでもないものを聞いてしまう。父親のソンギュが、電話で娘を売る相談をしていたんだ。アジンが問い詰めようとすると、父親は彼女を脅し、首を絞める。首には痛々しいアザが残った。

その頃、ジュンソはソンギュが盗撮カメラを売っている現場を目撃する。ソンギュに気づかれて、二人はもみ合いの喧嘩になる。結局、二人とも警察に連行されてしまう。

ここからがアジンの本領発揮だ。彼女は警察署に現れる。ジュンソがストーカーで、首の怪我も彼につけられたと嘘の証言をするんだ。マジかよって声が出たわ。ジュンソのスマホに保存されていた、ソンギュの悪事の証拠映像もためらいなく消去する。そしてジュンソに冷たく言い放つ。あなたじゃ、うちの父親は始末できない。完璧な裏切りだ。

完璧なシナリオの完成

アジンは首のアザを利用して、ジョンホの同情を引く。ストーカーにやられたと嘘をつけば、人の良いジョンホはすぐに心配してくれる。彼はアジンを家まで送るようになる。完全に彼女のペースだ。

アパートのドアの前には、箱に入ったネズミの死骸。もちろん、これもアジンの仕込みだろう。近くに隠れていたストーカー(これもグルかもしれない)をジョンホが追いかけるけど、逃げられる。ジョンホはアジンに、護身用にと自分の野球バットを渡す。このバットが、後で最悪の凶器になる。

その夜、アジンは自分の部屋をメチャクチャに荒らす。そしてジョンホに電話して部屋が荒らされたと泣きつくんだ。ジョンホは自分の家に来るように言う。もう完全に彼女の術中だな。

アジンは父親のソンギュに8時に金を取りに来いとメッセージを送る。ジョンホに家まで送ってもらう途中、自分のアパートに寄る。そこには父親が待っていた。アジンは彼にニット帽をプレゼントして、かぶらせる。金を渡さないアジンに父親が殴りかかった瞬間、彼女はジョンホに電話をかけるんだ。

ジョンホは急いで駆けつける。そして、ソンギュと乱闘になる。最終的に、ジョンホは自分がアジンに渡したあのバットで、ソンギュの頭を殴ってしまう。

ラストシーンは本当に混乱する。ジョンホが殴った後、アジン自身もバットを振っているように見える。床にはソンギュが倒れて死んでいる。ジョンホはパニックになって階段を駆け下りていく。ちょうどその時、警察から釈放されたジュンソがアジンの家に向かって走ってくる。

場面は切り替わり、アジンが電話をしている。お父さんが血を流しているんです。その顔は、狂ったように笑っていた。

第3話 感想:アジンの狂気が加速する回

今回のエピソードは、アジンの本性が完全に剥き出しになった回だったな。彼女はもう単なる被害者じゃない。自分を不幸にした人間たちを駒として使い、自ら望む結末を作り出す脚本家であり、演出家だ。その計画性の高さと冷酷さには、正直ゾッとしたよ。

特にジュンソを切り捨てるシーンは強烈だった。自分を唯一無二に愛してくれる人間を、ためらいもなく地獄に突き落とす。彼女の中では、自分の目的を達成できない人間は不要なんだろうな。ジョンホの人の良さが見事に利用されていく過程も皮肉が効いてる。彼もまた、アジンの作り出した悲劇の被害者の一人になってしまった。

このドラマのすごいところは、主人公に全く共感できないのに、目が離せない点だ。彼女が次に誰を、どうやって破滅させるのか。その狂気の行く末を、見届けずにはいられない。この回で、物語はもう後戻りできない領域に突入した。

つづく