第8話 ネタバレ解説

祖母の死と、それぞれの思惑

物語は病院から始まる。インガンのばあちゃん、ギョンスクさんが治療を受けてる。でも、結局亡くなってしまうんだ。アジンはその場で祈ってるんだけど、ジュンソは思う。ばあちゃんが助かるように祈ってるのか。それとも、死ぬように祈ってるのかってね。ここのジュンソの視線がもう冷たい。

葬式で、アジンはインガンを健気に支える。警察にはおばあ様は猫に餌をあげていて、めまいがして階段から落ちたんですって説明した。もちろん、これは嘘。回想シーンでは、ばあちゃんがアジンにあんたが私の孫をダメにした!って怒鳴ってる場面が挟まれる。やっぱり何かあったんだよ。

そこに、アジンの父親の死に関わってたジョンホって男が現れる。インガンの兄貴がジョンホのことを調べてて、問い詰めるんだけど、ジョンホはアジンは無実だってかばうんだ。後でアジンが理由を聞くと、ジョンホは刑務所で考えたらしい。アジンの人生に、まともな大人が一人でもいたら、彼女は違ったかもしれないって。同情してるし、幸せになってほしいって本気で言ってた。ちょっと意外な展開だったな。

破滅へのカウントダウン

一方、アジンの周りはどんどんきな臭くなっていく。ジェオはソンヒを脅して、高校時代の秘密を職場にバラすぞって言って黙らせる。ジェオ、アジンのためなら手段を選ばない。マジで怖いよ、あいつ。

そんな中、アジンに映画監督から役のオファーが来る。世界的な作品になるかもしれないって、ミリは大喜び。でも、その直後にインガンがアジンに指輪を買ったって記事が出ちゃう。監督はスキャンダルを嫌って、すぐに席を立ってしまった。チャンスが一瞬で消えていく感じ。

そしてアジンは、インガンと別れることを決意する。ミリに本当に結婚したいの?って聞かれて、はっきりと別れるつもりって答えるんだ。

ジュンソはずっと悩んでる。アジンが本当にばあちゃんを殺したのか。駐車場でアジンを問い詰めるけど、アジンは彼を挑発するだけ。もし私が本当にやったとしたら、あなたはどうするの?って。この時のアジンの顔、悪女そのものだった。

インガンの悲劇とアジンの孤立

アジンはインガンの家に行って、彼に別れを告げる。ここからが本当にひどい。彼女は冷酷な本性を全部見せるんだ。あなたのおばあ様の日記、盗んだのよって。ばあちゃんがそのことに気づいたのも全部話す。インガンがおばあちゃんに何をしたんだ!って叫ぶと、アジンは冷たく真実を教えてあげただけって言い放つ。

家を出たアジンは、すぐにイム記者に電話。インガンと破局したって記事、準備しといてって。もう容赦ない。

その直後、アジンはジェオを呼び出す。でも、アジンの車を尾行する怪しい車がいることにジェオが気づく。ジェオはアジンを先に行かせて、その車の前に立ちはだかる。そしたら、別の車も現れて、男たちにボコボコにされちゃうんだ。ジェオは気絶させられた後、路上で目を覚ます。アジンからの電話に、彼は嘘をつく。パパラッチだったから大丈夫って。お前、どこまでアジンのために…。

その頃、ミリはインガンの家を訪ねてた。そこで見たのは、浴槽で手首を切って死んでるインガンの姿だった。

ついに明かされるあの日の真実

インガン自殺のニュースは一気に広まる。ジュンソはアジンの家に乗り込んできて、彼女をめちゃくちゃに非難する。お前は家族をめちゃくちゃにした!人間のかけらもない!って。アジンは静かに行きたいなら行けばいい。あなたのことは責めないとだけ言う。

世間はアジンに対して大炎上。卵を投げつけられるアジンを、なぜかソンヒが庇うんだ。ちょっと服を持っていったりしてたけど、あれは何だったんだろうな。事務所のミリも完全にアジンを見限った。イム記者と手を組んで、アジンの父親の事件を蒸し返して、彼女を完全に潰そうと動き出す。

そこに、ジソンがアジンの部屋にやってくる。そして、土下座して謝るんだ。今までごめんなさいって。でもアジンは許さない。ジソンが帰ろうとすると、アジンは狂ったように笑い出す。

そして、ついにあの日の真実が回想で明かされる。アジンはばあちゃんに日記のことを認めた。でも、インガンとばあちゃんのことは本当に大切に思ってるとも伝えた。それを聞いたばあちゃんは、アジンを許して抱きしめるんだ。もう二度とやっちゃだめよって。秘密にすることも約束してくれた。

その後、ばあちゃんは子猫に餌をあげに外に出る。アジンを呼んだその時、急にめまいを起こして階段から落ちてしまう。アジンは手を伸ばして、彼女を助けようとしていたんだ。

その頃、ジュンソはついに防犯カメラの映像を見る。そして、この真実を知る。アジンは、ばあちゃんを殺してなんかいなかった。

物語の最後、新しいキャラが出てくる。ジェオを襲わせた、いかにも権力者って感じの男。彼は部下に、アジンとジェオ、そしてジュンソの関係を調べるように命じてた。

第8話 感想

いやー、今回の8話は本当に息が詰まる回だったな。インガンの死はあまりにも衝撃的だった。純粋にアジンを愛していただけなのに、あの結末はあんまりだよ。アジンが彼を突き放した時の冷酷な顔と、その後の彼の選択を思うと、胸が締め付けられる。

でも、一番の見どころは最後の回想シーンだよね。ばあちゃん、ギョンスクさんが本当にアジンを許して、家族として受け入れようとしていた。あの瞬間、アジンは初めて誰かに受け入れられるっていう希望を持てたのかもしれない。なのに、その直後に事故が起きるなんて、運命は残酷すぎる。アジンがジソンに言った希望なんて贅沢品、私には手に入れられないっていうセリフが、心に突き刺さったよ。

ジェオの献身も異常なレベルに達してる。自分の身を挺してアジンを守る姿は、もはや愛を超えて執着に近い何かを感じる。そして、ずっとアジンを疑っていたジュンソが、ついに映像で真実を知る。彼がこれからどう動くのか。ミリやソンヒの裏切りもあって、アジンは完全に孤立無援。最後の最後で出てきた謎の権力者も不気味だし、物語はさらに混沌としてきた感じがする。

つづく