崖っぷちの女王と母の執着
物語は、ロングスター・エンターテインメントがペク・アジンとの契約を解除するところから始まります。ソ・ミリ代表は、インガンの死をアジンのせいにし、あなたの人生をめちゃくちゃにしてやるとまで言い放ちました。
でも、アジンも負けていません。彼女はあなたはインガンが10年以上も壊れかけていたのを知っていたくせに、欲のために何もしなかったと鋭く反論します。この二人の対決、最初から火花が散っていて怖いくらいですね。
一方、ジュンソはソ代表がアジンを守る気がないと知り、彼女の会社への投資を引き上げます。そんな中、ジュンソの母ファン・ジソンは追い詰められていました。彼女は透析を受けており、腎臓移植が必要な状態だったのです。
ジソンはアジンに連絡しますが、アジンはわざとジュンソにその会話を聞かせます。病気だから謝っただけという母の本性が露呈し、ジュンソはまたしても傷つくことになります。本当にこの母親、どこまでも息子を苦しめますね。
ジュンソの悲しい決断
アジン、ジュンソ、ジェオの3人は、今後の対策を話し合います。アジンは私かソ代表、どちらかが倒れるしかないと覚悟を決めていました。
その後、ジュンソは母ジソンと共に病院へ向かいます。彼は母に腎臓を提供し、借金も肩代わりすると申し出ました。ただし、条件があります。それはアジンと祖父には二度と近づかないこと。自分の体を犠牲にしてまで大切な人を守ろうとするジュンソの姿には、胸が締め付けられます。
その夜、ロングスター・エンターテインメントに警察の捜査が入りました。ソ代表は横領と収賄の容疑で逮捕されます。あっけない幕切れですが、これも誰かの計画なのでしょうか。
一方、レイナはジュンソの家を訪ね、彼が腎臓移植の話をしているのを立ち聞きしてしまいます。大事なことを相談してくれなかったことにショックを受けた彼女は、彼のもとを去っていきました。
謎の男、ムン・ドヒョクの登場
翌日、ジュンソの手術が行われている間、アジンは新しい芸能事務所ディオ・エンターテインメントから呼び出しを受けます。そこで彼女は、ハデレのCEOであり、この事務所の株主でもあるムン・ドヒョクという人物の存在を知らされました。アジンの悪意ある記事をすべて削除したのも彼だったのです。
アジンはドヒョクに会いに行き、なぜ助けてくれるのかを尋ねます。彼は君の人生を調べて苦労を知り、助けたくなったと語りますが、どこか底知れない不気味さを感じさせます。実はソ代表を追い落としたのも、彼の仕業だったのです。
炎に包まれる事務所と狂気のプロポーズ
ジュンソは順調に回復し、退院を迎えようとしていました。ジェオはジュンソを自分の事務所に呼びます。
その頃、ドヒョクは部下にジェオを狙え、だがジュンソには手を出すなと指示を出していました。さらに、ソ代表が持っていたアジンの弱みとなるファイルから、アジンの部分だけを削除して警察に提出させます。完全にアジンを囲い込もうとしていますね。
アジンはディオ・エンターテインメントと正式に契約を結びました。ドヒョクは敵を消してあげようか?と持ちかけますが、その真意は測りかねます。
そして、衝撃のラストが訪れます。ジュンソがジェオの事務所を訪ねたその時、ドヒョクの部下が仕掛けた爆弾によって、事務所が炎に包まれてしまったのです!ジェオとジュンソの安否が心配でなりません。
同時刻、ドヒョクはアジンに驚くべき提案をしていました。君と結婚して、新しい人生を始めさせてあげたい壮大な夢を語る彼に対し、アジンはただ笑い始めます。その笑いは、喜びなのか、それとも絶望なのか。不穏な空気を残したまま、第9話は幕を閉じました。
第9話の感想
まさかジェオの事務所が爆破されるなんて!あまりに急な展開に言葉を失いました。そして新キャラのムン・ドヒョク、親切な顔をして一番危険な人物かもしれません。結婚という言葉が出たときのアジンの笑い声が耳から離れませんね。彼女は彼の狂気に気づいているのでしょうか。ジュンソが無事なのかも含め、次回が気になりすぎて眠れません。
つづく


