あらすじ:スキャンダル発生!二人の逃避行が始まる

いやー、今回も色々ありすぎたな。まず冒頭、ジェウンが仮面の男に襲われる。どうやら清の商人に関係するヤツみたいだ。

その頃、イ・ガン(中身は本人、体はダリ)とダリ(中身は本人、体はイ・ガン)はいい雰囲気だった。舞い散る花びらの下で、イ・ガンがダリに顔を近づける。お、キスか!?って思ったよな。俺も思った。でも違った。ただ蜂を追い払っただけ。なんだよもう。

その夜、二人は同じ部屋で寝る。イ・ガンが布団を自分の方に引っ張ったら、ダリもくっついてきちゃった。結果、朝には二人で抱き合うみたいに絡まって寝てたわけ。

そこへ最悪のタイミングでウヒがやって来る。イ・ガンの部屋の扉をバーンと開けたら、その光景が丸見え。セドンたち女官もみんな見てしまった。これはヤバい。

二人は慌てて飛び起きた。でももう遅い。男同士が抱き合って寝てたって事実は、どう見ても男色スキャンダルだ。ウヒが狙った通り、尚宮長の姪のミグムっていう女官が噂を広めまくった。

ネタバレ:絶体絶命!イ・ガンの起死回生の一手

逃げるイ・ガン、追うハンチョル

ジェウンはウヒが噂を広めたと勘違いする。それでもう会わないなんて冷たい言葉を言ってしまう。カッとなったウヒは王も皇太子も殺して、あんたを王にしてやる!とまで言い出す始末。二人の仲がめちゃくちゃだ。

スキャンダルのせいで、イ・ガンは宮殿にいられなくなる。身を守るために故郷のポリョンへ向かうことに。王と左議政のハンチョルは、皇太子を巻き込んだ内官(イ・ガン)の捜索を始める。宮殿に残ったダリも気が気じゃない。

追われる身になったイ・ガンは、ホ氏に助けを求める。前にホ氏の娘を助けた恩があったからな。ホ氏はイ・ガンをかくまってくれる。

このヤバい状況を知ったホンナンは、ダリの両親に金を渡して逃げるように言う。自分もダリと国を出るつもりだった。でも、両親は血が繋がってなくても親だと言って、ホンナンと一緒に行くことを選んだ。泣けるじゃないか。

一方、宮殿では噂を広めたミグムが牢屋に入れられる。叔母である尚宮長は、姪を助けるためにハンチョルに慈悲を乞う。その取引材料として、ダリの正体に関する情報を提供した。ダリが亡くなった皇太子妃にそっくりだという事実を。これでハンチョルは、王の前で皇太子(ダリ)を公然と問い詰めるためのカードを手に入れた。

ジェウンのまさかのプロポーズと王の苦渋の決断

イ・ガンはジェウンの屋敷に身を寄せていた。もちろんジェウンは中身が入れ替わってるなんて知らない。だから、ダリ(の体のイ・ガン)に俺と結婚してくれとプロポーズする。そうすればダリは罪人じゃなくなるし、皇太子も復讐に集中できるっていう理屈だ。もちろんイ・ガンはダリとして、その申し出を断る。そりゃそうだろ。

その頃、王は皇太子(ダリ)と話していた。ハンチョルへの復讐を成し遂げるためには、内官(イ・ガン)を差し出すしかないと助言する。ダリの命は助けて、官奴として生かすと約束した。王も辛い立場だ。

王の言葉を聞いたダリは、ジェウンの屋敷へ向かう。イ・ガンに自首してほしいと伝えた。体を元に戻して、自分は官奴として生きるから、と。でもイ・ガンは諦めてなかった。俺に考えがあると彼女を安心させる。その直後、シンウォンがイ・ガンを見つけて宮殿に連行しようとする。だけどセドンがそれを止めて、大王大妃の助けを借りるようにイ・ガンに助言した。

大王大妃を味方につけろ!宮殿での大逆転劇

結局イ・ガンは宮殿に戻る。そして王族たちの前で、とんでもないことを言い出した。人事担当の大臣にセクハラされた、服を脱がされそうになった、と告発したんだ。皇太子(ダリ)が証人として立ち上がると、場は騒然。大臣たちが次々とお互いの罪を暴露し始める泥仕合になった。面白い展開だ。

それでもハンチョルは怯まない。ダリ(イ・ガン)に鞭打ち100回を命じる。皇太子(ダリ)は代わりに、済州島で官奴として働かせるよう命じた。ハンチョルもそれに同意する。

だけど、命令が下される寸前、大王大妃ハン氏が乗り込んできた。その者は私の配下だ!と宣言する。

回想シーンで真相がわかる。イ・ガンは以前、王妃が王を殺そうとした毒を手に入れていた。それを脅しの道具としてではなく、自分が役に立つ証拠として大王大妃に差し出したんだ。これで大王大妃を味方につけていた。頭が切れる。

つかの間の平和と、迫りくる新たな魔の手

一件落着して、ダリはシャボン玉でイ・ガンを元気づけようとする。イ・ガンは大王大妃を説得する時に皇太子はダリのことが好きだと言ったけど、今はダリにあれは本心じゃないと伝える。素直じゃないな。ダリは彼の復讐を手伝うと約束する。

ジェウンは噂を流したのがウヒじゃなかったと知って、ひどいことを言った自分を後悔する。遅いよ。

一方、ハンチョルは尚宮長から、ダリの家族の逃亡を手伝ったのがホ氏だと聞かされる。ハンチョルは昔、ホ氏に助けられた恩があるみたいだ。それでも確かめたいことがあると言って、ダリを見つけ出すよう尚宮長に命じる。

次の日、イ・ガンとダリは街でデートを楽しむ。イ・ガンは花の刺繍の靴を買って履いてみせる。ダリの体がいかに綺麗かを見せるためだ。二人は似顔絵も描いてもらう。そこでダリが、亡くなった皇太子妃がよく口にしていた言葉を偶然言ってしまう。春に散る花びらに関する言葉だ。それを聞いたイ・ガンの表情が一変する。彼はダリに冷たく宮殿へ戻るよう告げた。

一人になったイ・ガンは、仮面の男たちに薬を嗅がされて拉致される。彼が目を覚ますと、椅子に縛り付けられていた。目の前にいるのは尚宮長。ハンチョルの命令で確かめたいことがあるらしい。でも尚宮長はそれだけじゃなかった。ダリの体を妊娠できないようにする薬を、イ・ガンに無理やり飲ませようとする。

女官たちが薬を飲ませようとした時、尚宮長はイ・ガンが履いていた花の靴を火の中に投げ捨てた。その瞬間、イ・ガンはブチ切れた。怒りの力で縄を解き、反撃する。

薬で朦朧としながらも外へ出たイ・ガンは、途中で洞窟と鳥の影を見る。宮殿の敷地内で、ついにダリが彼を見つける。イ・ガンはそのままダリの肩に崩れ落ちた。

第6話の感想:ジェットコースターが止まらない!

いやもう、今回は息つく暇もなかったな。前半の男色スキャンダルから始まって、政治的な駆け引き、ウヒとジェウンの悲しいすれ違い、そして最後の拉致監禁まで、詰め込みすぎだろってくらい濃かった。特にイ・ガン(体はダリ)の活躍がすごかった。ただ逃げるだけじゃなくて、大王大妃を味方につけるっていう大胆な策で形勢逆転するなんて、さすが皇太子だ。頭脳戦が本当に面白い。一方で、ハンチョルの底知れない怖さと、尚宮長の暴走っぷりにはゾッとした。特に尚宮長、主人の命令を超えて勝手なことするなんて一番タチが悪い。イ・ガンとダリのつかの間のデートシーンが可愛かっただけに、最後の展開は心臓に悪い。早く助かってほしいけど、どうなるんだこれ。

つづく