入れ替わりの代償と深まる絆

前回、何者かに襲われ、毒の危機に瀕したダリ(中身はイ・ガン)。第7話は、倒れ込んだ彼を本物のダリ(中身は世子)が介抱するところから始まります。

目を覚ましたイ・ガンは悟りました。左議政(チャ・ウヌ演じるイ・ガンの敵対勢力)が狙っているのは、自分ではなくダリその人なのだと。もしかしたら、彼女の代わりに痛みに耐えるために、魂が入れ替わったのかもしれないそう考えたイ・ガンは、ダリを守る決意を新たにします。

一方、宮殿では大王大妃ハン氏が動き出していました。なんと、世子(姿はダリ)を側室として迎え入れようと画策し始めたのです。ダリの姿をしたイ・ガンは、大王大妃から逃げ回る羽目になります。

ジェウンの嘘と裏切り

ジェウンは、愛するウヒを守るために苦しい選択をしていました。イ・ガンの復讐計画を遅らせることで、ウヒが奴隷になるのを防ごうとしていたのです。彼はまだ『鴆(ちん)鳥』の飼い主の息子が見つからないと嘘をつきます。

しかし、その嘘はすぐにバレてしまいました。隠されていた清(シン)の少年が部屋に飛び込んできたのです。ダリ(中身は世子)は清の言葉がわかるため、ジェウンが少年を隠していたことが露見してしまいます。

イ・ガンは激怒しました。ウヒのために私を裏切ったのか信頼していた友の裏切りに、イ・ガンはジェウンを計画から外すと告げます。

迫りくる魔の手と不倫の罠

事態はさらに悪化します。尚宮(サングン)がダリの部屋を捜索し、イ・ガンが眠れない夜に書いた詩を見つけました。これをジェウンとの不倫の証拠として利用しようと企んだのです。

さらに、ダリの両親とホンナンが、変わり果てた娘(中身はイ・ガン)を心配して、清へ連れて行こうとします。ここでついに、イ・ガンとダリは家族に魂の入れ替わりの真実を打ち明けました。最初は信じられなかった家族も、二人の必死の訴えに耳を傾けます。ホンナンは、ダリの記憶喪失についてイ・ガンに話し、元の体に戻ったらすぐにダリを逃がしてほしいと頼むのでした。

絶体絶命!ムチ打ちの刑

イ・ガン(姿はダリ)とダリ(姿は世子)の間には、少しずつ特別な感情が芽生えていました。あなたの家族を持つという夢を守りたかったそう語るイ・ガンの言葉に、ダリは心を動かされます。

しかし、甘い時間は長く続きません。尚宮が現れ、ジェウンとの不倫の罪でダリ(中身はイ・ガン)を逮捕してしまったのです!これは左議政が王を動かして出した命令でした。

牢獄に入れられたイ・ガン。ダリは彼を助けるため、世子として大王大妃に直談判に行きます。あの詩は私が書いたものだと証明しようとしますが、時すでに遅し。刑場ではすでに、ダリの姿をしたイ・ガンへのムチ打ちの刑が始まっていました。

衝撃の結末!雨の中で起きた奇跡

刑場に駆けつけたダリ(姿は世子)の目に飛び込んできたのは、背中を血に染めて耐える自分の体(中身はイ・ガン)でした。

やめて!

ダリは迷わず刑場に飛び込み、イ・ガンをかばって覆いかぶさります。無慈悲にも振り下ろされたムチは、二人を同時に打ち据えました。その瞬間、二人の傷口から流れた血が雨水と混ざり合い、不思議な光を放ち始めます。

意識を失う二人。そして、次に目を覚ましたとき……。互いの顔を見合わせた二人は驚愕します。なんと、ついに元の体に戻っていたのです!

第7話の感想

ついに!やっと元に戻りましたね!ムチ打ちのシーンは見ていて本当に辛かったです。か弱いダリの体であの刑罰を受けるなんて、中身がイ・ガンだとしても酷すぎます。でも、その痛みを共有して、互いをかばい合った瞬間に魔法が解ける演出にはグッときました。ただ、ジェウンの立場がどんどん苦しくなっていますよね。ウヒを守りたい気持ちはわかるけれど、嘘はいけません。次回から、元の体に戻った二人がどう反撃するのか楽しみです!

つづく