ついに想いが通じ合った二人

第9話は、イ・ガンがダリへの想いを告白し、二人がキスをするという胸キュンなシーンから幕を開けます。

翌朝、ダリは悪夢で目を覚ましますが、そこにはイ・ガンが置いてくれた小さな傘がありました。彼女の顔に日が当たらないようにという、彼の優しい気遣いですよね。これには朝から幸せな気持ちにさせられます。

一方、朝廷では不穏な空気が漂っています。キム・ハンチョルは、前回現れたジム鳥を凶兆とし、厄払いの儀式を行うべきだと主張します。イ・ガンはこれに同意し、ウヒとの婚礼を遅らせる口実に利用しました。さすが世子様、転んでもただでは起きません。

不味いカボチャ粥と魂の入れ替わり

イ・ガンはダリへの贈り物を準備し始めます。なんと花靴を100足も注文し、チャ・ウヌに指輪を作らせるのです。

ダリもお返しにと、世子のためにカボチャ粥を作りますが、指を切って血が出てしまいます。しかも味は最悪…。それでもイ・ガンは愛の力で完食し、案の定、体調を崩してしまいました。

ここでハプニングが発生します。ダリがイ・ガンの指の治療をしようとした時、水の中で二人の血が混ざり合い、またしても魂が入れ替わってしまったのです!このタイミングで左議政がダリを呼び出しますが、中身はイ・ガン。彼は見事な機転でハンチョルをやり込めました。このシーンのスカッとする感じ、たまりませんね。

花道でのプロポーズ

ダリはついに血と水が入れ替わりの条件だと気づき、二人は元の体に戻ることに成功します。これでようやく謎が解けました。

その夜、イ・ガンはダリを特別な場所へ連れて行きます。そこには、かつて約束した通り100足の花靴が並べられ、花びらの道が続いていました。その先にある一際美しい靴の中に、指輪が隠されていたのです。世子としてではなく、一人の男としてというプロポーズ。ダリはこれを受け入れ、二人は指輪を交換し、結ばれました。映像美も相まって、涙なしには見られない名シーンでした。

月下老人の予言

一方で、二人の運命を見守る月下老人は、彼らの運命の赤い花が咲くのを見ていました。しかし、まだ小さな白い点が残っています。互いを見つけなければ、花は不完全なままだという言葉が、今後の波乱を予感させますね。

逆転劇、そして衝撃のラスト

幸せも束の間、キム・ハンチョルが動き出します。

彼は王を巻き込み、ダリをジム鳥事件の首謀者として連行しました。さらに、ダリの故郷の隣人たちを証人として連れてきます。絶体絶命のピンチです。

しかし、ダリは証人の嘘を見抜きました。相手が言った山の名前が間違っていたのです。そこにイ・ガンたちが到着します。彼らはジム鳥の洞窟から左議政の家へと続く秘密の通路を発見していました。これが決定的な証拠となり、ついにキム・ハンチョルは逮捕されます!

長年の悪事が暴かれ、ハッピーエンドかと思いきや…。ラストシーンで王が冷酷に言い放ちます。ダリを殺せと。まさかの展開に、心臓が止まるかと思いました。

第9話の感想

前半の甘いプロポーズから一転、後半の怒涛の展開に感情が追いつきません。特に、不味いお粥を無理して食べるイ・ガンの健気さには笑いつつも感動しました。魂の入れ替わり条件が判明したのは大きな進展ですね。ただ、やっと左議政を追い詰めたと思ったのに、まさか王様が最大の壁になるとは…。幸せの絶頂からどん底へ突き落とす脚本、恐るべしです。

つづく