ついに明かされた真実

物語は、ヒョンジュンがジョンシンにすべてを打ち明ける場面から始まります。

彼こそが、アプリ上の友人メロマスターだったのです。

あまりの衝撃に言葉を失うジョンシン。ヒョンジュンは彼女を家まで送り届け、預かっていた炊飯器も返しました。

一人になったジョンシンが事態を飲み込もうとしていると、ヒョンジュンからメールが届きます。騙すつもりはなかったという謝罪とともに、これからはアプリではなく、普通のメールで連絡すると書かれていました。

恥ずかしさと混乱の夜明け

ジョンシンは冷静になろうとしますが、過去にメロマスターに送ったメッセージを思い出して頭を抱えます。

あんなことやこんなこと、彼に全部話していたなんて!

恥ずかしさと恐怖で居ても立っても居られなくなった彼女は、夜通し走り続けました。そして夜明け頃、たどり着いたのはなんとヒョンジュンのマンションの前。

ヒョンジュンは彼女を部屋に入れますが、疲れ果てたジョンシンはソファで眠ってしまいます。出勤時間になっても現れないジョンシンを心配して、会社から電話がかかってきました。

とっさに電話に出たヒョンジュンは、彼女の弟ホンシンのふりをして姉は体調不良ですと嘘をつきます。このあたりのドタバタ劇、見ていてハラハラしましたね。

仕事にならない二人

目を覚ましたジョンシンは、ヒョンジュンを激しく責め立てます。

私をからかっていたの?と怒る彼女に、ヒョンジュンは感情は本物だったと必死に伝えますが、彼女の耳には届きません。

怒って部屋を飛び出したジョンシンですが、会社に行ってもヒョンジュンの顔が頭から離れません。もし彼と付き合ったらどうなるのか、ドラマチックな妄想までしてしまう始末。

一方のヒョンジュンもボロボロです。撮影現場に遅れて到着した彼は、アクションシーンでミスを連発。スタントマンに怪我をさせてしまい、スタッフの不満は爆発寸前になってしまいます。

再会とパニック、そして安らぎ

これ以上は無理だと悟ったジョンシンは、担当を変えてもらうようファヨンに頼み込みます。

そして、ヒョンジュンに電話をかけ、午後3時に会う約束をしました。

ヒョンジュンは撮影を急いで終わらせ、待ち合わせのカフェへ向かいます。彼は変装用の帽子を被らず、堂々とジョンシンの前に現れました。当然、周囲の客はトップスターの登場にざわつきます。

コーヒーを注文している最中、ファン代表から電話が入りました。なんと母親たちが撮影現場で大喧嘩をしているというのです。

席に戻ったヒョンジュンですが、周囲の視線とトラブルの報告に押しつぶされそうになり、パニック発作を起こしてしまいます。異変に気づいたジョンシンは、彼を店の外へと連れ出しました。

日差しを感じてかつてアプリで彼を励ましたときと同じ言葉をかけ、ジョンシンは自分の肩を貸します。彼女の肩に頭を預け、ヒョンジュンは少しずつ落ち着きを取り戻すのでした。

第12話の感想

アプリでの関係がバレた後の気まずさ、すごくリアルでしたね!

穴があったら入りたいというジョンシンの気持ち、痛いほどわかります。

前半の弟になりすます電話シーンでは笑わせてもらいましたが、ラストのパニック発作のシーンは胸が締め付けられました。

スターとしての重圧に苦しむ彼を、今度はアプリ越しではなく、直接肌で支えるジョンシンの優しさに涙が出そうです。

つづく