悲劇のアイドル、カン・ジュリの過去
物語は、イエロースターエンターテインメントの代表、カン・ジュリの若き日の回想から始まります。
かつてアイドルだった彼女は、足の激痛を訴えたにもかかわらず、マネージャーに無理やりステージに立たされました。
その結果、舞台装置の不備も重なって転倒。ただでさえ弱っていた足に致命的な怪我を負い、切断を余儀なくされてしまいます。夢を絶たれた彼女の心には、深い恨みと攻撃性が刻み込まれてしまったのです。
そして現在。ムジゲ運輸のメンバーは、カン代表のオフィスへの潜入を試みていました。ゴウンがハッキングに苦戦する中、ジノンが制御室からネットワークを強制起動させます。その音に気づいたカン代表が部屋を出て確認に向かう緊迫の展開に。
ドギは部屋を移動しながら身を隠し、ゴウンが照明を操作してセンサーの誤作動を装うことで、なんとかその場を切り抜けます。しかし、ドギが隠れた部屋は、以前ロミの動画が撮影された場所でした。カン代表がロミの事件にも深く関わっていることを確信し、ドギの表情が険しくなります。
まさかのセンター?ドギのキレキレダンス
翌日、ドギとマネージャーのギョンスは、アイドルグループエレメンツをデビューリハーサルへと連れて行きます。
ところが本番直前、メンバーのジアンが倒れて病院へ運ばれてしまいました。
メンバーが欠けてはリハーサルはできないと拒否するスタッフたち。
ここで信じられない光景が広がります。なんとドギがジアンの代役としてステージに立ったのです。彼は完璧に振付をコピーし、衝撃的なパフォーマンスを披露。無事にリハーサルを成功させました。これには驚きを通り越して笑ってしまいますよね。
その後、カン代表はドギへの信頼を試すため、とんでもない命令を下します。騒ぎを起こしたジアンを平手打ちしろと言うのです。絶体絶命のドギを救ったのは、会話を盗聴していたゴウンとジノンでした。店に入ってきたジノンとドギが偽の喧嘩を演じ、騒ぎを起こすことで、ドギは残酷な命令から逃れることができました。
暴かれたデビューの恐ろしい裏側
カン代表の信頼を勝ち取ったドギは、彼女の真の目的を知ることになります。
彼女は自身の失敗した過去に囚われ、高級靴を買い漁ることで心の穴を埋めていました。
そして、イ・プロデューサーとの密談で衝撃の事実が明らかになります。
イエロースターは、毎月ガールズグループをデビューさせては、彼女たちをVIP客への接待に利用する詐欺会社だったのです。夢見る少女たちを使い捨てにし、最後は風俗へと売り飛ばす極悪非道な手口。これを知ったドギは、ロミにすべてを聞かせます。真実を知ったロミは涙を流しながらも、友人を守るために復讐代行を依頼しました。
因果応報のラストステージ
復讐の幕が上がります。
カン代表はメンバーのスジョンをVIPの元へ送り込もうとしますが、ドギが輸送車に激突し、彼女を救出。
クラブでは、ジノンとギョングがスジョンに変装してVIPたちを待ち受け、ドギが鉄拳制裁を下します。
さらにゴウンは、イ・プロデューサーが生放送中の音楽番組をジャック。カン代表とイ・プロデューサーの人身売買に関する密談音声を全国に流しました。慌てたイ・プロデューサーは放送を止めようとしてスイッチを誤操作し、落下してきた照明の下敷きになって即死します。
逃げ場を失ったカン代表は屋上へ。ドギは自分の不幸を理由に、若者の夢を食い物にするなと断罪します。ドローンがその様子を生中継する中、彼女は足を滑らせて転落。ドギが手を伸ばしましたが間に合わず、彼女は帰らぬ人となりました。
後日、ロミは無事にメンバーと再会し、本当の意味でのデビューを果たします。しかしラストシーンでは、ドギの代わりにギョングが模範タクシーを運転して出動するという、不穏な空気が残るのでした。
第10話の感想
今回は感情のジェットコースターでした!
一番のハイライトは間違いなくドギのダンスシーン。あの真顔で完璧に踊る姿にはお腹を抱えて笑いました。
一方で、悪役たちの最期はあまりに壮絶。照明に潰され、屋上から転落するという因果応報が物理的に描かれていて衝撃的です。
自身の足の怪我というトラウマを、他人を傷つける理由にしてしまったカン代表の哀れさも残る、重厚なエピソードでした。
つづく

