15年前の悲劇と仕組まれた事故

物語は、ドンスが逮捕された当時の回想から始まります。刑務所から出所する1週間前、ドンスはミンホに必ず見つけ出すとメッセージを送っていました。

ミンホからの呼び出しに応じ、外へ出たドンス。しかし、そこで待っていたのは感動の再会ではありませんでした。一台のトラックが猛スピードで突っ込んできたのです。

これが、彼の記憶障害を引き起こした事故の原因でした。現在に戻り、チャン・ソンチョル代表はジヌ検事とこの件について話し合います。しかし、当時の現場にはCCTVがなく、犯人を特定する証拠は何もないという絶望的な状況でした。

怪しい友人たちとギョングの意外な才能

一方、キム・ドギはソンウクとドンヒョンの会話を盗み聞きしていました。ソンウクはドンヒョンを親友と呼びながらも、ミンホは二度と戻らないと冷たく言い放ちます。

アン・ゴウンの調査で、ソンウクが無資格で大学バスケのコーチをしていることが判明しました。ムジゲ運輸のメンバーたちは、ソンウクこそがCCTVに映っていた3人目の男だと確信します。

ドギはドンヒョンに圧力をかけるため、葬儀場にある秘密の賭博場へ向かいました。しかし、そこには隠しカメラ探知機があり、ゴウンのサポートなしでは潜入できません。ここで救世主となったのが、なんとチェ・ギョング主任でした。彼はカードゲームの達人だったのです!ドギはギョングに作戦の指揮を任せることにしました。

賭博場での心理戦とジムの秘密

翌日、ギョングはドンヒョンの隣に座り、巧みな手さばきでゲームを始めます。ドギもその場に参加しますが、ドンヒョンは急な電話で席を立ってしまいました。

ドンヒョンが向かった先はジムでした。ゴウンがインフルエンサーに変装して潜入調査を行うと、カメラのない事務室に秘密があることが分かります。どうやら事務室の裏に隠し部屋があるようです。

その頃、療養院ではドンスが過去のトラウマに苦しんでいました。彼は発作的に手首を切り、自殺を図ってしまいます。幸い一命を取り留めましたが、ソンチョル代表は彼のノートから4桁の数字の羅列を見つけました。

大勝負!ジムの所有権を奪え

その夜、ドギとギョングは再び賭博場でドンヒョンと対峙します。二人はわざと負けてドンヒョンを油断させ、最後にジムの権利書を賭けさせました。

勝利を確信していたドンヒョンでしたが、ドギが出したカードはさらに強いものでした。見事に勝利し、ジムの所有権を合法的に奪い取ったドギ。激怒したドンヒョンが襲いかかりますが、ドギは警備員ごと彼らを制圧し、鍵を手に入れます。

明らかになる八百長と残酷な真実

ドギはバスケの試合会場で、ソンウクが特定の選手(ヨンテ)を贔屓していることに気づきます。さらに、ジムの事務室に隠しカメラを仕掛け、彼らが八百長試合を仕組んでいる証拠を掴みました。

ソンチョル代表は、ドンスが書き残した4桁の数字が、あの事故を起こしたトラックのナンバープレートだと気づきます。そして回想シーンで、そのトラックから降りてきた人物がソンウクだったことが明らかになりました。

物語のラスト、とある隠し部屋が映し出されます。そこでは、違法なオンライン賭博のために、野犬たちが強制的に戦わされていました。あまりにも残酷な光景を残し、第6話は幕を閉じます。

第6話の感想

チェ・ギョング主任の意外な特技には笑ってしまいました!まさかカードの達人だったとは。一方で、ドンスの自殺未遂シーンは胸が締め付けられる思いです。過去の事故も仕組まれたものだと分かり、犯人たちへの怒りが湧いてきますね。ラストの闘犬場のシーン、あまりにも残酷で言葉を失いました。次回、ドギがどう悪党を成敗するのか楽しみです。

つづく