巨悪の帰還と17年前の悲劇
物語は海外から始まります。レスリングクラブと違法な闘犬賭博を運営する男、チョン・グァンジン。彼は残忍な試合をライブ配信し、莫大な利益を得ていました。
バレーボールの賭博サイトが閉鎖されたことを知った彼は、すぐにソンウクに連絡します。しかし、ソンウクはその時、ミンホの遺体を掘り起こしている最中でした。事態の悪化を察知したグァンジンは、自ら韓国へ向かうことを決意します。
ここで時間は17年前に遡ります。当時、ジングァン大学のコーチだったグァンジンは、ミンホ、ソンウク、ドンヒョンを指導していました。彼は高価な靴を餌に、選手たちを買収しようとします。
しかし、正義感の強いミンホはこれを拒否しました。さらに、ソンウクたちがわざと試合に負けていることを告発しようとします。焦った二人はグァンジンに報告し、悲劇の夜が訪れました。
ロッカールームでの凶行
グァンジンはミンホの父ドンスの借金をネタに脅しますが、ミンホは屈しません。その夜、ロッカールームで待ち伏せしていたグァンジンとソンウク。グァンジンはミンホの頭を強打し、ドンヒョンにも暴行を強要しました。
重傷を負いながらも逃げようとするミンホ。しかし、外で待ち構えていたグァンジンは、あろうことか車で彼を轢いてしまいます。そして、ドンヒョンにミンホの服を着せて逃走させ、捜査を撹乱しました。
グァンジンは祖母の墓のそばにミンホを埋め、完全犯罪を目論んだのです。その後、真実を探ろうとする父ドンスをもトラックで轢かせ、精神的に追い詰めて施設送りにしました。これが、チャン代表が長年ドンスを見つけられなかった理由でした。
奪われた遺骨と父への魔手
現在に戻り、ミンホの遺骨が発見されたことを知ったグァンジン。彼は口封じのため、ソンウクとドンヒョンを残酷な方法で殺害します。さらに、ミンホの遺骨が移送される車を襲撃し、遺骨を奪い去ってしまいました。
チャン代表は、ミンホが生前に激しい暴行を受けていた事実を知り、怒りに震えます。そして、最後の証人である父ドンスの身にも危険が迫っていました。
ドンスの元に現れたグァンジン。彼を連れ去ろうとしたその瞬間、ドギとチャン代表が駆けつけます。間一髪でドンスを救出することに成功しました。
黒幕の正体と決戦の舞台
ゴウンの調査により、グァンジンの祖母がジングァン大学の創設者であり、賭博資金の黒幕だったことが判明します。この巨大な悪を断つため、ドギは危険な賭けに出ました。
グァンジンが新たな賭博のファイターとしてドギに目をつけたのを利用し、敵のアジトである廃校へ潜入します。そこには数十人の敵が待ち構えていました。
模範タクシー、最後の裁き
ドギはたった一人で敵を次々となぎ倒していきます。その隙にゴウンがシステムをハッキングし、賭博ゲームを支配。さらに、ジノンとギョングが車のトランクから飛び出し、隠されたミンホの遺骨を捜索します。
ついに遺骨を見つけ出した二人からの合図を受け、ドギは最終段階へ移行しました。全ての敵を倒し、グァンジンと対峙するドギ。激しい戦いの末、グァンジンは重傷を負い、命乞いを始めます。
しかし、ドギに慈悲はありませんでした。彼はグァンジンを窓から突き落とします。落ちた先は、深く掘られた穴の中でした。
コンクリートの墓標
全身を骨折し、動けないグァンジンの上から、容赦なくコンクリートが流し込まれます。彼はそのまま生き埋めにされ、二度と外の世界を見ることはありませんでした。あまりにも残酷で、しかし相応しい最期でした。
事件が終わり、ドギはドンスを老人ホームへと送ります。その手には、取り戻したミンホの遺骨がありました。ドンスは真っ赤に染まる夕焼けを見つめます。天国の息子と一緒に眺めているかのように、静かな時が流れるのでした。
第8話の感想
今回の悪役、チョン・グァンジンの非道さには言葉を失いましたね。17年も真実を隠蔽し、被害者の父親まで追い詰めるとは。だからこそ、ドギが下した生き埋めという罰には戦慄しつつも、どこか納得してしまう自分がいました。ラストシーン、夕焼けを見つめるお父さんの姿には涙が止まりません。悲しみは消えませんが、やっとミンホが安らかに眠れることだけが救いです。
つづく

