復讐心と正義の境界線

物語は、カン・ダウィの衝撃的な告白から幕を開けます。

彼はパク・ギプムに対し、かつてユ・ジェボムへの個人的な復讐心を持っていたことを認めました。

しかし、裁判を操作しようとしたその瞬間、ユの妻が慈悲を乞う姿を見て思いとどまったのです。

自分たちを苦しめた人間と同じレベルに堕ちたくない、その一心でした。

問題は、その感情が判決に影響したかどうかですよね。ギプムはジェボム側の調査資料以外に真実があるはずだと信じ、動き出します。一方、ファン・ジュヌはダウィへの裏切られた思いと、クビになる恐怖で押しつぶされそうになっていました。それでも彼は、プロボノチームの一員として調査に同行します。

隠された工場の真実

チームは、工場火災で亡くなった実習生ミンソクの母親を訪ねました。

彼女の話は胸が痛くなるものでした。

ユ・ジェボムは金で全てをもみ消そうとしましたが、ダウィだけは彼女の声に耳を傾けていたのです。

現場に残されたカップ麺すら証拠として採用されず、さらにユは賃金を払わないために、学生たちに窃盗の濡れ衣を着せていました。

そして迎えた最終審問。工場の管理人が証言台に立ちます。ギプムは時効が成立していることを告げ、偽証罪に問われないと説得しました。すると管理人は泣き崩れ、ついに真実を語り始めたのです。

実は、ミンソクが持ち出したのは廃棄予定の不良品の紙でした。それを盗みだと決めつけたユは、再発防止のために非常口を施錠させていたのです。もし鍵がかかっていなければ、ミンソクは助かっていたはずでした。あまりに残酷な事実に、法廷は静まり返ります。

チームの解散、そして再結集

ダウィへの疑いは晴れ、告訴は取り下げられました!

本当によかったですね。

チームでの打ち上げが開かれますが、ジュヌだけは浮かない顔です。

彼は弁護士のペに嘘をついたため、解雇されると思い込んでいました。

ダウィに謝罪し、みんなに慰められるジュヌ。

特にナンヒとの距離が縮まるシーンは、張り詰めたドラマの中での癒やしでしたね。

しかし、平穏は長く続きません。ダウィはオ・ジョンインに対し、なぜ自分を助けるのか問い詰めます。シン判事とオ会長がつながっていることにも気づいていました。

その頃、オ会長は判決に不満を抱き、新たな刺客としてミョンフンを送り込みます。なんと、チャンCEOの裁判を操作したとして、ダウィに10億ウォンの損害賠償を請求してきたのです。ミョンフン自身もチャンCEOから銃を突きつけられ、絶対に勝てと脅されていました。

父と子の法廷対決

プロボノチームは解散を命じられますが、彼らの絆は切れません。

ダウィのために再び団結します。

そしてダウィは、チャンCEOこそが自分の実の父親であると確信していました。

同じくチャンの息子であるチャン・ヨンシルも、虐待の記憶に苦しみながらも、ダウィと共に戦うことを決意します。

法廷に現れたチャンCEOの威圧感は凄まじいものでした。証言台に立ったヨンシルは、父の姿を見て恐怖で凍りつきます。それでもダウィの励ましを受け、勇気を振り絞りました。彼はチャンが秘書たちに暴力を振るう映像を証拠として提出したのです。

さらにヨンシルは、実の母であるユンヒを証人として呼びました。彼女は夫の暴行を見て見ぬふりをしていた共犯者であることを認めます。涙ながらの告白に、胸が締め付けられました。

物語のラスト、ダウィはさらなる証人を召喚します。それはシン判事とオ会長でした。そして、オ会長がシン判事に無罪判決を強要している録音データを再生したのです!まさに逆転の一手。次回、巨悪との最終決戦がどうなるのか、目が離せません。

第11話の感想

今回はなんといってもヨンシルの勇気に涙しました。

恐怖の対象である父親と法廷で対峙するのは、どれほどの覚悟が必要だったでしょうか。

震える声で真実を語る姿は、間違いなく今回のMVPです。

一方で、チャンCEOの暴虐ぶりには寒気がしました。

銃まで持ち出すなんて、もはや企業のトップとは思えません。

ラストでオ会長たちの悪事を暴いたダウィの手腕はお見事!

チームの絆も深まり、最終回に向けてボルテージ最高潮です。

つづく