夫の絵と疑惑の教授

物語は、ユンスがコ・ドンウクの携帯にある自分の写真を見返すところから始まります。彼女は、自分が刑務所を出たことで誰かが焦りを感じているはずだと直感していました。

ユンスは亡き夫の絵画展へ向かいます。そこで自分の後ろ姿が描かれた絵を見つめ、以前はなかったはずの指紋がついていることに気づくのです。

会場で大学教授のジン・ヨンインに遭遇し、彼は協力を申し出ます。しかしユンスは、大学の広報映像に夫のキデとヨンインが一緒に映っているのを見て警戒心を抱き、その場を立ち去りました。

帰り際、ヨンインの妻とすれ違いますが、彼女はユンスを知っている様子。ユンスの脳裏に、これまで自分をつけ回していたフードの人物と彼女の姿が重なります。

ボクシングジムに戻ったユンスは考えを巡らせます。なぜヨンインは夫を知っていると言わなかったのでしょうか。彼が夫を殺し、ユンスに近づくためにモ・ウンの弁護士になった可能性も否定できません。

再び展示会場に戻ったユンスは、ソウォンにヨンインのことを尋ねます。過去の回想で、夫キデが電話で誰かと口論していたシーンが蘇りました。キデは盗作された絵を寄贈した法学部教授(ヨンイン)について言及しており、そのことで強いストレスを感じていたのです。

誘拐されたソプとモ・ウンの決死の脱走

その後、ユンスは告白動画を撮影し、世間に公開します。これを見たヨンインと妻のチェ・スヨンは動揺しました。スヨンは夫に、ユンスが動画で言及しているドライブレコーダーの映像を探すよう指示します。

しばらくして、ユンスのもとにコ・ドンウクからメールが届きました。なんと、娘のソプを誘拐したというのです。彼は今夜6時までに青い扉の家に来いと脅迫してきました。

一方、病院にいるモ・ウンもソプ誘拐のニュースを耳にします。ここからの彼女の行動は壮絶でした。なんと自らの傷口を切り開き、ヒヨンに正当防衛でモ・ウンに傷つけられたように見せかけるよう頼んだのです。

手術室に運ばれたモ・ウンは、麻酔科医を気絶させて薬を奪い、スタッフに変装して病院を脱出。タクシーの中で自ら傷を縫合するという、鬼気迫る執念を見せます。

青い扉の家での対決

ドンフン刑事たちはドンウクの家へ向かいますが、彼が銃を持ち出したことを知ります。ドンウクはヨンインを疑っていましたが、ここで新たな事実が判明しました。

ユンスが証拠として残したスケッチの女性、それはヨンインの妻チェ・スヨンだったのです。警察は、ユンスが動画で証拠に言及したのは、犯人をおびき出すための罠だったと気づきます。

古びた家に到着したユンス。そこには銃を構えたドンウクと、眠らされているソプがいました。ドンウクは、ユンスがセフンを殺したと信じ込まされており、ヨンインから送られた偽の証拠写真まで持っていました。

一触即発の瞬間、物音が響きます。モ・ウンの到着です。弾切れになったドンウクにモ・ウンが飛びかかり、ユンスも加勢して激しい揉み合いに。3人は2階のバルコニーから地面へと転落してしまいます。

ドンウクは気絶し、二人の女性はソプを連れてその場を離れました。近くで様子を伺っていたヨンインは、ユンスが殺されなかったことに失望して立ち去ります。

涙の別れと明かされた真実

ドンフン刑事が近づいてくるのを見たユンスは、大きな決断を下します。ソプを強く抱きしめ、最後の別れを告げたのです。すぐに戻ると約束し、ソプをドンフンに託して、彼女はモ・ウンと共に再び逃亡の道を選びました。

パッジーの手助けで町を離れた二人。車の中で、モ・ウンがついに自身の過去を語り始めます。

回想シーン。タイの道端で、蜘蛛に噛まれて苦しむ少女を見つけたソヘ(現在のモ・ウン)。彼女はその少女を助け、難民キャンプで親友になりました。その少女の名前こそがモ・ウンだったのです。

本物のモ・ウンは病に倒れ、亡くなる前にソヘに言いました。私が死んだら、私と入れ替わってと。ソヘの復讐を助けるための提案でした。

ソヘは車を燃やして偽装し、自分のパスポートを車内に残して、モ・ウンのパスポートと時計を自分のものにしました。私たちが知るモ・ウンは、実は亡き親友の名前を背負ったソヘだったのです。

真実を聞いたユンスは尋ねます。約束を守れなかった私を、なぜ助けるの?モ・ウン自身もその理由はよく分かっていません。しかし、二人の間には確かな絆が生まれていました。

ユンスは夫を殺していないという証拠を見つけるため、モ・ウンと共に新たな戦いへと車を走らせます。

第11話の感想

ついにモ・ウンの過去が明らかになりましたね!まさか彼女がソヘであり、亡き親友の名前を背負って生きていたとは…。孤独だった彼女が、ユンスのために命懸けで病院を脱走するシーンには胸が熱くなりました。そして、ソプとの別れ。ユンスの断腸の思いが伝わってきて涙なしでは見られません。真の相棒となった二人の反撃が楽しみです!

つづく