波乱の幕開けと厳しい監視生活

第4話は、重苦しい記者会見のシーンから始まります。ドンフンの上司は、裁判所がユンスの保釈を認めたことに対し、公然と異議を唱えました。

世間の批判の矛先は、担当刑事であるペク・ドンフンにも向けられます。彼は責任を感じて辞表を提出しようとしました。ところが、上司はそれを止め、別の部署で身を潜めつつ、裏で捜査を続けろと命じるのです。警察もまだ、この事件を諦めてはいません。

一方、ジョングに連れられて帰宅したユンス。家の門には、支援者たちからのメッセージがびっしりと貼られていました。少しだけ温かい気持ちになれたかもしれませんね。

しかし、現実は甘くありません。裁判所の職員であるペク・スンドクがやってきて、家中に監視カメラを設置。さらに、ユンスの足首にはGPS機能付きの電子足輪(アンクルモニター)が取り付けられました。

指定された区域を出てはいけない夜10時から朝6時までは外出禁止自由になったとはいえ、まるで鳥かごの中にいるような厳しいルールが課せられます。

つかの間の和解と約束の実行

ソプが寝静まった後、ムンジュンがユンスを訪ねてきました。彼はこれまでのことを深く詫び、俺を殴ってくれとまで言います。二人はトッポッキとビールを囲みながら、久しぶりに穏やかな時間を過ごしました。こういう何気ない日常のシーンを見ると、ホッとしますよね。

ムンジュンが帰ったあと、ユンスの表情が一変します。彼女は刑務所でモウンと交わした約束を思い出していました。そして、ある歯科医の夫婦とその息子について調べ始めます。これがモウンへの代価なのでしょうか。

翌朝、ユンスはソプをバス停まで送った足でスーパーへ向かいますが、周囲の視線は冷ややかです。通りすがりの人には写真を撮られ、好奇の目にさらされる日々。ジョングからは控訴審は3週間後だと告げられました。

その頃、刑務所の中のモウンにも動きがあります。看守に薬と新聞を頼むのですが、彼女は薬を飲まずに隠し持っていました。何かを企んでいるのは間違いありません。

不気味な手紙と消えた囚人

モウンの弁護を断る弁護士が相次ぐ中、チン・ヨンインという弁護士が名乗りを上げました。彼は貧しい人々の弁護で知られる評判の良い人物です。モウンは彼を試すような態度をとりますが、最終的に信頼し、ユンスへの手紙を託しました。

一方、ユンスは約束を果たすため、歯科医の家の前まで行き、息子を観察したり郵便受けを探ったりしています。かなり危険な行動ですよね。

翌日、弁護士のヨンインを通じて、ユンスの手元にモウンからの手紙が届きました。そこには裁判の成功を祈る言葉が綴られていましたが、それは表向きのこと。私が証言台に立つことを忘れないでという、遠回しな脅迫が含まれていたのです。

恐怖を感じ始めたユンス。悪夢にうなされて目を覚ました夜、家の外で不審な動きを察知します。フードを被った人物が、玄関のドアを開けようとしていました。

ユンスが明かりをつけると、その人物は逃げ出します。恐怖よりも衝動が勝ったのか、ユンスは家を飛び出し、その人物を追いかけ始めました。しかし、夜間外出禁止の時間です。足首のモニターがけたたましい警報音を鳴らし、警察に通報が送られてしまいます。

時を同じくして、刑務所では看守がモウンの独房を開けました。すると、なんと部屋は空っぽ。モウンの姿がどこにもありません!

ラストシーンは衝撃的です。逃げるフードの人物に追いつきそうになるユンス。その姿は、あまりにもモウンに似ていました。そして角からはパトカーが迫ってきます。ユンスは目の前の影と、迫りくる警察との間で絶体絶命のピンチを迎えるのでした。

第4話の感想

ラストの展開には鳥肌が立ちました!刑務所にいるはずのモウンが消えているなんて、一体どういうトリックを使ったのでしょうか?それとも、ユンスが見ているフードの人物は幻覚?足首のモニターが鳴り響く中での追跡劇は、心臓に悪いくらいの緊迫感でした。

ユンスが自由を手にしたようで、実はモウンという見えない鎖に繋がれている感じが怖すぎます。次回、あのフードの正体が明かされるのが待ちきれません。

つづく