ユンスの必死の隠蔽工作

物語は、誰かがセフンの遺体を撮影し、引きずっていく不穏なシーンから始まります。一方、ユンスは自転車を飛ばして家路を急いでいました。信号無視をしてトラックにぶつかりそうになりながらも、彼女には急ぐ理由があったのです。それは、保護観察官のスンドクが新しい電子足輪(アンクルブレスレット)を持ってくる前に、家に帰り着くことでした。

間一髪で帰宅したユンスは、シャワーを浴びて寝ていたふりを装ってスンドクを迎えます。電球を買いに出たときに転んで、足輪を壊してしまったユンスはそう説明しました。スンドクは勝手口からの水漏れや、電話の受話器が外れていることに違和感を覚えますが、最終的にはユンスの言葉を信じ、新しい足輪を装着して帰っていきました。彼女が去ったあと、ユンスはその夜に着ていた服を燃やし、証拠を消し去ります。

刑務所に届いた不気味な写真

翌日、刑務所のモ・ウンのもとに、ジン・ヨンインを通じて手紙が届きます。中に入っていたのは、なんとセフンの遺体の写真でした。モ・ウンはヨンインに見られる前に、その写真を破り捨て、なんと食べてしまったのです。証拠を飲み込むその姿には、鬼気迫るものがありました。

その後、モ・ウンの部屋にヒヨンという若い女の子が新しく入ってきます。外の世界では、セフンの祖父であるコ氏が警察に行方不明届を出していました。旅に出る、もう戻らないというメールがセフンから届いたものの、祖父はそれが孫の文章ではないと確信していたのです。リュ刑事とドンフンが捜査を開始すると、セフンの携帯電話の信号が街の外にあることが判明します。

暴かれる嘘とモ・ウンの過去

ドンフンはスンドクに会い、ユンスの過去3日間の行動を尋ねますが、スンドクは正式な手続きがないとして情報の開示を拒否しました。ここで回想シーンが入ります。実は、セフンの携帯からメールを送ったのはユンスでした。彼女は通りすがりのトラックに携帯を投げ込み、位置情報を偽装していたのです。

現在に戻り、ユンスは再びあの家へ向かいます。家の中には血痕が残っており、彼女がセフンの遺体を冷凍庫に隠したことが示唆されます。しかし、ユンスは気づいていませんでした。血痕の近くに、自分の髪の毛が落ちていることに。

薬を飲み込んだモ・ウン

刑務所では、モ・ウンたちがニュースでセフンの失踪を知ります。その夜、モ・ウンは集めていた薬を一気に飲み込みました。意識が朦朧とする中、新入りのヒヨンが語りかけます。モ・ウンが殺した歯医者の夫婦を知っている。あいつらが死んでよかったヒヨンの言葉を聞きながら、モ・ウンの状態は悪化し、病院へ搬送されます。

薄れゆく意識の中で、モ・ウンはソマンという少女との記憶を思い出していました。最後の記憶は、ソマンが乗った車に火を放ち、泣きながら謝罪する自分の姿でした。彼女の過去には、まだ語られていない深い闇があるようです。

病院での対峙と衝撃の真実

ニュースでモ・ウンの入院を知ったユンスは、医師に変装して病室を訪れます。二人の取引の最後の条件は、セフンがどう死んだかをユンスが報告することでした。ユンスは自分がどうやって彼を殺したかを語り始めます。

しかし、モ・ウンは疑いの目を向けました。あなたはやっていないモ・ウンが刑務所で受け取った写真と、今ユンスが見せている写真は明らかに違っていたのです。

殺せなかったユンス、死んでいるセフン

ここで真実が明かされます。実は、ユンスはセフンを刺すことができませんでした。彼女は眠っていた彼を起こし、死んだふりをして写真を撮るよう説得したのです。セフンは地下室に隠れて暮らすことに同意し、ユンスは1週間だけ時間をくれと頼んでいました。

病室でユンスは、殺せなかったけれど、彼には罪を償わせると誓います。しかし、モ・ウンはすでに知っていました。別の誰かから送られてきた写真によって、セフンが本当に死んでいることを。そして物語のラスト、祖父のコ氏が実家の地下室にある冷凍庫を開けると、そこには変わり果てたセフンの姿があったのです。

第7話の感想

まさか、ユンスが殺していなかったとは驚きでした。殺したふりの写真を撮って、セフンを逃そうとしていたんですね。ユンスの根底にある優しさが垣間見えた瞬間でしたが、結果としてセフンは本当に遺体となって発見されてしまいました。一体誰が彼を殺し、誰がモ・ウンに本物の遺体写真を送ったのでしょうか?写真を食べて証拠隠滅するモ・ウンの狂気的な演技にも圧倒されました。謎が解けるどころか、ますます深まっていく展開に目が離せません。

つづく