セフンの死と深まる謎
病院でモ・ウンと対峙したユンス。
彼女はセフンが本当に死んだのか信じられず、彼の自宅へと車を走らせます。
そこには野次馬が集まり、遺体が運び出される光景がありました。
現場にはジョングの姿もありましたが、ユンスは言葉を交わすことなくその場を去ります。
一方、家の中ではペク・ドンフンとリュ刑事が現場検証を行っていました。セフンは2年前に裁判沙汰になっていたことが判明します。被害者とその父親が自殺しているという、いわくつきの事件でした。検視の結果、死因は刺殺でしたが、その前に首を絞められていたことも分かります。
ユンスの暴走とプッジへの疑惑
動揺を隠せないユンスは、ムンジュンに愛犬ソプを預けます。
そして、彼女はプッジという人物を調べることにしました。
プッジが働くプジム・ベーカリーへ向かうユンス。
休憩に入ったプッジをスタンガンで脅し、携帯電話を奪って中身を確認します。
しかし、怪しい点は見つかりません。
プッジはモ・ウンはいい人だ。ただユンスを見守るように言われただけと必死に訴えるのでした。
明らかになる過去の悲劇
リュ刑事の捜査により、過去の事件の被害者カン・ソマンについて衝撃の事実が浮かび上がります。
ソマンには、ドイツの医学部に通っていた優秀な姉、カン・ソヘがいました。
しかし、ソヘはタイの難民キャンプで活動中に交通事故で亡くなったと記録されています。
ドンフンも独自に調査を進め、セフンの卑劣な犯行を突き止めました。セフンはソマンを酔わせて乱暴し、その様子を撮影していたのです。彼は罪を認めたものの、家族の権力を使って被害者であるソマンを悪者に仕立て上げました。さらに、復讐としてその動画を関係者全員に送信。絶望したソマンはビルの屋上から飛び降り、父親も後を追って命を絶ったのです。あまりにも残酷な過去に、胸が締め付けられます。
モ・ウンの正体、そしてユンスへの容疑
ドンフンは刑務所のモ・ウンを訪ね、すべての推理をぶつけます。
過去の裁判で、ソマンの同僚Pという人物が偽証し、セフンに有利な判決が出たこと。
そして、ドンフンは確信を持ってこう告げます。
君はモ・ウンじゃない。死んだはずの姉、カン・ソヘだ
タイの事故で死んだのは別人だったのです。
その時、リュ刑事から連絡が入ります。なんと、セフンの殺害現場からユンスの毛髪が見つかったというのです。しかし、モ・ウン(ソヘ)はユンスは殺していないと彼女を庇います。
絶体絶命のユンスと衝撃のラスト
刑務所に戻ったモ・ウンは、ヒヨンが面会室で若い男と話しているのを目撃します。
その男の視線に違和感を覚えたモ・ウン。
彼女は、ヒヨンこそがかつて偽証をしたPだと気づきます。
怒りにかられたモ・ウンはヒヨンに襲いかかり、首を絞めますが、刑務官に取り押さえられました。
一方、ユンスには警察の手が迫っていました。さらに自宅にはセフンの父であるコ氏が押し入り、襲いかかってきます。命からがら車で逃げ出したユンスですが、夜10時を過ぎたため足首の電子足輪が警告音を鳴らし始めます。ニュースでは自分が容疑者として報じられ、パトカーも迫ってくる極限状態。ユンスはコンビニでナイフを買い、自ら足輪を切断して逃亡者となりました。
刑務所では、独房に入れられたモ・ウンの目の前で、恐ろしいことが起きます。治療を受けていたヒヨンが、隙を見て長いワイヤーを首に巻き付け、手すりから飛び降りたのです。宙に浮き、苦しむヒヨンを、モ・ウンは独房からただ見つめるしかありませんでした。
第8話の感想
ついにモ・ウンの正体が復讐に燃える姉ソヘだと判明しましたね。セフンの過去の所業が胸糞悪すぎて、彼女の怒りに共感してしまいます。それにしても、ユンスが足輪を切るシーンの緊迫感はすごかったです。完全に後戻りできない道を選んでしまいました。ラストのヒヨンの自殺も衝撃的で、次回どうなるのか全く予想がつきません。
つづく

