あらすじ
陸炎(ルー・イエン)との婚礼を控え、心ときめく女頭目の于登登(ユー・ドンドン)。しかし、寨の中にはこの結婚に反対する者もいて、不穏な空気が漂います。そんな中、登登は信頼する部下・彭大海(ポン・ダーハイ)の驚くべき秘密を知ってしまうことに。一方、陸炎から贈られた簪には、彼の本当の目的が隠されていました。さらに、登登に想いを寄せる恋のライバル・顧北西(グー・ベイシー)(グー・ベイシー)も現れ、婚礼の儀式は波乱の幕開けを迎えます。二人の未来はいったいどうなるのでしょうか。
ネタバレ
いよいよ迎えた陸炎(ルー・イエン)と于登登(ユー・ドンドン)の婚礼の日! しかし、この結婚、一筋縄でいくはずがありません。今回は、驚きの秘密が明かされ、恋のライバルも乱入し、波乱万丈の展開が待ち受けていました。
婚礼の日の大騒動!大海の衝撃的な秘密
陸炎(ルー・イエン)が登登の命を守るために贈った簪(かんざし)を、愛の証と信じて疑わない登登。すっかり浮かれ気分で婚礼の準備を進めます。しかし、寨(とりで)の中には「どこの馬の骨とも知れない若造」に頭目を任せることに不満を持つ者もいて、不穏な空気が漂います。
そんな中、とんでもないハプニングが発生!花嫁衣装に袖を通した登登ですが、なんとサイズが合わずビリッ!急いで仕立て屋を呼びますが、その時そばにいた腹心の部下、彭大海(ポン・ダーハイ)に「あんたが女だったら、介添人としてそばにいてくれるのに」と何気なく愚痴をこぼします。
すると、その言葉を聞いた大海の様子が一変。おもむろに酒をあおると、苦しみ出したかと思うと…なんと、目の前で美しい女性に変身してしまったのです!
あまりの出来事に腰を抜かす登登。大海が言うには、酒を飲むと女性に変わる特異体質とのこと。以前、森で何者かに襲われたことが原因かもしれないと考えた登登は、驚きつつもこの状況を逆手に取ります。女になった大海に自分の代わりに祝杯を受けてもらおうと、ちゃっかり計画を立てるのでした。
恋のライバル登場と陸炎(ルー・イエン)の塩対応
衣装を直しに来た仕立て屋の布老板(ブーラオバン)は、この婚礼が陸炎にとっては芝居で、本気なのは登登だけだと見抜いていました。彼の「男が本気なら、女の一挙手一投足から目を離さないものさ」という言葉に、登登の胸はチクリと痛みます。
そこへ、豪華な贈り物を持って現れたのが、登登に想いを寄せる南風砦の頭目・顧北西(グー・ベイシー)(グー・ベイシー)(グー・ベイシー)です。彼は登登の気を引こうと必死ですが、登登は彼が自分の縄張りでアヘンの密輸を企んでいると疑い、まったく相手にしません。
業を煮やした顧北西(グー・ベイシー)(グー・ベイシー)は、花婿である陸炎に直接対決を挑みます。金で解決しようとし、さらには銃で脅しますが、3000年の時を生きてきた将軍・陸炎には全く通用しません。気づいた時には手足を縛られ、薪小屋に転がされる始末でした。
一方、登登は陸炎から贈られた簪が、実は他の女性のものではないかと疑心暗鬼に。育ての親である呂二(リュー・アル)に外すよう言われますが、迷った末に簪を身につけたままにすることを選びます。その瞬間、彼女の周りにまとわりついていた不気味な黒い霧がすっと消え去りました。そう、あの簪は陸炎が彼女を邪気から守るためのお守りだったのです。
そして、いよいよ婚礼の儀式がスタート。しかし、陸炎は花轎(はなこし)には乗るものの、火の盆をまたがないなど、終始非協力的な態度を貫きます。さすがの登登も堪忍袋の緒が切れ、陸炎の手をぐいっと掴み、「いい加減にしないと承知しないわよ!」と警告するのでした。
『請君~遥かなる恋人たち~』第4話の感想
今回はコメディとシリアス、そしてファンタジー要素が絶妙にミックスされた、見どころ満載のエピソードでした。特に、大海が女性に変身するシーンは衝撃的で、思わず笑ってしまいました。彼の秘密が今後どのように物語に関わってくるのか、非常に興味深いです。一方で、布老板(ブーラオバン)の言葉に揺れる登登の乙女心や、陸炎の真意を知らずに一途に想いを寄せる姿には、切なさを感じずにはいられません。陸炎の態度は、彼女を守るための不器用な優しさなのか、それとも他に目的があるのか。彼のクールな表情の裏に隠された本心が気になります。恋のライバル顧北西も登場し、物語はますます複雑に。二人の偽りの婚礼が、これからどんな真実の愛へと変わっていくのか、目が離せません。
つづく