あらすじとネタバレ
崔家の内紛、あっさり解決
いやー、崔家のあのバカ兄貴、崔璃(さいり)がまたやらかしてくれたよな。崔琳(さいりん)のことを鎮西軍と内通してる裏切り者だ!とか言って、捕まえようとするんだ。証拠もあるぞ、とか息巻いちゃってさ。もう見てられないよ、こいつ。
そこに柳承鋒がタイミングよく登場する。待ってました!崔璃(さいり)は裏切り者を捕まえましたぜみたいにドヤ顔で報告するわけ。そしたら柳承鋒が一言。その証拠、桃子(ももこ)が書いたやつだぞって。全部、軍の中にいる本当の裏切り者をおびき出すための計画だったんだよ。崔璃、完全にピエロじゃん。もちろん、こんなヤツに軍を任せてはおけない。あっさり軍権を取り上げられてたね。自業自得だ。
李嶷(りぎょく)の奇策、洛陽を捨てる
一方、李嶷(りぎょく)のほうも大変なことになってる。敵の孫靖(そんせい)が、李嶷の兄二人がいる砦の包囲を解いたんだ。兄弟同士で潰し合えって魂胆。性格悪いよな、あいつ。普通ならここで兄たちを助けるか、どうするか迷うだろ?
でも、俺たちの李嶷は格が違った。なんと、洛陽の城をはい、どうぞって兄貴たちに譲っちまうんだ。マジかよ、って声出たわ。で、その足で向かったのが峝関(どうかん)。ここが超重要拠点でさ。西長京と洛陽をつなぐ道を押さえてるんだ。ここを落とせば、西長京はもう丸裸同然になる。李嶷のやつ、とんでもない作戦を考えたもんだよ。
戦の合間のラブレター
鎮西軍と崔家軍は、それぞれ別の目的地に向かって進軍を始めた。こういう緊張感のある展開ばっかりじゃないのが、このドラマのいいところ。崔琳(さいりん)が李嶷に手紙を送るんだ。都で買った干し果物が美味しいとか、そんな他愛ない内容。李嶷はそれを読んで、めちゃくちゃ嬉しそうにしてる。こっちまでニヤニヤしちゃうよな。
李嶷もすぐに返事を書く。俺も干し果物を買った。干しアンズと一緒に食べるともっとうまいぞって。それを読んだ崔琳が、実際に試してほんとだみたいに頷いてるんだ。もう、なんなんだよこの二人!別の夜には、李嶷が桂花(キンモクセイ)を届ける。いつか一緒に見たいなっていうメッセージ付きで。崔琳は月の下でその花の香りを嗅ぐ。戦の真っ只中なのに、こういうシーンがあるからグッとくるんだよな。
絶体絶命、梁王が人質に
さて、李嶷は6日間の苦しい戦いの末、ついに峝関を攻め落とす。さすがだよな、やると言ったらやる男だ。で、また兄貴たちに手紙を送るんだ。一緒に西長京を攻めようぜって。もちろん本心じゃない。あいつらが余計な動きをして、作戦の邪魔をするのを防ぐための逆張りだよ。
案の定、兄貴たちは俺たちの力を利用する気だな!って疑って断る。単純で助かるよな。それどころか、あの崔璃と手を組もうとする始末。もう救いようがない。
そしたら、孫靖(そんせい)から最悪の脅迫状が届く。3日以内に峝関から出ていけ。さもないと、お前らの親父がいる梁王府を更地にするって。やり方が汚すぎる!しかも、この脅迫は洛陽の兄貴たちのところにも届いてた。あの二人は親孝行のつもりで、あっさり洛陽から軍を引いちゃうんだ。これで李嶷は完全に板挟み。峝関を明け渡すか、親不孝者の汚名を着るか。どっちを選んでも地獄だ。
新たな協力者たち
李嶷が頭を抱えてるところに、顧婉娘がやってくる。私が西長京へ行って、梁王様を救い出しますって。都にいる旧臣たちと連絡を取って、宮殿の人間を買収する計画らしい。めちゃくちゃ危険な任務だけど、彼女の覚悟は本物だった。李嶷は危ないからって許可しなかったけど、彼女の忠誠心にはグッときたな。
一方で、李嶷はもう一つの手を打ってた。宮中にいる蕭氏(しょうし)に密書を送ってたんだ。協力してくれっていう内容を、遠回しに伝えてる。合図は蘭の花を窓際に置くこと。蕭氏(しょうし)は李嶷の意図をちゃんと読み取った。そして、約束通り蘭を窓辺に動かすんだ。ここからどうやって逆転するのか。マジで目が離せないぜ。
今回の感想
いやー、今回も情報量がすごかったな。崔家の内輪揉めが思ったよりスッキリ片付いて、まずは一安心。柳承鋒、仕事できすぎだろ。そして何より、李嶷と崔琳の文通シーンだよ。戦の緊張感の中で、あの干し果物のやり取りは反則だって。心が温まりまくった。一方で、李嶷の戦略家としてのキレ者っぷりも全開だったな。洛陽をあっさり捨てて、最重要拠点の峝関を取りに行くっていう発想がすごい。でも、敵の孫靖も本当にいやらしい手を使ってくる。梁王を人質に取るなんて、王道中の王道の汚い手だ。兄貴たちは相変わらず何の役にも立たないし、李嶷はマジで四面楚歌の状態。そんな中で、顧婉娘の覚悟には胸が熱くなったし、最後に蕭氏との連携も始まって、反撃の狼煙が上がった感じがする。ここからどうやってこの絶体絶命の状況をひっくり返すのか、本当に楽しみになってきた。
つづく