あらすじ
営州の父が病に倒れたとの知らせを受け、崔琳(さいりん)は部隊を率いて急ぎ救援に向かう。 しかし、それは彼女を陥れるための巧妙な罠だった。道中、敵の待ち伏せに遭い、崔琳の部隊は壊滅的な被害を受け、彼女自身も深手を負ってしまう。一方、都では李嶷(りぎょく)がある大胆な策を実行に移していた。それは、人質となっている父・梁王の運命をも左右する危険な賭けだった。それぞれの場所で、命を懸けた策略と戦いが繰り広げられる。
ネタバレ
崔琳(さいりん)、まさかの罠にハマる
いやー、今回はマジでハラハラしたよ。話は、崔琳(さいりん)の親父さんが病気だっていう知らせが届くところから始まるんだ。 もちろん崔琳(さいりん)は気が気じゃない。柳承鋒(りゅう しょうほう)と一緒に、急いで助けに戻ろうとする。でも、これがとんでもない罠だった。
途中で覆面をした軍隊に待ち伏せされるんだ。こいつらの正体は、崔琳のいとこ、崔璃(さいり)の兵隊。不意を突かれた崔琳の部隊は、もうボロボロ。柳承鋒は刺されて倒れるし、彼の腹心は彼をかばって死んじゃう。そして崔琳自身も、胸に矢を受けてしまうんだ。 もうダメかと思った、その瞬間。
ヒーローは遅れてやってくる
そこに現れたのが、我らが李嶷(りぎょく)!知らせを聞いて、すっ飛んできたんだな。矢が雨のように降る中、迷わず突っ込んで崔琳を救い出す。 このシーン、マジで鳥肌立ったよ。意識がもうろうとする中で、崔琳は李嶷(りぎょく)の姿を光みたいに感じてた。何かを伝えようとするんだけど、声が出ないのがもどかしい。
陣営に戻って、すぐに治療が始まる。桃子(ももこ)が矢を抜こうとするんだけど、これがまた痛そうで見てられない。崔琳は汗と血でぐっしょり。李嶷(りぎょく)は、崔琳が舌を噛まないようにって、自分の手を彼女の口に突っ込むんだ。どんだけ優しいんだよ、お前は!
親父救出作戦、まさかの展開
その頃、都では別のドラマが進行中だった。李嶷の親父さん、梁王が孫靖(そんせい)に呼び出される。孫靖(そんせい)は、李嶷から届いた手紙を梁王の目の前に叩きつけた。その手紙には親父の命なんか知るか、俺は都を攻めて皇帝になるみたいな、とんでもないことが書いてあった。もちろんこれは、孫靖(そんせい)を油断させるための李嶷の作戦。 でも、そんなこと知らない梁王はショックで気絶。
ここからがすごい。そのドサクサに紛れて、蕭妃(しょうひ)が魏国夫人(ぎこくふじん)に嘘の情報を流す。李嶷が、あんたの親父さんの首を送ってきたぞって。ブチ切れた魏国夫人(ぎこくふじん)は、まだ気絶してる梁王のところへ行って、なんと絞め殺しちゃうんだ! え、マジで?って声出たよ。孫靖が駆けつけた時にはもう手遅れ。彼は梁王の死を隠すために、死体を郊外で燃やすように命令する。
でも、これも全部李嶷の計算通り。死体を運ぶ役人を買収して、死体をすり替えてたんだ。梁王が目を覚ますと、目の前には息子の李嶷。事情を説明されても、梁王はカンカン。自分の命を賭けに使うとは何事だ!って、息子を全く理解しようとしない。 李嶷、マジで不憫すぎる…。
不器用な優しさと、縮まる距離
親父に理解されず、落ち込む李嶷。そこに顧婉娘(こばんじょう)が現れて、梁王の看病を申し出る。でも李嶷は、親父の気難しい性格を知ってるから、彼女が傷つかないようにって断るんだ。優しいんだけど、不器用だよな。
結局、李嶷が向かったのは崔琳の部屋。彼女のベッドの横で、うたた寝しちゃう。目が覚めた崔琳は、眠っている李嶷にそっと布団をかけてあげる。このシーン、最高かよ!起きた李嶷は俺にキスでもするつもりだった?なんて軽口を叩いて、崔琳はそっぽを向く。この二人のやり取り、たまらないね。
崔琳は今回の待ち伏せに何か裏があると感じて、営州のことが心配でたまらない。でも李嶷は、今の体で無理はするな、と冷静に諭す。崔琳もそれを理解して、今は体を治すことに専念するんだ。
話の最後、李嶷は桃子(ももこ)から崔琳は薬を飲んだ後、蜂蜜を食べるって話を聞く。それを聞いた李嶷は、すぐに蜂蜜を探しに山へ向かうんだ。もう、どんだけ崔琳のことが好きなんだよ!ってツッコミながら、ニヤニヤが止まらなかったよ。
このエピソードの感想
いやー、今回はマジで情報量が多すぎた!崔琳の絶体絶命のピンチと、それを救う李嶷のヒーローっぷり。そして、まさかの展開だった梁王の救出劇。全部が全部、見どころだったな。特にグッときたのは、李嶷が実の父親に理解されない切なさと、その心の穴を埋めるかのように崔琳のそばにいるところ。策士で強い李嶷もカッコいいけど、こういう人間臭くて不器用な一面が見えるのがたまらない。あと、魏国夫人がガチで梁王を殺しにいったシーンは普通に怖かった。女の恨みってすごいな…。とにかく、二人の距離がぐっと縮まった神回だったよ。
つづく