あらすじとネタバレ

西長京、ついに動く

まず李嶷(りぎょく)の親父さんである顧丞相(こしょう)に会ったんだ。西長京を取り戻したいから、朝廷にいるあんたの古い仲間たちに声をかけてくれって、ド直球で頼み込んだわけ。顧丞相も覚悟を決めて、李嶷(りぎょく)の頼みを引き受けた。 これで、いよいよ都奪還に向けて内外から揺さぶりをかける準備が整ったんだよな。

梁王、まさかの復活宣言

李嶷(りぎょく)が頑張ってる裏で、ちょっとした事件が起きた。李嶷の兄貴たちが、親父さんの梁王をこっそり屋敷に連れ戻しちまったんだ。そしたら梁王、急に元気になっちゃってさ。孫靖(そんせい)を討って、俺が洛陽で皇帝になる!なんて言い出して、檄文を西長京中にばらまいちまったんだよ。 これには孫靖(そんせい)もブチギレ。檄文を広めたやつらを全員捕まえろって命令して、都は一気にヤバい空気になった。

婚礼に紛れて城外へ

西長京はもう孫靖(そんせい)の兵隊だらけで、李嶷と崔琳(さいりん)も大ピンチ。 そんな二人をかくまってくれたのが、前に助けたことのあるおばあちゃんだったんだ。 で、どうやってこの包囲網を抜けるかだよな。ここで崔琳(さいりん)がすごいアイデアを出すんだよ。おばあちゃんの娘さんがもうすぐ結婚するから、その花嫁と花婿になりすまして脱出しようって。 ちょっと人の娘さんの評判に関わる危ない手だけど、おばあちゃんも協力してくれて、二人は婚礼の行列に紛れて、見事に城を出ることに成功したんだ。

裏でうごめく陰謀と、ちょっとした恋のすれ違い

場面は変わって、怪我から回復した柳承鋒(りゅう しょうほう)。こいつがとんでもないことを考えてた。なんと孫靖と手を組んで、峝関を乗っ取ろうと企んでやがったんだ。マジかよ、だよな。

その頃、桃子(ももこ)のために、わざわざ果物とか木の実を用意してやったんだよ。でも謝長耳は、相変わらずの朴念仁。老鮑(おうぼう)にからかわれてもポカーンとしてて、桃子(ももこ)を怒らせて帰らせちまう。見てるこっちはおいおい!って感じだよ。

最悪の再会、そして亀裂

城を出た李嶷と崔琳(さいりん)だけど、ここからが地獄の始まりだった。逃げる途中で、ボロボロになった鎮西軍の連中と出くわしたんだ。李嶷の仲間たちが、満身創痍でさ。何があったのか聞いたら、兵士たちは口々に崔琳を指差して叫ぶんだ。崔琳が裏切ったんだ!って。崔家軍と組んで峝関を奪って、俺たちの仲間をたくさん殺した!ってさ。

李嶷はもう、頭が真っ白だよな。今までずっと一緒に戦ってきた崔琳が、仲間を殺したなんて信じられるわけがない。でも、目の前には傷ついた仲間たちがいる。崔琳は必死に私はやってないって訴えるんだ。あなたを傷つけるつもりなんて一度もなかったって。 でも、今の李嶷にはもう届かない。とうとう李嶷は、崔琳に剣を向けちまったんだよ。二人の間に、決定的な亀裂が入った瞬間だった。

第14話の感想

いやー、今回はマジで心臓に悪かったな。今までいい感じだった李嶷と崔琳の関係が、たった一つの事件で一気に崩壊していくのが見ていて本当に辛かった。李嶷の立場になれば、目の前で傷ついた仲間たちが口を揃えて裏切られたと訴えているんだから、疑ってしまう気持ちも痛いほど分かる。でも、俺は崔琳がそんなことするわけないって信じたいんだよな。きっと裏で糸を引いてるやつがいるはずだ。そう、あの柳承鋒あたりが怪しいよな。とにかく、この最悪の状況から二人がどうやって信頼を取り戻していくのか、それともこのまま離れてしまうのか。マジで目が離せない展開になってきた。

つづく