今回の『楽游原』、マジで感情のアップダウンが激しすぎて、見終わった後しばらく放心状態だったぜ。甘いシーンからの地獄。まさにジェットコースターだ。早速、何が起きたか話していくから、ついてきてくれよ。
あらすじ
李嶷(りぎょく)は、束の間の別れの前に甘い時間を過ごす。だが、その裏では不穏な動きが加速していた。崔家軍の勝利が朝廷に新たな波紋を呼び、二人の間に亀裂を生じさせる。そんな中、李嶷(りぎょく)の身近な人物に悲劇が襲いかかり、彼は怒りと悲しみの渦に叩き込まれることになる。
ネタバレ
甘い別れと不穏な約束
まず、冒頭からヤバい。柳承鋒(りゅう しょうほう)が、李崃(り らい)の屋敷に堂々と現れるんだ。俺には揭碩(けっさく)の兵がついてる。あんたに貸してやるよってな感じで。その目的はただ一つ、李嶷(りぎょく)を殺すこと。あいつ、もう隠す気ゼロだな。
その頃、李嶷と崔琳(さいりん)は別れの時を迎えてた。崔琳(さいりん)がさ、もし私がとんでもないことをしたら、嫌いになる?って聞くんだよ。もうこの時点でフラグ立ちまくりだろ。李嶷は冗談めかして返そうとするけど、崔琳の真剣な目を見てたぶん、ずっと好きだろうなって答える。ここの空気感、最高なんだよな。
で、崔琳が賭けを提案する。10数えるまで目を開けなかったら、もし敵同士になった時、私が3回手加減してあげるって。でも、数え終わる前に崔琳がキスするんだ!不意打ちすぎるだろ! しかも、今回は今までと違って、すごく切ないキスなんだよな。李嶷も負けを認めて、同じ約束をしてキスを返す。お互い、これが最後の温もりみたいに大事にしてるのが伝わってきて、胸が苦しくなったぜ。別れ際に李嶷が渡した小さな稲わらの人形が、また泣かせるんだ。
朝廷の激震、二人の亀裂
二人が甘い時間を過ごしてる間に、都ではとんでもないことが起きてた。崔家軍が白水関を破ったっていう知らせが届いて、新皇帝は大喜び。その勢いで、なんとあのクズ、李俊(リージュン)を釈放しやがった!信じられるか? 李嶷の母親が死んだ原因を作ったやつだぞ。李嶷がブチ切れるのも当然だ。
さらに、追い打ちをかけるように、朝廷で裴献(ペイ・シェン)が崔琳の父、崔倚(つい より)からの奏上を読み上げる。その内容は李嶷を皇太子にっていう推薦だった。これに多くの臣下も賛同するもんだから、話は一気に進みそうになる。でも、李嶷からしたら最悪だよな。自分の意思とは関係なく、しかも崔家の力で担ぎ上げられる形になるんだから。
この一件で、一番恐れていたことが起きる。李嶷と崔琳の間に、決定的な亀裂が入っちまうんだ。李嶷は崔琳の元に乗り込んできて、前に預けた母親の形見の珠を返せって冷たく言い放つ。崔琳も、もうどうしようもなくて珠を返す。すると李嶷は、自分が贈った簪(かんざし)を崔琳に突き返して、これで貸し借りなしだって。あんなに好き合ってた二人が、一瞬でこれだ。見てるこっちが辛すぎる。
悲劇の肉まんと暴かれた陰謀
完全に心を閉ざして引きこもる李嶷。そんな彼を心配して、顧婉娘(こばんじょう)と乳母が筍の肉まんを作ってくれるんだ。でも、ここで悲劇が起きる。お腹を空かせた乳母が、先に肉まんを一つ食べてしまう。そしたら、突然苦しみだして倒れ、死んじまうんだ。毒が入ってたんだよ。
知らせを聞いて駆けつけた李嶷は、悲しみのあまり自分もその肉まんを食べようとする。でも、そこで異変に気づくんだ。真相を突き止めるために、彼は乳母の棺を開けて検死することを決意する。
この乳母の死は、崔琳の耳にも入る。李嶷を心配するけど、会える状況じゃない。だから桃子(ももこ)に李嶷の無茶を止めてくれって伝言を頼むんだ。健気だよな、崔琳。
結局、検死の結果、犯人が判明する。やっぱり、李俊だ。あいつが乳母の息子を買収して、李嶷を毒殺しようとしたんだ。それが手違いで、乳母が死んでしまった。どこまで腐ってんだよ、あいつは。
怒りが頂点に達した李嶷は、剣を手に信王(しんおう)府へ乗り込む。震えながら命乞いする李俊。そこに裴源(はいげん)が駆けつけて、李嶷を必死に止める。李嶷も、ここで李俊を斬れば自分が罪人になることは分かってる。だから、怒りを込めて剣を投げつけるんだ。剣は李俊をわずかにかすめて、手の甲を傷つけるだけで終わった。でも、あの目は次はねえぞって言ってたな。
感想
今回はマジで感情のアップダウンが激しすぎた回だったな。前半の李嶷と崔琳の甘くて切ないキスシーンでうおお!ってなった直後に、政治的な策略で二人の仲が引き裂かれる展開。脚本家、鬼かよって本気で思ったぜ。一番の見どころは、やっぱり李嶷の怒りの演技だな。李俊が釈放された時の絶望と怒り、崔琳に別れを告げる時の冷たい表情、そして乳母を殺されて犯人が李俊だと知った時の殺意に満ちた目。彼の感情が痛いほど伝わってきて、完全に引き込まれた。
一方で、崔琳の立場も辛すぎる。父親の行動が裏目に出て、一番好きな人を傷つけてしまうなんて。それでも彼を心配し続ける姿は、本当に健気で応援したくなる。李俊のクズっぷりもここに極まれりって感じで、乳母さんが本当に気の毒でならなかった。甘いラブと、ドロドロの陰謀劇が同時に最高潮に達した、まさに神回だったと思う。
つづく