あらすじとネタバレ
望州城の陥落と崔琳(さいりん)の危機
まず、望州城がヤバい状況から始まる。郭直(かくちょく)の大軍が押し寄せて、もうどうにもならない。裴源(はいげん)は苦渋の決断で城を捨てることを選ぶ。兵力の差がデカすぎたんだ。
その頃、城の中では崔琳(さいりん)が最後の最後まで必死に戦ってた。でも、衆寡敵せず、ついに力尽きて倒れちまうんだ。見ててハラハラしたよ。
一方、崔琳の幼馴染の柳承鋒、あいつはずっと崔琳のことが好きだったんだよな。彼女の行方がわかったと聞いて、病気の体を押してでも探しに行こうとする。その一途さ、ちょっとグッとくるよな。
李嶷(りぎょく)の看病と二人の距離
で、倒れた崔琳を助けたのが、なんと李嶷(りぎょく)だ。あいつ、普段はすかしてるくせに、こういう時は頼りになる。すぐに医者を呼んで、自ら薬まで煎じて甲斐甲斐しく看病するんだ。このギャップがたまらないよな。
崔琳は高熱にうなされて、悪夢を見る。それは子供の頃、追っ手に襲われた辛い記憶。母親が自分を逃がすために、たった一人で敵に立ち向かっていく姿だ。泣き叫ぶ夢から覚めると、目の前には李嶷がいた。ぶっきらぼうだけど、一生懸命に薬を塗ってくれてる。その姿を見て、崔琳も少しずつ警戒心を解いていくんだ。
崔琳の過去と決意
月明かりの下で、二人は初めてゆっくり話す。崔琳は自分の過去を語り始めた。助けられなかった老夫婦への後悔。そして、故郷を守るために武器を取った女性たちのこと。特に、城が落ちる時、最後まで残って戦った母親の勇敢な姿。その生き様が、今の崔琳を作ってる。
母親の生き抜けという言葉を胸に、自分は生き延びて、もっと多くの人を救う。そう固く誓ってるんだ。彼女の強さの根っこが見えた瞬間だったな。
新たなミッション、并州を奪え!
旅を続ける二人だけど、世は乱れてて、流民の姿に心を痛める。鎮西軍が敗れて、望州城が再び敵の手に落ちたという知らせも入る。李嶷は黙ってるけど、その表情は険しい。
ここで李嶷が動く。崔琳に蜜餞を差し出して、一つの提案を持ちかけるんだ。それは、裏切り者の韓立(かんりつ)が支配する并州を共に奪還しないかっていう話。こいつ、やることがスマートだよな。
夫婦に変装、潜入計画スタート
并州の主、韓立(かんりつ)は狡猾な男で、裏では敵の孫靖(そんせい)とも繋がってる。水路の要所である并州と建州を押さえているから、かなり厄介な相手だ。
李嶷の計画は大胆不敵。韓立の孫の誕生祝いの宴に潜り込んで、兵を動かすための虎符を盗み出すっていうもの。無茶苦茶だけど、面白くなってきたよな。
そのために、李嶷と崔琳は夫婦を装うことになる。崔琳はとっさに妊婦のふりをして、潜入の鍵を握る乳母の徐娘子に近づくんだ。崔琳の機転と口のうまさで、あっという間に相手の信頼を勝ち取る。さらに、その孫が病気で医者を探しているっていう重要な情報をゲット。薬学の知識がある崔琳にとって、これは潜入の絶好のチャンスだ。二人のコンビプレーが光り始めたな。
第4話の感想
いやー、今回は李嶷の意外な一面にやられたよ。クールに見えて、実はめちゃくちゃ情が厚い。倒れた崔琳を放っておけなくて、慣れない手つきで看病する姿にはグッときた。ああいう不器用な優しさを見せられたら、誰だって意識するだろ。崔琳も、ただ強いだけじゃなくて、辛い過去を背負って戦ってるのがよくわかった。二人が少しずつ信頼関係を築いていく過程が、たまらなくいいんだよな。敵対したり、利用し合ったりするだけじゃない。心の距離が縮まっていくのがはっきり見えた回だった。夫婦に変装しての潜入作戦なんて、もう次の展開が気になって仕方ない。この二人のコンビ、やっぱり最高だ。
つづく