楽游原の第5話、今回も色々動きがあって目が離せなかったな。早速、君に話したくてたまらないんだ。
あらすじとネタバレ
さあ、今回の話を詳しく見ていこうか。
虎符をめぐる駆け引き、開始!
李嶷(りぎょく)のコンビ、いよいよ動き出した。今回のターゲットは、并州(へいしゅう)を治める韓立(かんりつ)がどうしても必要なんだ。二人は韓立の屋敷で開かれた宴に潜り込んだ。そして、なんと韓立の孫を誘拐するっていう大胆な作戦に出た。孫の命と引き換えに虎符をよこせ、ってわけだ。韓立もただ者じゃない。彼の謀士は、敵が李嶷(りぎょく)の軍か崔家の軍だろうとすぐに推測した。韓立は考えた末、偽物の虎符を渡してごまかすことに決めた。
作戦変更、今度は交渉だ
李嶷(りぎょく)と崔琳(さいりん)は、韓立が偽の虎符を持ってきたことを見抜いていた。だから、交換場所には現れない。代わりに屋敷で火事を起こして、韓立を陽動する作戦に切り替えた。その隙に本物の虎符を探そうとしたんだ。でも、韓立の屋敷は仕掛けだらけ。うかつに動けば命がない。二人は一旦撤退して、作戦を練り直すことにした。次の手は、崔公子の部下に成りすまして、韓立と直接交渉することだ。
まさかの勘違いで大物に!?
ここからが面白いんだ。李嶷と崔琳(さいりん)は、崔家の使者として韓立の前に現れた。韓立は、人質だった孫がいつの間にか無傷で戻ってきたことに気づく。相手の本当の狙いが虎符そのものだと確信した。彼は崔琳が、崔公子の側近で有名な錦囊女(きんのうじょ)だと気づいた。ここまでは良かった。でも、なぜか隣にいる李嶷を、崔公子本人だと盛大に勘違いしてしまったんだ!李嶷と崔琳は、一瞬あっけにとられる。でも、すぐに状況を理解して、その勘違いに乗っかることに決めた。李嶷は堂々と崔公子として振る舞う。この状況、韓立も利用しようと考えていた。彼は孫靖(そんせい)っていう男の支配から抜け出したかった。だから、目の前に現れた崔公子を切り札にしようと企んだんだ。
風呂場で急接近!盗聴を逆手に取る
二人は韓立が用意した部屋に通された。もちろん、部屋は監視されてるし、盗聴器も仕掛けられてる。李嶷と崔琳はそれに気づいて、隅々まで部屋をチェックした。すると、屋根裏から人の気配がした。その瞬間、李嶷が動いた。彼はとっさに崔琳の腰を抱き寄せた。そして、近くにあった赤い布で浴槽を覆い隠しながら、二人でその中に飛び込んだんだ。湯気と赤い布のおかげで、中の様子はまったく見えない。盗み聞きしていた連中には、二人が何をしているか分かるはずもなかった。この報告を聞いた韓立は、思わず笑ってしまう。こんな状況でイチャついてるなんて、あの崔公子は普通じゃない、と思ったらしい。最高の陽動になったわけだ。
ついに明かされる本当の名前
ようやく二人きりになれた。李嶷は、ずっと気になっていたことを崔琳に尋ねた。君の本当の名前は?崔琳は最初、ごまかそうとして阿錦(あきん)と偽名を名乗る。李嶷は、彼女が以前に妊婦のフリをしたことを持ち出してからかった。じゃあ、阿稲(あとう)とか阿枕(あちん)はどうだ?さすがに崔琳も怒って、銀の針を彼の首に突きつけた。でも、李嶷はそこで真剣な顔になった。この任務は危険だ。もし死んだら、君の名前も知らないままなのは残念だその言葉に、崔琳の心が動いた。彼女は顔をそむけながら、ぽつりと本当の名前を教えた。阿萤(あ えい)…母がつけてくれた幼名よ李嶷はその名前を優しく呼びながら、静かに眠りについた。
一方その頃…
宮殿では、別の動きがあった。蕭氏(しょうし)が、亡くなった前太子の妾だった姜氏(きょうし)の部屋を密かに訪れていた。彼女は、姜氏が身ごもっている子供の安否を気にしていた。これもまた、今後の嵐を予感させる動きだな。
第5話の感想:最高の勘違いと風呂場シーン!
今回の見どころは、なんといっても韓立の盛大な勘違いだったな。李嶷がまさかの崔公子本人に間違われる展開は、思わず笑ってしまった。その勘違いに即座に乗っかる李嶷と崔琳のコンビネーションも、息が合ってきてて見ていて気持ちがいい。二人の信頼関係が少しずつ出来上がっていく感じがたまらない。
そして、何と言っても風呂場のシーンだ!盗聴を防ぐための行動だったわけだけど、結果的に二人の距離をグッと縮めることになった。李嶷がとっさに崔琳を抱きかかえて浴槽に飛び込むなんて、アクションとロマンスが完璧に融合した瞬間だった。ドキドキしないわけがない。
最後の名前を教えるシーンは、この回のハイライトだ。今までお互いに素性を隠し、警戒し合っていた二人が、初めて本音で向き合った気がする。李嶷の真剣な言葉に、崔琳が心を許して幼名を教える場面。あれはもう、恋の始まりを確信した。策略と戦闘が続く中で、こういうラブコメ要素が絶妙に効いてくるのが、このドラマの本当にうまいところだ。
つづく