あらすじ
韓立(かんりつ)。絶体絶命の状況を打開するため、李嶷(りぎょく)は一世一代の危険な賭けに出る。緊迫した宴の席で、彼は大胆な行動を起こす。それは、実は韓立と交わした裏取引の一部だった。崔琳(さいりん)を無事に逃がすことに成功した李嶷(りぎょく)だが、自身の正体が発覚し、最大の窮地に陥る。しかし彼はその状況すら利用し、驚くべき策略を韓立に提案して新たな活路を見出そうとする。一方、陣営に戻った崔琳は、李嶷に預けた母の形見を想っていた。二人の運命が大きく動き出す。
ネタバレ
絶体絶命からの大逆転劇
いやー、今回の第6話はマジで痺れた。韓立(かんりつ)が捕まってるって、最悪の状況からスタートだ。柳承鋒(りゅう しょうほう)が助けようと軍を動かそうとする。でも、そこに孫靖(そんせい)の使いまでやって来るんだ。韓立は崔家のやつと内通してんのか!って詰められて、もう板挟み。どうにもならなくなって、韓立は李嶷(りぎょく)をみんなの前に引きずり出す。
二人は一瞬、目配せして脱出を試みる。息ピッタリだった。でも、崔琳(さいりん)の足のケガが再発して、うまくいかない。結局、宴会の席に連れていかれることになる。李嶷(りぎょく)が崔琳をひょいと横抱きにして運ぶんだ。もう、この時点でカッコよすぎだろ。
宴席は死の舞台
宴の席は、もうピリピリムード全開。崔家の使者は、男装してる崔琳を見てえ、誰?ってなってる。崔琳が目で合図して、なんとか黙らせる。一方、孫靖(そんせい)の使者は嫌味ったらしい。崔公子、都に遊びに来ないかなんて誘ってくる。
でも、俺たちの李嶷(りぎょく)はそいつをガン無視。ひたすら崔琳の足のケガを心配してる。完全に眼中になし。これに孫靖(そんせい)の使者がブチギレる。てめえ、謀反でも企んでるのか!って立ち上がるんだ。
そしたら李嶷がすっと立ち上がって、こう言った。余興に、剣舞を披露しましょうマジかよ、この状況で!崔琳がそばで琴を弾き始めて、それに合わせて李嶷が舞う。これがもう、息をのむほど美しいんだ。舞い上がった木の葉が、光の中でキラキラしてる。
みんなが見とれてる、その一瞬。李嶷の剣が閃光みたいに走った。気づいた時には、孫靖の使者の首が飛んでた。鮮血が吹き出して、宴会場はパニック。なのに、主人の韓立だけは席で微動だにしない。それどころか、面白そうに全部見てるんだ。
裏にあった取引と新たな策略
実はこれ、全部仕組まれてた。李嶷と韓立の間で、取引があったんだ。俺が孫靖の使者を殺す。その代わり、崔琳を無事に帰せってね。韓立も悪党だけど、約束は守る男らしい。崔琳は崔家の陣営に送り返されることになった。
別れ際、崔琳が李嶷に母の形見のかんざしを渡す。どうか、無事でって。もう、完全に恋が始まってるじゃんか。見てるこっちが照れるわ。
でも、李嶷の試練はまだ終わらない。崔琳が去った直後、本物の崔公子こと柳承鋒が到着。李嶷が偽物だってことがバレて、韓立は激怒。こいつを殺せ!ってなる。絶体絶命だ。
だけど、李嶷はここからが真骨頂。俺は崔琳にハメられたんだ。あいつは俺を捨て駒にしやがったと堂々と言い放つ。さらに、あんたの今の危機的状況、俺が解決する策を持ってると持ちかけるんだ。この男の胆力、マジで底が知れない。
李嶷の考えた作戦がまたエグい。裴源(はいげん)の軍と手を組んで、崔家軍を挟み撃ちにするフリをする。その上で、裴源の軍を険しい谷におびき寄せて、壊滅させるっていう二段構えの罠。これには韓立もすっかり感心しちゃって、李嶷を自分の部下にしたいとまで言い出す。完全に李嶷のペースだ。
感想
今回はマジで神回だった。アクションあり、息詰まる頭脳戦あり、そして切ないロマンスの始まりまで全部乗せ。李嶷のカッコよさが大爆発してたね。ただ腕が立つだけじゃなくて、とんでもない策略家だってことがはっきりした。崔琳を助けるためなら、敵のど真ん中に飛び込んで、そこでさらに敵を操って自分の駒にするっていう離れ業。普通じゃできないよ。崔琳も、ただ守られてるだけのお姫様じゃない。李嶷と息を合わせて戦うし、最後に形見のかんざしを託すシーンはグッときた。彼女の覚悟が見えた気がする。柳承鋒は…うん、まあ、いい人なんだけど、ちょっとタイミングが悪いかな。李嶷と崔琳の間に割って入るのは、かなり難しそうだ。この二人の関係がどうなっていくのか、そして李嶷の壮大な策略がうまくいくのか。本当に目が離せない展開になってきた。
つづく