第7話 ネタバレあらすじ
并州争奪戦、まさかの結末
崔琳(さいりん)、マジで休むことを知らない。戦場から帰ってきたかと思えば、その足で并州に攻め込んだ。并州の守備軍なんて、崔家軍の敵じゃない。あっという間に壊滅して、大将の韓立(かんりつ)は命からがら逃げ出す始末だ。 崔琳(さいりん)の狙いは、李嶷(りぎょく)の軍より先に韓立(かんりつ)を捕らえること。城門を全部閉めて、徹底的に追い詰める。もちろん、李嶷(りぎょく)側だって黙っちゃいない。老鮑(おうぼう)たちが韓立の行方を必死で追う。完全に挟み撃ちの状態だな。
新キャラ登場、そして嫉妬の嵐
そんな大混乱の并州で、一人だけ妙に落ち着いている女の子がいた。顧婉娘だ。 彼女、実はあの顧丞相(こしょう)の娘なんだけど、庶子だからか扱いが悪い。并州に嫁に出されたらしい。その彼女の部屋に、逃げてきた韓立が転がり込んでくる。助けを求めるかと思いきや、いきなり襲いかかろうとするんだから、男として最低だ。 まさにその瞬間、我らが李嶷が颯爽と登場。マジでヒーローみたいに婉娘を助け出す。 で、一番最悪のタイミングで、崔琳がその現場を目撃しちまうんだな。李嶷が婉娘を抱きかかえてるところを、バッチリ見られるわけ。
気まずい空気の中、崔琳は約束通り并州を李嶷に譲る。でも、彼女がタダで引き下がるわけない。城の中の食糧や物資、ぜーんぶキレイさっぱり運び出してた。この女、本当に抜かりがない。これには李嶷も頭にきたみたいで、二人の間にはまた険悪なムードが漂う。
場面は変わって、崔琳と柳承鋒がお茶してる。柳承鋒が、崔琳の口元についたお菓子のクズを、自分の手で優しく拭ってやるんだ。それを、たまたま李嶷が見てしまう!思わずやめろ!って、デカい声が出ちゃう。あの冷静な李嶷が、嫉妬をむき出しにするんだ。見てるこっちは、もうニヤニヤが止まらない。おまけに、崔琳がなくしたって言ってた簪が、自分の髪に刺さってることに気づく。李嶷の頭の中は、もうぐちゃぐちゃだろうな。
灯会の夜、二人の距離
夜、李嶷が一人で考え込んでいると、部屋を訪ねてくる人がいた。崔琳かと思ってウキウキでドアを開けたら、そこにいたのは顧婉娘。 彼女は助けてもらったお礼を言いに来た。そして、実家の物資を提供する代わりに、都まで一緒に連れて行ってほしいと頼み込む。李嶷は最初、規則違反だって断る。でも、彼女の必死な様子に負けて、男装して同行することを許可するんだ。
その後、民の心を落ち着かせるために、街で灯会が開かれる。李嶷は崔琳を誘って、二人で舟に乗る。夜空に浮かぶ無数の孔明灯が、すごくきれいだ。舟の上で、李嶷は子供の頃の話をする。楽游原がいかに素晴らしかったかって話を。それに合わせて、崔琳が詩を口ずさむ。でも、李嶷が思っていた詩とは違った。彼が本当に言いたかった詩を、崔琳が先回りして口にする。言葉にしなくても、お互いの考えていることが分かる。この瞬間は、本当に最高だった。
皇城の女たち
一方、皇城ではドロドロの女の戦いが始まっていた。魏国夫人(ぎこくふじん)は自分が正室気取りでいる。でも、新しい権力者の孫靖(そんせい)は、前太子妃だった蕭氏(しょうし)に夢中だ。蕭氏(しょうし)はその寵愛を笠に着て、魏国夫人(ぎこくふじん)を完全に見下している。バチバチに火花が散ってる感じだな。
第7話の感想、ぶっちゃけトーク
いやー、7話は感情のアップダウンが激しい回だったな。特に、李嶷の嫉妬が全開で、見てるこっちは最高に楽しかった。柳承鋒が崔琳の口元を拭うシーン、あれは誰だって嫉妬するだろ。李嶷が思わずやめろ!って叫ぶ気持ち、めちゃくちゃ分かる。
崔琳のしたたかさも相変わらずキレッキレだ。并州はくれてやるけど、中身(食糧)は全部いただくっていうスタイル、本当に好き。ただのお嬢様じゃないってのが、こういう行動一つでよく分かる。
新キャラの顧婉娘も、これからどう物語に絡んでくるのか気になる存在だ。か弱いだけのお姫様かと思ったら、自分の目的のためにしっかり交渉してくる。彼女の存在が、李嶷と崔琳の関係をさらにかき乱しそうで、ちょっと楽しみだ。
そして何より、最後の灯会のシーン。戦いや策略ばっかりの中で、ああいう静かで美しい時間があると本当にホッとする。お互いが言おうとした詩を察するなんて、もう心が通じ合ってる証拠だ。この二人の関係から、ますます目が離せない。
つづく