なあ、今回の15話、マジで色々動きすぎだろ。恋愛もミステリーも宮廷のドロドロも、全部一気に進んだ感じ。

あらすじ(ネタバレあり)

じゃ、早速中身に入っていこうか。ネタバレ全開だから、まだ見てない君は気をつけてくれよ。

酔った定王、ついに動く

まず、北涼(ほくりょう)から来た皇子、耶沐憬(やぼくけい)とその妹。こいつらがまあ、食えない奴らでさ。宴会で劉衍(りゅうえん)にガンガン酒を飲ませるんだよ。劉衍(りゅうえん)の体が本当に回復したのか、探りを入れてるわけ。見ててイライラするよな。

でも、俺たちの慕灼華(ぼしゃくか)はちゃんと分かってる。劉衍(りゅうえん)が飲みすぎるだろうって予測して、ちゃんと解毒薬を準備してるんだ。この気の利きよう、最高だよな。

案の定、宴会が終わる頃には劉衍はベロベロ。千鳥足で歩いてるところを、ちょうど川辺にいた慕灼華(ぼしゃくか)が見つけて駆け寄る。ここからが今回のハイライトだ。

酔った劉衍は、もう自分の気持ちを隠さない。慕灼華(ぼしゃくか)を引き寄せて、まっすぐにキスをするんだよ!やっとか!ってテレビの前で叫んだね、俺は。慕灼華も驚きと喜びが混じった顔しててさ。こっちまでドキドキしたよ。

その後、我に返った慕灼華は執剣(しゅうけん)に劉衍を任せて、ウサギみたいに逃げちゃうんだ。でも、劉衍の体の傷を思い出して、わざわざ戻ってきて薬を渡す。このツンデレというか、健気さがたまらない。

そして翌朝。劉衍は昨夜の記憶が曖昧なんだ。これには慕灼華もがっかりだよな。忘れたなら、それでいいって呟くのが切なすぎる。こっちは全部見てるんだぞって言ってやりたい。

記憶を失くした将軍

もう一つの大きな動きは、あの口のきけない奴隷、唖奴(あど)公主を物陰からじっと見てるんだよ。ちょっと不気味だけど、何か理由があるんだろうなって思ってた。

そしたら、子供に石をぶつけられて怪我をしちゃう。それを見つけた劉皎(りゅうきょう)が、彼を済善堂(せいぜんどう)っていう施設に連れて行って手当てするんだ。優しいよな、公主は。

その済善堂(せいぜんどう)の壁に、一枚の肖像画が飾ってあった。それは公主の亡き夫、駙馬(ふま)の薛笑棠(せつしょうどう)の絵。その絵を見た唖奴の顔色が変わる。彼は、自分がその薛将軍本人だってことに気づいたんだ。記憶喪失だったってことか。これは物語の核心に迫るデカい謎だよ。

姫を賭けた男たちの戦い

宮廷も穏やかじゃない。北涼(ほくりょう)の皇子・耶沐憬が、和平の条件として劉皎(りゅうきょう)との結婚を要求してきた。ふざけるなよって話だ。劉衍も当然ブチギレて、公主を差し出すくらいなら、もう一度戦争だって啖呵を切る。かっこいいぜ、定王。

でも、太后(たいこう)は国のために犠牲になれって公主に迫るんだ。公主も覚悟を決めた表情で、それを受け入れようとする。国のための犠牲って、言うのは簡単だけど、本人はたまったもんじゃないよな。

この状況を黙って見ていられない男がもう一人いた。沈驚鴻(しんきょうこう)だ。彼は耶沐憬の南宸(なんしん)に真の男はいないっていう挑発に乗って、弓の勝負を挑む。しかも、目隠しで的のど真ん中を射抜くっていう神業を見せつけるんだ。これで耶沐憬も黙るかと思いきや、引き分けだとか言い出す始末。往生際が悪い!でも、沈驚鴻(しんきょうこう)の株は爆上がりだよ。彼はただの秀才じゃない。やる時はやる男だ。

感想

いやあ、濃い回だったな。まず、劉衍と慕灼華のキスシーン。ついに来たかって感じで、こっちが照れるくらいだった。でも、劉衍が覚えてないっていうのが、またうまい脚本だよな。このもどかしい感じが、二人の関係をさらに面白くする。慕灼華が夜、劉衍のことを考えて眠れずに男も紅顔の禍水(国を傾けるほどの美男子)だって呟くシーン、最高にリアルで好きだ。

それから、唖奴の正体判明。彼が死んだはずの駙馬だったなんて、誰が予想した?劉皎との関係がどうなっていくのか、過去に何があったのか、一気にミステリーが深まった。彼は敵なのか、味方なのか。目が離せない存在になったな。

最後に、沈驚鴻(しんきょうこう)。いつもは冷静な彼が、公主のために立ち上がった姿にはグッときた。慕灼華を巡る恋のライバルってだけじゃなくて、国を思う熱い心を持った男なんだってことがよく分かった。彼の行動が、今後の政略結婚の話にどう影響するのか。とにかく、今回は恋愛、サスペンス、宮廷闘争の全部の要素がレベルアップした神回だったと思う。

つづく