灼灼風流 第23話 あらすじとネタバレ
新入りからの逆襲?
いやー、今回も孫紜紜(そんうんうん)がやってくれたよ。慕灼華(ぼしゃくか)は、ついに孫紜紜(そんうんうん)が自分のお茶に下剤を入れた証拠を掴んだんだ。それでもうやめてくれない?もし次やったら、こっちも黙ってないからって釘を刺した。仕事に影響が出たら本気で怒るぞってね。
そしたら、見てたのかよってタイミングで皇太后(たいこう)が登場。孫紜紜(そんうんうん)は一瞬で悲劇のヒロインに早変わり。泣きそうな顔で、いじめられてますってアピールするんだ。皇太后(たいこう)はそれを見て、すっかり騙されちゃった。新人をいじめるなんて!って慕灼華(ぼしゃくか)を叱って、罰として1時間ひざまずくように命じる。うーん、女の戦いって面倒くさい!
薬とすれ違う心
この話は、もちろん劉衍(りゅうえん)の耳にも入る。執剣(しゅうけん)からの報告を聞いて、すぐに薬を持って行けって指示するんだ。優しいじゃないか。
でも、ここからがもどかしい。ひざまずいてる慕灼華(ぼしゃくか)のところに、また孫紜紜がやってきて嫌味を言うんだよ。私と劉衍(りゅうえん)様こそお似合いなのよって。それを聞いた慕灼華は、つい強がっちゃう。彼が誰と結婚しようが、私には関係ないって言っちゃったんだ。
最悪なことに、その言葉を薬を持ってきた劉衍(りゅうえん)本人が聞いちゃう。カチンときた劉衍は、怒ってその場を去る。でも、結局は李(リー)大人に頼んで薬を届けさせるんだ。素直じゃないんだから。慕灼華は、それが劉衍からのものだなんて知らない。こんなに使いきれないので、余ったらお返ししますなんて言ってる。ああ、もう、じれったい!
じわじわくる嫉妬
劉衍のやつ、結構根に持つタイプみたいだ。次の日から、慕灼華の仕事だった戸部への書類届けを、全部孫紜紜にやらせるようにしたんだ。完全に公私混同。大人げないぞ、王爺。
慕灼華は、自分の仕事がなくなって呆然とする。おまけに、雨の日に孫紜紜が劉衍に傘をさしてあげてる仲睦まじい姿まで見ちゃう。さすがにこれは堪えるよな。家に帰っても元気がない慕灼華を見て、親友の郭巨力(かくきょりき)が心配する。
慕灼華は郭巨力(かくきょりき)に聞いてみるんだ。もし、いつもお菓子をくれる執墨(しゅうぼく)が、急に別の子にあげ始めたら悲しくない?って。この質問が出た時点で、もう答えは出てるようなもんだよな。彼女は、自分が劉衍のことをどうでもよくなんかないって、やっと自覚したんだ。
乞巧節の夜、ついに…
追い打ちをかけるように、皇子たちが皇太后様が劉衍様と孫紜紜様の結婚を許したらしいって噂話をしてるのを聞いてしまう。慕灼華はもう、魂が抜けたみたいになっちゃう。
その夜は乞巧節(きっこうせつ)。日本でいう七夕みたいな祭りだね。郭巨力(かくきょりき)に無理やり連れ出された街で、慕灼華は劉衍と孫紜紜が一緒にいるのを見てしまう。彼女は一人になって、孔明灯(空に飛ばすランタン)を上げるんだ。この灯りで、劉衍を好きだった気持ちを終わりにしようって。
切ない!切なすぎるだろ!そうやって気持ちに整理をつけようとした瞬間、真後ろに劉衍本人が立ってるんだ。ドラマの神様、仕事しすぎ!
もう逃げられない。慕灼華は観念して、自分の気持ちを認めた。あなたのことが好きですって。でも、すぐに孫紜紜さんならあなたの力になれる。私たちは釣り合わないって壁を作る。まったく、面倒くさい性格してるよな。
すると劉衍は、皇太后からの縁談は断ったって言うんだ。結婚する気なんてない、と。そして、慕灼華に約束を提案する。俺は娶らない。君は嫁がない。それでずっと、お互いのそばにいようって。結婚じゃない。でも、ただの友達でもない。二人は、すごく切なくて、でも強い絆で結ばれる約束を交わしたんだ。
感想
いやー、今回は本当に胸が締め付けられる回だったな。お互い好きなのに、プライドとか立場とかが邪魔して全然素直になれない。このもどかしさが、見てるこっちの心をえぐってくるんだよ。特に劉衍が嫉妬して、慕灼華を仕事から外すところなんて王爺、それはダメだろ!ってテレビにツッコミ入れたくなった。子供かよって。でも、それだけ慕灼華のことが気になってるってことなんだよな。
そして最後の孔明灯のシーンからの告白。もう最高だった。自分の気持ちに蓋をしようとした瞬間に、好きな相手が目の前に現れるなんて、どんな少女漫画だよ。でも、そこからの好きです。でも、さようならみたいな慕灼華の態度がまた切ない。そんな彼女に結婚はしない。でも、そばにいるって約束をする劉衍が、めちゃくちゃカッコよかった。結婚っていう形にこだわらない、新しい関係性の始まり。これはこれで、すごく深い愛の形なんじゃないかな。
つづく