ネタバレ、感想
窮地、そしてまさかの大逆転
いやー、今回の冒頭はヒヤヒヤしたよ。劉衍(りゅうえん)のキスシーンを目撃した孫紜紜(そんうんうん)。案の定、速攻で太后(たいこう)にチクりに行った。内容は、もちろん慕灼華(ぼしゃくか)の戸籍詐称の件。終わった…って誰もが思ったはず。
慕灼華(ぼしゃくか)の前に引き出されて、もう覚悟を決めてひざまずく。処罰が下される、その瞬間!まさかの皇帝・劉俱(りゅうきょ)がダブルで登場。タイミング良すぎだろ!
孫紜紜(そんうんうん)はここぞとばかりに皇帝たちにも告げ口する。でも、劉衍(りゅうえん)は冷静に慕灼華をかばう。驚いたのは、皇帝が全部知ってたこと。というか、劉衍が前もって報告済みだった。皇帝は慕灼華の才能をめちゃくちゃ高く評価してたんだよね。江南の災害救助に行かせたのも、彼女を試すためのテストだったわけ。お前は未来の皇帝の右腕になる人材だって、最高の褒め言葉じゃないか。
結局、お偉方に告げ口した孫紜紜(そんうんうん)が筋が違うってことでクビ。観政の職を解かれて、お嬢様に出戻り決定。この展開はマジでスカッとした!
職場恋愛は隠せない?
一件落着したけど、慕灼華の周りは相変わらず騒がしい。戸部の前で孫紜紜にまた絡まれる。女が男ばっかりの職場で働くなんて、はしたない!だって。でも、今の慕灼華は強い。私にとっては仕事が一番ですと一蹴。かっこいい。
そこに劉衍がやってくる。口では俺の入る隙もないってかなんて言いながら、慕灼華のほっぺを優しくつねる。それを上司の李(リー)大人に見られちゃうんだな。もう職場恋愛、バレバレだよ。
劉衍は江南の蝗害対策で、わざと戸部に無理難題をふっかける。誰もまともな答えを出せない中、李(リー)大人は慕灼華に最後の望みを託す。慕灼華が劉衍のところへ行くと、彼は待ってましたとばかりにニヤリ。彼女の意見に満足して、そのまま二人で仲良くお食事。完全に公私混同だけど、見てるこっちは楽しいからOK。
迷惑な求婚者と劉衍の(ちょっとやりすぎな)撃退法
戸部に新しく文大人っていう観政が来た。こいつがまた、慕灼華に一目惚れして、しつこく結婚を迫ってくる。慕灼華は国に尽くしたいのでって断るけど、全然諦めない。マジでしつこい男は嫌われるって、誰か教えてやれよ。
困ってる慕灼華を見かねた劉衍が一肌脱ぐ。彼が提案した作戦が、かなり大胆。俺がお前のことを皆の前でボロクソに叱りつける。そうすれば、俺に逆らってまでお前を欲しがる奴はいなくなるだろ?いや、その発想はなかった。
作戦は見事に成功。劉衍に罵倒される慕灼華を見て、文大人は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。一件落着かと思いきや、新たな問題が発生する。事情を知らない劉琛(りゅうしん)が、慕灼華をいじめるな、と劉衍に抗議しに来たんだ。優しいけど、ちょっとタイミングが悪い。
劉衍は、劉琛(りゅうしん)が慕灼華に気があることを見抜いてる。だから、お前に彼女はふさわしくないとやんわり釘を刺す。王族の結婚は家柄がすべて。劉琛(りゅうしん)もそれは分かってるから、切ないよね。
話の最後に、劉琛は慕灼華に会いに戸部へ行く。でも、彼女は沈驚鴻(しんきょうこう)と食事に出かけた後だった。劉衍、劉琛、そして沈驚鴻(しんきょうこう)。恋の四角関係が、いよいよ本格化してきた感じだ。
このエピソードの感想
今回のエピソードは、劉衍の彼氏力が爆発してたね。慕灼華がピンチの時には必ず現れるし、彼女に言い寄る男は全力で排除する。やり方はちょっと強引だけど、それも全部愛情の裏返し。公私混同でわざと戸部に課題を出して、慕灼華と二人きりの時間を作っちゃうあたり、策士で最高だよ。
皇帝が慕灼華の最大の理解者だったっていうのも、すごく良かった。これで彼女の立場は安泰。目の上のたんこぶだった孫紜紜も自滅してくれて、見ていて本当に気持ちが良かった。
ただ、劉琛の恋は切ないな。身分っていうどうにもならない壁があって、慕灼華への気持ちを伝えることすらできない。彼が最後に、慕灼華が沈驚鴻(しんきょうこう)と食事に行ったと聞かされた時の顔を思うと、胸が痛むよ。これから彼の恋心がどう物語に影響していくのか、目が離せない。劉衍との静かな火花も面白いし、恋のライバルが増えてきて、ますます面白くなってきた。
つづく