あらすじ
ファン・シエンとワン・チーニエンは司理理(スー・リーリー)を追跡するが、山賊に扮した北斉のスパイという彼女の罠にはまる。しかし、鑑査院の精鋭部隊「黒騎」が現れて介入し、司理理は捕縛される。ファン・シエンは、道中の妨害や政治的な駆け引きをかわしながら司理理を都へ護送するが、尋問は鑑査院に引き継がれる。彼はイエ・リンアルの不審な事故から、牛欄街暗殺事件の背後にいる強力な黒幕の存在に気づき始める。
ネタバレ
やあ、みんな!『慶(けい)帝余年』の時間がやってきたよ!今回もファン・シエン(范閑(ファン・シエン)がやってくれたね!第16話、もう目が離せない展開だった!
前回、ファン・シエンは店の料理に毒が盛られてるかもって疑ってたんだけど、案の定!店の小二が慌てて駆け込んできて、「向かいの部屋のお姉さん(司理理(スー・リーリー)が料理を覗き見してた」って!それを聞いた途端、死んだふりしてたワン・チーニエン(王啓年(ワン・チーニニン)がムクッと起き上がってダッシュ!でも時すでに遅し、部屋はもぬけの殻。ただ、部屋に残る酔仙居(ズイシェンジュ)特有のお香「沈光」の香りで、犯人が司理理(スー・リーリー)だと確信!
二人は司理理(スー・リーリー)の行き先を聞き出して、馬を飛ばして披甲丘(ひこうきゅう)方面へ猛追!途中の竹林で、ワン・チーニエンが真新しい馬糞を発見。「この馬、さっきの宿の飼料食ってる!」って、さすがベテラン(笑)。司理理がすぐそこにいるのは分かったんだけど、ファン・シエンはどうも腑に落ちない。「毒の達人だって知ってるはずなのに、なんで普通の毒なんだ? しかも宿屋に行き先を告げるなんて、わざと追わせてる?」って。でも、今は考えるより追うのが先!
ワン・チーニエンは「明日の朝には追いつける」って予測してたけど、なんと、あっさり道端のあずまやで休憩中の司理理を発見!彼女、待ってたかのように余裕綽々。ファン・シエンは単刀直入に「お前、北斉のスパイだろ!」って問い詰める。司理理はあっさり認めるけど、「牛欄街(ぎゅうらんがい)の暗殺は私の指示じゃない」って言うんだ。ファン・シエンは、この事件、そんな単純じゃないって分かってる。司理理を都に連れ帰って尋問したい。でも司理理は慌てず、「なぜ私が毒を盛ってあなたたちをここまで誘い出したか分かる?」と逆に質問。ファン・シエンが宿屋の主人が言ってた「披甲丘付近は山賊が多い」って話を思い出した瞬間…!数十人の山賊(実は北斉のスパイ!)に囲まれちゃった!そういうことかー!
司理理はニヤリと笑って馬に乗り、去っていく。…と思いきや!地響きのような馬蹄の音!百騎近い黒ずくめの精鋭騎兵が、司理理をファン・シエンたちの元へ追い詰めていく!ワン・チーニエンが気づく。「あれは鑑査院(かんさつイン)院長直属の最強部隊、黒騎(こっき)だ!」って。院長も近くにいるのか?と思ったら、現れたのは六処主辨の影子(インズ)。院長は来てないけど、「思う存分やれ。天が落ちてきても俺が支える。お前が一番俺を必要とする時、必ず現れる」って伝言を預かってきたんだって!カッコよすぎ!
ワン・チーニエンがこっそりファン・シエンに耳打ち。「影子殿は鑑査院で最も恐れられてる暗殺者。誰も素顔も本名も知らない…」。ファン・シエンは、黒騎に囲まれた司理理を見て、「千の騎兵の前では、どんな策略も笑い話だな。これこそが本当の強さか」って実感するんだ。
帰り道、ワン・チーニエンは口封じの襲撃を心配して、隠密行動を提案。でもファン・シエンは逆張り!「北斉の間諜・司理理、護送中!」ってデカデカと書いた布を掲げて堂々と行進!都に着いても触れ回るもんだから、あっという間に第二皇子(だいにこうじ)や長公主(ちょうこうしゅ)の耳にも入っちゃう。長公主、皇太子と碁を打ちながら「ファン・シエンが都に入る前に殺しちゃえば、婉児(ワンアル)との婚約もチャラになるわね」なんて物騒な冗談(本気?)を!皇太子がビビって止めたからよかったけど…。
道中、いろんな勢力が司理理を奪おうとしてくる。ファン・シエンは司理理に「誰に捕まっても拷問されるぞ。俺に協力すれば命は助けてやる」って説得するけど、司理理もしたたか。秘密を最後の切り札にしてるから、簡単には口を割らない。
やっと都の城門に着いたら、今度は刑部とか役人たちが待ち構えてる!ファン・シエンが鑑査院の提司(ていし)の鑑札を見せても、「連行許可書を出せ」って言われてピンチ!そこに、イエン・ルオハイ(言若海(イエン・ルオハイ)が陛下の公文書を持って駆けつけてくれて、なんとかクリア。
ファン・シエンは自分が司理理を取り調べられると思ったのに、イエン・ルオハイは「都に着いた以上、これは鑑査院の管轄だ。君は当事者だから、むしろ避けるべきだ」って。ファン・シエンは不満だけど、司理理を引き渡すしかない。
一方、ファン・シエン逮捕の報を聞いた妹のファン・ルオルオ(范若若(ファン・ルオルオ)は、心配でたまらない。考えた末、なんと東宮に行って皇太子に謁見!「兄を監視して、情報を流します。范(ファン)家の将来のために」って申し出るんだ!皇太子は半信半疑だけど、拒否はしない。ルオルオ、一体何を考えてるの!?
ワン・チーニエンと別れて(ちょっと寂しそう)、気分転換にファン・シエンは婚約者のリン・ワンアル(林婉児(リン・ワンアル)のいる皇家別院へ。ワンアルは賢い!「諦めきれないんでしょ?葉霊児(イエ・リンアル)に話を聞いてみたら?彼女、酔仙居で司理理を探してた後、川に落ちて助けられたって話よ。何か見たのかも」ってアドバイス。いいところに気づくね!でも、話してる最中に、ワンアルの兄、リン・ゴン(林ゴン(リン・ゴン))が乱入!いきなり刀で斬りかかってくる!ファン・シエンは相手にせず、ひらりとかわして逃走!危ない危ない。
その後、ファン・シエンはイエ・リンアルを訪ねて、例の「落水事件」について尋ねる。するとイエ・リンアルは真っ青になって、「お願い、もう聞かないで!葉家を危険に晒せない!」って懇願するんだ。ファン・シエンは無理強いせず引き下がるけど、事件の黒幕が相当な大物だってことを確信する。
いやー、今回も濃かった!黒騎の登場はテンション上がったし、司理理を巡る攻防、そして新たな謎!ファン・シエン、休む暇ないね!次回はどうなることやら!
つづく