あらすじ

滕梓荊(トン・ズージン)殺害の黒幕を突き止めるため、范閑(ファン・シエン)は王啓年(ワン・チーニニン)の助けを借りて鑑査院への潜入を決意。一方、范若若(ファン・ルオルオ)は太子を探り、その裏の顔と司理理(スー・リーリー)への執着の可能性を知る。鑑査院に潜入した范閑は、言若海(イエン・ルオハイ)の協力(?)のもと、心理戦で司理理から黒幕が林婉児(リン・ワンアル)の兄・林ゴン(リン・ゴン)であることを聞き出す。翌日、范閑は林ゴンと対峙しようとするが阻まれ、葉霊児(イエ・リンアル)に真相を知っていることを告げる。

ネタバレ

前回は司理理(スー・リーリー)が鑑査院に連行されて、滕梓荊(トン・ズージン)殺害の真相は闇の中…ってところで終わったよね。范閑(ファン・シエン)も完全に手詰まり感あったけど、まさかあんな大胆な行動に出るとは!第17話、今回も目が離せない展開だったよ!

范閑(ファン・シエン)、最後の手段へ…!相棒(?)王啓年(ワン・チーニニン)との密談

滕梓荊(トン・ズージン)の仇を討ちたい范閑(ファン・シエン)だけど、手がかりは途絶えちゃった。葉霊児(イエ・リンアル)も口を割らないし…。もう残された道は一つしかない!ってことで、范閑が決意したのは…なんと鑑査院への潜入!! マジか!あの国家秘密機関に忍び込むなんて、無謀すぎるって!

でも、やるとなったら行動が早いのが范閑。庭で悠々とおやつを食べてたら、塀を乗り越えてズッコケるお馴染みの男が(笑)。そう、我らが王啓年(ワン・チーニニン)!今回も期待を裏切らない登場シーン、ありがとう!

范閑は約束のお金(と牛・土地・豚の手配!)を渡して、王啓年(ワン・チーニニン)を懐柔。世間話からスルッと「司理理(スー・リーリー)はどこにいる?」って本題に入るあたり、さすが范閑だよね。王啓年もあっさり教えちゃうんだけど(笑)。で、鑑査院の地図と警備状況を描いてもらうことに。王啓年も「おいおい、マジかよ…」って顔しつつ、しっかり協力してくれるんだから、なんだかんだ良いコンビだよね!

若若の推理炸裂!太子の秘密とまさかの痴情のもつれ説?

一方、范閑の妹・范若若(ファン・ルオルオ)も兄のために動いてた!太子(たいし)が怪しいとにらんだ若若は、東宮を探りに行ったんだって。そこで分かったのは、太子が巷で言われてるような「おっとりさん」じゃなくて、実はかなりの策略家だってこと。うーん、やっぱり一筋縄ではいかない相手か…。

さらに若若は、太子の書斎で秘密を発見!なんと、顔が描かれていない美女の絵がたくさんあったらしい!若若曰く、「これは太子が誰かにゾッコンで、その相手の身分を隠したいから顔を描いてないに違いない!」とのこと。そして、その相手はもしかして…司理理(スー・リーリー)!? だから、司理理と一夜を共にした(と思われてる)范閑が邪魔で殺そうとしたんじゃないかって…。

いやいや若若さん、その推理、昼ドラすぎません!?(笑)范閑も「マジでそれだったら、どんだけドロドロなんだよ…」って呆れてたけど、もし本当だったら面白い展開だよね!

いざ、鑑査院潜入!待ち受けていたのは…?

夜になって、いよいよ范閑は黒装束で鑑査院へ!途中、心配した王啓年が秘密兵器(?)を渡そうとするんだけど、范閑は「巻き込んじまうから」って断るんだ。こういうとこ、カッコいいよね!

鑑査院の門前には、母・葉軽眉(イエ・チンメイ)が遺した石碑が。「人は生まれながらにして貴賤はない」…でも、この世界は身分が全て。母の理想と現実のギャップに、范閑は何を思ったんだろうね。

王啓年の地図を頼りに、厳重な警備をかいくぐって地牢へ潜入!…って、あれ?なんか警備、甘くない?まるで「どうぞ入ってください」って言わんばかりのタイミングで道が開けるんだけど…。これは罠か!?

地牢の奥には、ポツンと囚われた司理理が。范閑が取引を持ちかけようとした瞬間、司理理が「後ろ見てみ?」って。振り返るとそこにいたのは…言若海(イエン・ルオハイ)!! えええ!?なんでここに!?

言若海(イエン・ルオハイ)は「俺が主審だ」とだけ言って、鍵を渡して去っていく。昼間、范閑を追い返したのも、黒幕に范閑が主審だとバレて危険が及ぶのを避けるためだったんだって。しかも、これも院長の指示らしい…。鑑査院、どんだけ范閑のこと気にかけてるの!?謎は深まるばかりだ…。

范閑 vs 司理理!心理戦の末、ついに黒幕が…!

言若海(イエン・ルオハイ)の登場で、司理理も「あんた、何者なの…?」って混乱してる様子。そりゃそうだよね。

さあ、ここからが本番!范閑は司理理に「お前の命は俺次第だ」と迫り、牛欄街(ぎゅうらんがい)襲撃の真相を問い詰める!

司理理も観念したのか、自分の正体を話し始める。彼女は北斉(ほくせい)から潜入した密偵で、京都(けいと)にいる他の密偵をまとめる権限を持っていた。でも、誰かにその正体と、同じく北斉のスパイである程巨樹(チェン・ジューシュー)の居場所がバレてしまった。程巨樹を操れる令牌(れいはい)を渡すよう脅され、その結果、牛欄街の襲撃が起きた、と。しかも、自分の情報が漏れたのは、北斉の偉い奴の仕業かもしれないって…。うわー、内部にも裏切り者がいるのかも?

でも、肝心の黒幕の名前は「ここから出してくれたら言う」の一点張り。拷問も効かないと知っている范閑は、ここで得意の心理攻撃に出る!

「拷問はしない。その代わり、この地牢の一番深い場所に、光も音もない、一人きりの真っ暗な独房を作って、お前を閉じ込める」って…。ひぃぃ、それはキツイ!物理的な痛みより、精神的に追い詰める作戦だね!

さらに范閑は「死にたきゃ、この毒薬を飲めばいい」って毒薬をポイッ。「でも、お前は死にたくないだろ?地牢に来る時だって髪を整えてたじゃないか。そんな見栄えを気にする奴が、命を捨てられるわけない」って、核心を突く!

この揺さぶりに、ついに司理理の心の壁が崩壊!涙ながらに、黒幕の名前を告白する…!!

王啓年、捕まる!?そして明かされた黒幕の名は…

一方、外では范閑を心配してこっそり様子を見に来た王啓年が、朱格(チュー・ゴー) たちに見つかって捕まっちゃってた!「いや、あの、書類に挟まってた銀票を取りに来ただけで…」って言い訳する王啓年、相変わらずだなぁ(笑)。

尋問を終えた范閑は、朱格(チュー・ゴー) に北斉密偵のリストを渡し、「司理理の命は助ける約束をした。拷問なしで、ただ監禁しておいてくれ」と伝える。朱格(チュー・ゴー) は「お前にそんな権限はない!」って怒るけど、すかさず言若海が「いや、ある。院長の意向だ」ってフォロー。やっぱり院長絡みか!

捕まってる王啓年を見て、「こいつ、俺のためにこんな危険を…いい奴だな」って思う范閑。なんだかんだ、絆が深まってるね!

衝撃の黒幕!その名は…林ゴン(リン・ゴン)!

翌日、范閑はなんと、范思轍(ファン・スージョー)たちを引き連れて、林婉児(リン・ワンアル)がいる皇家別院へ!しかも、銅鑼とか鳴らして派手に行くもんだから、婉児の兄・林ゴン(リン・ゴン)は激おこ!「范閑が敷地に入ったら殺せ!」って命令する始末。ヤバいって!

婉児は二人の板挟みでハラハラ。こっそり侍女に危険を知らせに行かせるんだ。

案の定、范閑が別院に入ると、待ち伏せしてた護衛たちに囲まれちゃう!多勢に無勢、范閑は一旦、塀を飛び越えて退散。危なかったー!

そして范閑は、葉霊児(イエ・リンアル)のもとへ。

「もう分かってる。滕梓荊(トン・ズージン)を殺すよう指示したのは…林婉児(リン・ワンアル)の兄、林ゴンだ」

そう、司理理が白状した黒幕は、林ゴンだったんだ!!しかも、調査の結果、林ゴンは太子の側近であることも判明!

葉霊児(イエ・リンアル)は、范閑が真実にたどり着いたことを知って、「もうやめなよ。たかが護衛のために、范(ファン)家を危険に晒すことないじゃない」って諭すんだけど…。

いやいやいや!ついに黒幕が判明したよ!まさか婉児のお兄ちゃんだったなんて…!しかも太子派ってことは、やっぱり太子も一枚噛んでるのか?それとも林ゴンの独断?范閑、どうするんだ!?

つづく