あらすじ

親友の仇である林ゴン(リン・ゴン)への復讐を決意した范閑(ファン・シエン)だったが、寸前で五竹(ウージュー) に阻止される。范閑の代わりに五竹が林ゴンを暗殺。林ゴン殺害は第二皇子(だいにこうじ)の仕業と疑われる中、五竹は范閑に、母の遺した箱の鍵が皇宮か太平別院にある可能性を告げる。范閑は父・范建(ファン・ジエン)に太平別院への立ち入りを願うが、拒否されてしまう。

ネタバレ

◆揺れる乙女心と、兄の”優しさ”?

前回、滕梓荊(トン・ズージン)を殺した黒幕が、まさかの婉児(ワンアル)のお兄ちゃん、林ゴン(リン・ゴン)だってことが判明したわけだけど…。婉児はまだ何も知らないんだよね。なんでお兄ちゃんが范閑(ファン・シエン)にあんなに敵意むき出しなのか、全然わかってない。「范閑(ファン・シエン)って、お調子者に見えるけど、結構頼りになるし、いい人なのに…」って。うーん、切ない!

林ゴンは林ゴンで、「あんな奴と結婚させられるか!お前を巻き込みたくないんだ!」って妹を想ってのことらしいけど…いやいや、やり方がマズすぎるでしょ!婉児が可哀想だよ…。

◆范閑(ファン・シエン)、復讐の決意と若若の忠告

一方、范閑は親友・滕梓荊(トン・ズージン)の仇を討つって決意を固めてる。若若(ルオロオ)に「黒幕は林ゴンだ」って打ち明けるんだけど、若若は冷静。「なんでそんなことを?太子派だから?」って疑問を呈しつつも、「もし林ゴンを殺したら、婉児とはもう一緒になれないよ」って、范閑にとって一番キツイ現実を突きつけるんだよね…。うわぁ、どっちを選べばいいんだよぉぉぉ!って、こっちまで悩んじゃう!

婉児も葉霊児(イエ・リンアル)に相談するんだけど、霊児も真実を知ってるだけに口が重い。「もし、家族と愛する人、どっちかを選ばなきゃいけなくなったら?」なんて、核心に迫る質問を…。婉児の答えは「私は、道理が通ってる方を選ぶわ」。うぅ…健気すぎる!

◆五竹(ウージュー) 、降臨!まさかの介入

そして、ついに范閑が動く!夜陰に紛れて林家へのりこみ、林ゴンを討とうとするんだけど…そこに現れたのが、我らが五竹(ウージュー) !!「お前は心が乱れてる。行けば必ず失敗する」って、冷静に范閑を止めるんだ。

でも、范閑はもう怒り心頭!「たかが護衛が死んだだけだって、あんたもそう思うのか!?」って五竹(ウージュー) に掴みかかっちゃう!もちろん、五竹に敵うわけもなく、あっさり気絶させられちゃうんだけどね…(苦笑)。

范閑が目を覚ますと、そこは自室のベッドの上。若若から「林ゴンはもう都を出たらしいわよ」って聞かされて、范閑はすぐに王啓年(ワン・チーニニン)と合流して後を追おうとするんだ。

◆林ゴン、あっけない最期

その頃、都を離れた林ゴン一行は、とある寂れた屋敷で一泊しようとしていた。そこに…音もなく現れる影。そう、五竹!!「追いついたからには、もう行かせない」って、相変わらずのクールさ!

范閑が王啓年(ワン・チーニニン)と追跡を開始しようとした矢先、今度はまさかの第二皇子(だいにこうじ)と遭遇!「林ゴンを探してるのかい?今朝、太子と会った後、腕利きを連れて都を出たよ。私の護衛、謝必安(シエ・ビーアン)を貸そうか?」なんて、親切なんだか、探りを入れてるんだか…。范閑は丁重にお断り。

そして…場面は再び林ゴンサイドへ。五竹、マジで強すぎ!!林ゴン、最初は舐めてかかってたみたいだけど、あっという間に…(涙)。因果応報とはいえ、ちょっと呆気なかったかな…。

◆鑑査院の捜査と、新たな疑惑

林ゴン一行の死体は、すぐに鑑査院の朱格(チュー・ゴー) によって発見される。林ゴンの死因は鋭い剣による一撃。朱格(チュー・ゴー) は「こんな芸当ができるのは、都では第二皇子(だいにこうじ)の護衛・謝必安しかいない!」と判断。これは陛下に報告だ!って息巻いてる。おいおい、濡れ衣だぞー!

◆五竹の告白と、”箱”の鍵の行方

范閑が弟の范思轍(ファン・スージョー)と『紅楼夢』の出版について話してるところに、またもや五竹が登場!范思轍(ファン・スージョー)は気絶させられ(またか!笑)、五竹は范閑に衝撃の事実を告げる。「林ゴンは私が殺した。お前を殺そうとする者は、私が殺す」。

えぇぇぇ!?って驚く間もなく、范閑はブチ切れ!「なんで勝手に殺したんだ!牛欄街の時、あんたはどこにいたんだよ!」って、五竹に詰め寄るんだ。

五竹は珍しく言葉に詰まりながら、「あの時は都にいなかった…すまない。だが、もう二度とあんなことは起こさせない」と謝罪。そして、いなかった理由を語り始める。なんと、あの”箱”の鍵を探しに江南に行ってたんだって!お母さんと一緒に過ごした場所を再訪して、ついに思い出したらしい。鍵は、「皇宮」か、お母さんが昔住んでいた「太平別院」にある、と!

キターーー!ついに物語の核心に迫る情報が!五竹は范閑に「太平別院の場所を突き止めろ。范建(ファン・ジエン)には内緒でな」と言い残して、風のように去っていくのでした。

◆父との対峙、そして太平別院へ…?

翌朝、范閑の部屋で目覚めた范思轍(ファン・スージョー)は、昨夜の記憶がなくて「幽霊!?」って大騒ぎ(笑)。范閑はしれっと「知らないなぁ」って誤魔化すんだけど、バレバレだよ!

その後、父・范建(ファン・ジエン)に呼び出された范閑。林ゴン殺害事件について聞かれ、「五竹が都に戻ってきてるんじゃないか?」と探りを入れられる。范閑はもちろん否定。そして、ここぞとばかりに「母上を弔うために、太平別院へ行きたいのですが」と切り出すんだ。范建(ファン・ジエン)は驚きつつも、「ならん!」と一蹴。うーん、やっぱり何か隠してるよね、お父さん!

いやー、今回も情報量すごかった!復讐は一応の決着を見たけど、新たな疑惑と謎が浮上!特に太平別院と箱の鍵!これからどうなっちゃうの!?次回も絶対見逃せないね!

つづく