あらすじ
林ゴン(リン・ゴン)殺害の疑いをかけられた范閑(ファン・シエン)は、太子(たいし)と林宰相(りんさいしょう)に呼び出されるが、慶(けい)帝帝(けいてい)の召喚で難を逃れる。宮中で慶(けい)帝と謁見した范閑(ファン・シエン)は、慶(けい)帝の策略(北斉侵攻の口実作り)を知り、太常寺協律郎に任命されるも、林ゴン殺害について探りを入れられる。一方、林宰相の腹心・袁宏道(ユエン・ホンダオ)は司理理(スー・リーリー)を拷問するが口を割らない。范閑は自ら林家へ赴き、林宰相と対峙。林宰相は林ゴンが牛欄街事件の黒幕だと明かし、范閑の反応を探る。范閑は知らなかったフリで乗り切り、林宰相から娘・婉児(ワンアル)と長男・大宝(ダーバオ)の将来を託され、婉児との結婚を改めて認められる。
ネタバレ
前回、林ゴン(リン・ゴン)がまさかの死を遂げたわけだけど、その波紋がいきなり范閑(ファン・シエン)に押し寄せてきた!太子(たいし)と林宰相(りんさいしょう)が「ちょっと話がある」って、そりゃあ穏やかじゃないよね。林ゴン殺しの件で問い詰められるのは目に見えてる!范閑(ファン・シエン)、大ピンチ!
って思ったら、ここでまさかの助け舟(?)が!宮中からお迎えが来て、慶(けい)帝帝(けいてい)が范閑(ファン・シエン)をお呼び出し。間一髪、太子と林宰相の追及をかわしたわけだけど、これはこれで別の意味でヤバい予感しかしない…!
しかも、范閑を迎えに来た侯公公(こうこうこう)、なんと以前、范閑を神廟に連れて行った謎の馬車の御者だったことが判明!え、じゃああの神廟行きって慶(けい)帝帝の指示だったの!?ってことは、范閑の出生の秘密とか、母親のこととか、慶(けい)帝は何か知ってるってこと…?うわー、謎が深まる!
宮殿に着くと、侯公公から「陛下(慶(けい)帝)の前では言葉に気をつけろよ」「特に弓矢には触るな、陛下のお気に入りだからな」なんて注意を受ける。そんな中、白昼堂々、宮殿の壁を黒装束の刺客が飛び越えていくのを目撃!え、昼間っから刺客!?って范閑はビックリするんだけど、侯公公は「ああ、いつものことですよ。北斉とか東夷城とか、陛下を恐れてる連中がよくやるんです」って、慣れたもんだね…。刺客はあっさり宮典(ゴン・ディエン)っていう近衛副隊長に捕まっちゃうんだけど、この一件で范閑は「もしかして、あの神廟にも慶(けい)帝がいたんじゃ…?」って気づくんだよね。鋭い!
そして、いよいよ慶(けい)帝とのご対面。御書房で待つ范閑を、慶(けい)帝は物陰からこっそり観察。なんか性格悪いぞ、この皇帝(笑)。しびれを切らした范閑が「陛下ー!」って呼ぶと、やっと出てくるんだけど、開口一番「跪きたいか?」って。范閑が正直に「いや、別に…」って答えると、「よし、許す」って。えええ!?皇帝に跪かないなんて、普通ありえないでしょ! 옆にいる侯公公もビックリ仰天だよ。
で、さっきの刺客の話になるんだけど、これがまた慶(けい)帝の策略だった!北斉から来た刺客に、わざと慶国の間諜が近づいて「慶(けい)帝を暗殺しろ!」って焚き付けてたんだって!なんでそんなことするかって?それは、北斉に攻め込むための口実作り!「ほら、北斉が刺客を送ってきたぞ!これは戦争だ!」ってわけ。えげつないな、慶(けい)帝…。
さらに慶(けい)帝は、牛欄街(ぎゅうらんがい)の事件で范閑が程巨樹(チェン・ジューシュー)を殺して、司理理(スー・リーリー)を捕まえたことも、北斉を攻める格好の理由になるって言うんだ。そして、「刺客を捕らえ、暗躍する間諜を捕まえる」っていう名目で、范閑を「太常寺協律郎(たいじょうじきょうりつろう)」っていう役職に任命!
褒美をもらってホッとしたのも束の間、慶(けい)帝がいきなり「林ゴンを殺したのはお前か?」って核心を突いてくる!ひえええ!范閑は必死に「殺す理由がありません!」って否定するけど、慶(けい)帝は「林ゴンが牛欄街事件の黒幕だって、太子はもう知ってるぞ」って爆弾発言!タイミング良く(悪く?)、外から太子が面会を求めてくる声が!やばい、鉢合わせしたら絶対まずい!
范閑が困ってると、侯公公が機転を利かせて「陛下は協律郎(范閑のことね)とお話中です」って太子を追い返してくれる。ナイス、侯公公!
慶(けい)帝は「太子の件は自分でなんとかしろ」って突き放すんだけど、范閑が「じゃあ、林宰相が僕を呼んでるのも…?」って聞くと、「ああ、林宰相はお前と婉児(ワンアル)の結婚を認めたぞ。理由は林家に行けばわかる」って、また謎めいたことを言うんだよね。最後に「お前は誠実そうに見えるが、その実、全てが演技だな」って、范閑の心を見透かすような一言!うわー、この皇帝、底が知れない!范閑も内心冷や汗ダラダラだよ。
一方、その頃、林宰相の腹心・袁宏道(ユエン・ホンダオ)は鑑査院へ。目的は、捕まっている司理理(スー・リーリー)から情報を引き出すこと。拷問も辞さない構えで、司理理(スー・リーリー)に「林ゴンが黒幕だって范閑に話したか?」って迫るんだけど、司理理はどんな拷問を受けても「話してない」って口を割らない!強いぞ、司理理!
そして、葉霊児(イエ・リンアル)も范閑のところに駆けつけて「林ゴンを殺したの?」って心配そうに聞くんだけど、范閑はここでも否定。さらに范閑は、王啓年(ワン・チーニニン)を使って、妹の范若若(ファン・ルオルオ)に「自分の行き先(林家に行くこと)を太子に伝えろ」って指示。え、なんでわざわざ敵に塩を送るようなことを?これも范閑の作戦なのかな?若若から話を聞いた太子は、意外にも冷静。「范閑が林家に行けば、ただじゃ済まないだろう」って、何かを予期してる感じ。
さあ、いよいよ范閑は一人で林宰相の屋敷へ。門をくぐると、庭で林宰相の長男・林大宝(リン・ダーバオ)に出会う。大宝はちょっと知恵が遅れているんだけど、范閑はすごく優しく接して、一緒に遊んであげるんだ。その様子を、林宰相は物陰からじっと見てる…。范閑が大宝に根気強く付き合う姿を見て、林宰相もちょっと意外に思ったみたい。
袁宏道から「司理理は口を割らなかったので、范閑は林ゴンが黒幕だと知らない可能性が高い」という報告を受けた林宰相は、ついに范閑と対面。
書斎で、林宰相は亡くなった息子・林ゴンの書を見せながら、家族の話を始める。長男の大宝は病気の後遺症で心が幼子のまま、娘の婉児(ワンアル)は病弱(結核)、頼みの綱だった次男の林ゴンは殺されてしまった…林家の希望は潰えた、って嘆くんだ。そして、核心に触れる。「林ゴンが、牛欄街でお前を襲わせた黒幕だ」って、范閑に打ち明ける!これは、范閑の反応を見るための賭けだね。
范閑は「え、初耳です!なんで林ゴンが僕を?」って、見事に驚いたフリ!この演技力、さすがだよ!林宰相は范閑の反応を見て、ようやく疑いを解いたみたい。そして、「頼む、婉児と早く結婚してくれ。林家の財産も人脈も全てお前に託す。だから、どうか婉児と大宝を守ってほしい」って頭を下げるんだ。
でも、范閑は言うんだ。「これは取引じゃありません。僕は心から婉児を愛していますから」って。おおー!ここで愛の告白!林宰相も、范閑のその言葉に心を動かされたんじゃないかな。
いやー、今回は慶(けい)帝の恐ろしさと、林宰相の親心、そして范閑の覚悟がぶつかり合う、めちゃくちゃ濃い回だったね!范閑、最大の危機を乗り越えて、ついに林宰相の信頼と、婉児との結婚への道筋を掴んだ!でも、慶(けい)帝の存在がやっぱり不気味すぎる…。まだまだ波乱は続きそうだね!
つづく