あらすじ
林若甫(リン・ルオフー)は范閑(ファン・シエン)への支持を表明するが、太子への警戒を促す。一方、太子は林ゴン(リン・ゴン)殺害の真相を知るため司理理(スー・リーリー)に接触しようと鑑査院へ向かうが、陳萍萍(チェン・ピンピン)に阻止される。范閑は陳萍萍と初対面し、彼が林ゴンの件の後始末をすると告げられる。その後、范閑は慶(けい)帝帝に召喚され、太子から犯人だと疑われるが、そこに現れた陳萍萍は、真犯人は東夷城の四顧剣だと驚きの報告をする。
ネタバレ
前回、林ゴン(リン・ゴン)殺しの真相に一歩近づいた范閑(ファン・シエン)だけど、今回はさらにとんでもない展開が待ってたね!息子の死を乗り越えようとする宰相・林若甫(リン・ルオフー)の決意、そしてまさかの人物の登場にハラハラドキドキしっぱなしだったよ!早速、第20話の濃密すぎる内容を振り返っていこう!
林若甫(リン・ルオフー)、范閑(ファン・シエン)を認める…けど、やっぱり食えないオヤジ!
まず驚いたのが、林若甫(リン・ルオフー)の態度の変化!范閑(ファン・シエン)の前で、亡き息子・林ゴンが書いた書を燃やし、「過去は水に流し、これからはお前を支える」って宣言したんだ!ついに范閑を娘婿、そして林家の未来を託す存在として認めたってことだね。
でも、ただデレるだけじゃないのがこのオヤジ(笑)。「太子には気をつけろよ。お前は長公主(ちょうこうしゅ)から内庫を取り上げようとしてるし、二皇子(だいにこうじ)と仲良くしてるから、絶対目をつけられるぞ」ってしっかり釘を刺すあたり、さすが百戦錬磨の宰相だよね。京都(けいと)の権力争いはマジで怖いってこと!どっちつかずが一番危ない、でもどっちかに肩入れするのもヤバい…どうすりゃいいんだ!?
そんなシリアスな話の後、范閑は林家のおっとり長男・大宝(ダーバオ)と交流するんだ。范閑が「将来、婉児(ワンアル)と結婚するから、よろしくな!美味しいもの食べさせてやるし、海にも連れてってやる!」って言うと、大宝は大喜び!この純粋な大宝とのやり取りが、実は林若甫の心を動かす決め手になったみたい。部下でさえ大宝をどこか見下す中で、范閑だけが心からの笑顔で接していたのを見て、「こいつなら信頼できる」って思ったんだってさ。なんか、じーんとしちゃうよね。
大宝が「二宝(林ゴンのこと)は遠いところに行っちゃった」って寂しそうにするんだけど、「死」を悲しいだけじゃなく、いつかまた会える場所への旅立ちだって捉えてるのが印象的だったな。范閑も、京都(けいと)で出会った腹黒い連中より、大宝の方がずっと可愛いって思ったみたい。うん、激しく同意!
太子、まさかの暴走!鑑査院に殴り込み!?
范閑が林家を出てホッとしたのも束の間、王啓年(ワン・チーニニン)が血相変えて駆け込んできた!「大変です!太子が東宮を出て、鑑査院に向かいました!司理理(スー・リーリー)を助け出すつもりです!」って。
マジかよ!?太子、何を考えてるんだ!范閑はピンときた。司理理(スー・リーリー)が口を割らないのは、鑑査院が范閑を大事にしてるのを知ってるから。でも、太子が助けに来てくれるって分かったら、林ゴン殺しの真相(もちろん、范閑が直接手を下したわけじゃないけど、五竹(ウージュー) がやったことを范閑が指示したと誤解される可能性大!)をペラペラ喋っちまうかもしれない!そうなったら、太子も林若甫も、そして皇帝陛下も、范閑が犯人だって確信する…!絶体絶命の大ピンチ!
二人は慌てて鑑査院に駆けつけると、そこには既に太子の姿が!やべえ、終わった…と思ったその時!
鑑査院の門番(?)登場!しかし、太子は止まらない!
鑑査院の入り口では、朱格(チュー・ゴー) が「皇子は鑑査院に関わるべからず」という慶(けい)帝帝(けいてい)の命令を盾に太子を止めようとする。でも、太子は「知るか!どけ!俺を斬れるもんなら斬ってみろ!」と完全に逆ギレモード。朱格(チュー・ゴー) もさすがに皇太子には手を出せない…。
そこに、もう一人の強面、言若海(イエン・ルオハイ)が登場!「これ以上進むなら、気絶させてでも止めますぞ」と脅すんだけど、太子は護衛に抜刀を命じて、マジで強行突破しようとする始末!おいおい、皇太子がこんなことしていいのかよ!?范閑も「もうダメだ…京都から逃げるしかない…」って諦めかけた、その瞬間!
真打ち登場!黒幕感MAXの陳萍萍(チェン・ピンピン)、降臨!
「ドドドドド…」という地響きと共に、あの黒ずくめのヤバい奴ら、黒騎(ヘイチー)が到着!そして、車椅子に乗った一人の男が姿を現した!
そう、彼こそが鑑査院院長、陳萍萍(チェン・ピンピン)!
いやー、待ってた!この人の登場を!オーラが違いすぎる!太子なんて、まるで駄々をこねる子供扱い。「はいはい、お帰りなさい」って感じで、軽くいなしちゃうんだから。
逆上した太子が「俺を殺せるもんなら殺してみろ!」って食ってかかるんだけど、陳萍萍(チェン・ピンピン)は「臣下が儲君に手を出すなど、ありえませんな」と涼しい顔。太子が「じゃあ邪魔するな!」って刀持って突っ込もうとした瞬間…王啓年(ワン・チーニニン)がどこからか短剣をシュッ!と投げて、それを口実に陳萍萍が「太子様をお守りしろ!」って言って、護衛たちが太子を無理やり連れ去っちゃった(笑)。鮮やかすぎる!
陳萍萍との初対面、そして衝撃の事実!
この一件で、范閑はようやく、牛欄街(ぎゅうらんがい)の事件の時に黒騎が助けに来てくれた理由を知る。王啓年(ワン・チーニニン)は、やっぱり陳萍萍が范閑のそばに置いたスパイ…じゃなくて、護衛だったんだね!
陳萍萍は范閑に対して、めちゃくちゃ好意的。范閑の母・葉軽眉(イエ・チンメイ)の思い出話を懐かしそうにするんだけど、范閑はまだ警戒心バリバリ。まあ、いきなりこんな大物に優しくされても、裏があるんじゃないかって疑っちゃうよね。
でも陳萍萍は范閑の疑いを気にする様子もなく、「林ゴンの件は、もう君が気にする必要はない。私がうまく始末をつけておく」と頼もしい(?)一言!この人、一体何者なんだ…!?
宮中での対決!そして、陳萍萍が告げた犯人とは…!?
一件落着かと思いきや、今度は侯公公(こうこうこう)がやってきて、范閑は慶(けい)帝帝に呼び出される。宮殿に行くと、そこには林若甫もいて、なんと太子との直接対決!太子は「范閑と二皇子(だいにこうじ)が林ゴンを殺したに違いない!」って陛下に訴えてる。
慶(けい)帝はどっちの味方をするでもなく、「被害者の林若甫はどう思う?」って話を振る。すると林若甫は、「これは鑑査院の失態だ!」って、まさかの陳萍萍に責任をなすりつけた!うまい!
で、呼び出された陳萍萍。慶(けい)帝は「お前のとこの管理はどうなってんだ!」って、一応叱るフリをするんだけど、陳萍萍は動じない。そして、衝撃の一言!
「陛下、林ゴン殺害の犯人は見つかりました。東夷城(とういじょう)の四顧剣(しこけん)です」
…はぁ!? しこけん!? あの大宗師(グランドマスター)の一人が、なんで林ゴンを???
もう、わけがわからないよ!陳萍萍、あんた一体何を企んでるんだ!?
つづく