あらすじ
慶(けい)帝帝は范閑(ファン・シエン)、太子、二皇子(だいにこうじ)を食事に招き、腹を探り合う。そして慶(けい)帝は、林婉児(リン・ワンアル)との結婚を条件に、范閑に北斉への使節団派遣を命じる。一方、長公主(ちょうこうしゅ)は左遷された燕小乙(エン・ショウイツ)に范閑暗殺を指示。陳萍萍(チェン・ピンピン)は范閑に北斉での注意点を伝え、鑑査院三処は秘密兵器を提供。范閑は師匠の費介(フェイ・ジエ)と再会するが、費介は危険な任務に猛反対。しかし、言氷雲(イエン・ビンユン)救出への范閑の決意は固く、費介も折れる。林婉児に必ず生きて帰ると約束し、范閑は父・范建(ファン・ジエン)が手配した護衛と共に、陳萍萍と費介に見送られ、北斉へと旅立つ。
ネタバレ
腹の探り合い!慶(けい)帝帝主催の気まずい晩餐会
まず冒頭からピリピリムード全開!慶(けい)帝帝が范閑(ファン・シエン)、太子、そして二皇子(だいにこうじ)を呼び出して食事会を開くんだけど、これがまた食事が喉を通らないったらありゃしない!
慶(けい)帝ときたら、「体調が悪い」とか言って自分は食べずに、息子たちと范閑(ファン・シエン)の食べっぷりをジロジロ観察。「太子は昔からカタブツだ」「二皇子(だいにこうじ)は食い意地が張ってる」なんて、ディスりまくり!もう、パワハラ親父かよ!
で、核心に迫る質問。「范閑、お前はこの二人、どっちが次期皇帝にふさわしいと思う?」って、んなもん答えられるかー!范閑もタジタジ。「どっちを支持しても死罪ですって!」と正直に言うしかない。さすが范閑、処世術に長けてるね!
逆に太子と二皇子に范閑を評価させると、これが意外にも高評価。「国の宝だ」「ずる賢いが忠臣」だってさ。まあ、本心かどうかは怪しいけどね(笑)
慶(けい)帝は「じゃあ、どっちが皇帝になっても范閑を大事にしろよ」と釘を刺す。太子も二皇子も、内心はどうあれ「ははーっ!」てひれ伏すしかない。皇帝怖すぎ!
そして慶(けい)帝、本題を切り出す。「近々、肖恩(シャオ・エン)を北斉に送り返す。お前、范閑が使節団の責任者として行け」と。これ、表向きは「提案」だけど、断ったら林婉児(リン・ワンアル)との結婚はナシ!って、ほぼ脅迫じゃん!
范閑も義父の林若甫(リン・ルオフー)から「皇帝の言葉には裏があるぞ」って言われてたから慎重だったけど、婉児との結婚がかかってちゃ、行くしかないよね!「行きます!」と即答。慶(けい)帝も「よし、帰ってきたら結婚させてやる」だって。アメとムチの使い方がエグいぜ!
忍び寄る暗殺の影…長公主の魔の手
一方、范閑にハメられて左遷された燕小乙(エン・ショウイツ)。都を去る前に、黒幕の長公主(ちょうこうしゅ)に挨拶に行くんだ。そしたら、ちょうど「范閑が北斉へ行く」って情報が!
長公主、目がキラーン!「燕小乙、あんたの赴任地、范閑が通るわよね?…あとはわかるわね?」って、暗殺指示キターーー!范閑、前途多難すぎるだろ…。
陳萍萍(チェン・ピンピン)の想いと、師匠・費介(フェイ・ジエ)との再会
宮殿を出た范閑は、鑑査院のトップ、陳萍萍(チェン・ピンピン)のもとへ。陳萍萍(チェン・ピンピン)は、范閑の母・葉軽眉(イエ・チンメイ)が遺した花が枯れそうで、しんみりしてた。意外とセンチメンタルなんだな、このおっちゃん。范閑が「俺が世話しますよ、カリウム不足なだけっす」って言うと、パッと明るくなる。単純か!
陳萍萍は、今回の北斉行きが范閑にとって大きなチャンスであり、試練でもあると伝える。「言氷雲(イエン・ビンユン)を必ず連れ戻せ」「北斉の錦衣衛・沈重(シェン・ジョン)には気をつけろ」とアドバイス。そして、「帰ってきたら、内庫も鑑査院もお前のものだ。俺が全力でサポートする」って、どんだけ范閑のこと買ってるんだ!
鑑査院の三処では、北斉行きの餞別として、秘密兵器のオンパレード!防火防刃の服、パラシュート代わりの布、暗器付きの扇子、毒煙が出る玉佩、最新式の連弩…って、どんだけハイテクなんだよ!范閑も目を丸くしてたぜ。ついでに毒薬の材料までゲット。準備万端!
…と思ったら、帰り道で護衛が次々と謎の襲撃者に倒される!ヤバい!と思いきや、現れたのは…なんと師匠の費介(フェイ・ジエ)!
久しぶりの再会!費介(フェイ・ジエ)、范閑の周りに怪しいヤツ(陳萍萍の護衛)がいたから、敵だと思って毒で眠らせちゃったんだって。おいおい、早とちりすぎるだろ師匠!でも、無事でよかった!
師匠の愛と、范閑の決意
費介は、昔、肖恩(シャオ・エン)を捕まえる際に自分のミスで彼の息子夫婦を死なせてしまい、陳萍萍に大怪我を負わせた過去を告白。だから、危険な肖恩(シャオ・エン)が関わる北斉行きに、愛弟子の范閑を行かせたくないんだ。「一緒に逃げよう!」とまで言う始末。
そこへ、空気を読んだのか読んでないのか、陳萍萍が登場!費介と陳萍萍は、范閑の処遇を巡って大ゲンカ。「范閑のためだ!」「いや危険すぎる!」って、どっちの言い分もわかるからツラい…。
板挟みの范閑、ついに口を開く。「言氷雲(イエン・ビンユン)が捕まったのは俺のせいでもある。だから、俺が助けに行かなきゃならないんです」と。この言葉に、費介も反論できなくなる。范閑、成長したなぁ…。
愛する人との約束、そして旅立ち
北斉行きを決めた范閑は、林婉児(リン・ワンアル)を郊外に誘い出す。正直に「本当は行きたくないけど、君との結婚のためには行くしかないんだ」と伝える。
そしたら婉児、「婚約なんてなくても、駆け落ちしたっていいのよ。貯金だってあるんだから!」って…健気すぎるだろ!泣ける!でも范閑は、「君の名誉を傷つけたくない。だから行くよ」と。婉児も覚悟を決めて、「必ず生きて帰ってきて。桜を持って待ってるから」と送り出す。うぅ…いいカップルだ!
出発前には、二皇子がわざわざ道端に東屋を建てて待ち伏せ(笑)。「帰ってきたら、また科挙の試験官に推薦してやるぜ」なんて言ってくるけど、范閑はうまくかわす。こいつの腹の内は読めないからな!
父親の范建(ファン・ジエン)も、息子の身を案じて慶(けい)帝に直談判に行くけど、あっさり却下。代わりに、自分の配下の精鋭護衛をつける許可だけはゲット。親心だねぇ。
そして、ついに旅立ちの日。陳萍萍と費介が見送りに来る。費介は「大宗師でも気絶させられる」っていう最新のヤバい薬を范閑に渡す。最後まで心配性なんだから!
つづく