あらすじ
第10話では、龍炎(りゅうえん)が流蛍(りゅうけい)を守るために命を懸けた選択をし、雪阡尋(せつせんじん)と青青(せいせい) の関係にも新たな波乱が生じます。愛する人のために犠牲を払うことの意味が問われる感動的なエピソードでした。龍炎と流蛍の切ない別れ、そして雪阡尋(せつせんじん)と青青の意地の張
雪阡尋(せつせんじん)は流蛍の物を羅酆閣(らほうかく)に持ち帰るが、それは龍炎が流蛍のために用意したものだった。一方、第一世の終わりを迎えた流蛍は、龍炎と再会し記憶を取り戻すも、八涙飲を飲んで再び記憶を失い第二の人生へ。龍炎は流蛍との未来のため、夏侯尋(かこう・じん)との三劫の契約を解く方法を雪阡尋に尋ね、自らの逆鱗を抜いて化身を作るという大きな犠牲を払う。その裏で、雪阡尋もまた龍炎のために断骨の刑を受けていた。青青は傷ついた雪阡尋を心配するが、すれ違いは続く。
り合いが、物語をさらに深く、複雑なものにしています。ネタバレ
まず冒頭から、羅酆閣(らほうかく)での一コマ。雪阡尋(せつせんじん)ったら、流蛍(りゅうけい)の物を全部自分のところに持ち帰っちゃうなんて、独占欲丸出しでちょっと可愛いじゃないの!でも、それを知った青青(せいせい) はカンカン!そりゃそうよね、あれは龍炎(りゅうえん)が流蛍(りゅうけい)のために心を込めて用意したものなんだから!
雪阡尋(せつせんじん)も、それが流蛍(りゅうけい)のものだと知ってようやく嫉妬の炎が鎮火。青青(せいせい) に桂花糕(けいかこう)を差し出すんだけど、ここで青青(せいせい) が一計を案じるの!お茶を淹れるフリして、こっそり下剤を混ぜちゃうなんて、なかなかの策士っぷり!雪阡尋(せつせんじん)、何も知らずに飲んじゃって…後でどうなっちゃうのかしらって、ちょっとヒヤヒヤしちゃったわ。
一方、切ない展開だったのが流蛍。街角で、かつて龍炎から贈られた絵を見つけるの。それは二人の愛の証…その絵を見つめているうちに、夢の中の出来事が蘇ってきて、「もしかして、あの夢に出てくるのは龍炎様だったの?」って、ようやく繋がり始めるのよね。記憶の中にはいなくても、夢の中ではずっと一緒だったなんて、ロマンチックだけど切なすぎる!
そして、流蛍の第一世は、穏やかにその生を終える時が来たの。天寿を全うして、千涙川(せんるいせん)で八涙飲(はちるいいん)を飲むことになるんだけど、その途中で待っていたのは…もちろん龍炎!「小流蛍(りゅうけい)」っていう、あの優しい呼び声で、流蛍は一瞬にして全ての記憶を取り戻すの!そう、あの満天の蛍も、雲の上を一緒に飛んだのも、全部龍炎だったって!もう、このシーンは涙なしには見られなかったわ…。
でも、魂のままでは長くは留まれないのよね。使者に促されて八涙飲を飲むことになるんだけど、龍炎は「飲むんだ。そして、蛍を見たら僕がそばにいると思ってくれ」って優しく諭すの。そして、流蛍が杯を口にするその瞬間、「愛してる」って…!あぁぁ、もう!その言葉と共に、流蛍の記憶は再び消えて、龍炎のことも分からなくなっちゃう。龍炎は、少し怖がる流蛍の手を引いて羅酆橋(らほうきょう)まで送り届け、第二の人生へと旅立つ彼女を見送るの。いつか必ず、自分の龍隠天池(りゅういんてんち)へ流蛍を連れて行くって、固く誓いながらね。この龍炎の一途な愛、本当に胸を打つわ。
さて、場面は変わって羅酆閣。龍炎と青青がやってくるんだけど、雪阡尋は二人が一緒にいるのがお気に召さないみたいで、サッと青青を自分のそばに引き寄せちゃうの。相変わらずね!龍炎が来たのは、夏侯尋(かこう・じん)との三劫の契約を解く方法を教えてもらうため。あのプライドの高い龍王が、雪阡尋に頭を下げてお願いするなんて…!それもこれも、全ては流蛍のため。その姿に、さすがの雪阡尋も心を動かされたのか、契約解除の方法を龍炎だけにこっそり教えてあげるのよ。
その方法っていうのが、もう壮絶!龍炎は龍隠天池に戻ると、激しい痛みに耐えながら自分の首元にある「逆鱗(げきりん)」を引き抜いて、化身を作り出すの!その化身を夏侯尋の運命の人に憑依させて、天界の目を欺こうっていう、まさに命がけの作戦!命格星君(めいかくせいくん) も「正気か!?」って叫ぶくらい危険なことなのに、流蛍のためならどんなことでもするっていう龍炎の覚悟、凄まじいわ。しかも、命格星君(めいかくせいくん) に協力を頼むために、あれほど苦労して手に入れた金甲(きんこう)まであっさり渡しちゃうんだから!「後悔しない」って言い切る龍炎、カッコよすぎるでしょ!
そして、もう一つの衝撃展開が!青青が美味しいものを持って雪阡尋の元へ戻ると、なんと雪阡尋が重傷を負ってるじゃないの!氷星(ひょうせい)から真相を聞いてびっくり。雪阡尋、龍炎のために前例を破って、断骨の刑っていう恐ろしい罰をたった一人で受けたっていうのよ!あの雪阡尋が、龍炎のためにそこまで…!?弱ってる雪阡尋を見て、青青もさすがに心配になって「もうどこにも行かない」って約束するんだけど、雪阡尋がまだ流蛍を許してないって聞くと、プイッと鳥の姿になって飛んで行っちゃうの。あーん、もうちょっと素直になればいいのに!一人残された雪阡尋の寂しそうな顔ったら…こっちまで切なくなっちゃったわ。
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第10話の感想
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第10話、登場人物たちの感情が深く描かれ、見応えがありました。流蛍と龍炎の記憶を巡る切ない別離と再会は胸が締め付けられる思いです。龍炎が流蛍を想い、逆鱗を抜く壮絶な覚悟には圧倒されました。また、雪阡尋が龍炎のために罰を受ける行動には驚かされ、彼の内面の複雑さがうかがえます。青青とのもどかしい関係も気になります。各々が背負う運命と払う犠牲が物語に深みを与えており、彼らが紡ぐ物語の続きから目が離せません。
つづく