あらすじ
龍炎(りゅうえん)は悪事を働いた劉玉香(りゅうぎょくこう)と光頭(こうとう)に制裁を下すが、劉玉香はさらに青青(せいせい) を狙う動きを見せる。一方、阿瑜(あゆ)は龍炎との愛を深めるも、人間と妖怪の恋の障害にぶつかり、涙ながらに別れを決意。青青は雪阡尋(せつせんじん)との関係に誤解が生じ、彼の想いに気づかないまま流星痕に悩む。愛と運命が絡み合う切ない物語の幕が引かれる。
流蛍(りゅうけい)を傷つけた黒幕が劉玉香だと知った龍炎は、彼女と光頭に制裁を加える。しかし劉玉香は、今度は青青が妖怪だと疑い、捕らえようと画策する。青青は道士に襲われるが、雪阡尋に救われ羅酆閣(らほうかく)へ。雪阡尋は青青への想いを募らせるが、青青は気づかない。一方、龍炎と流蛍(りゅうけい)は想いを確かめ合い口づけを交わすが、その直後、流蛍は倒れてしまう。命格星君(めいかくせいくん) から人間と妖は結ばれない運命だと告げられた龍炎は、苦悩の末、流蛍に正体を明かし別れを告げる。流蛍もまた、龍炎たちの安全のために断腸の思いで別れを受け入れるのだった。羅酆閣では、雪阡尋が青青のために額飾りを贈るが、誤解から青青を怒らせてしまう。
ネタバレ
前回、流蛍(りゅうけい)を傷つけた黒幕が、まさかの劉玉香(りゅうぎょくこう)だったなんてね!龍王様こと尉遅龍炎(りゅうえん)が黙っちゃいない!
夜中にこっそり劉玉香(りゅうぎょくこう)のもとへ現れた龍炎、きっちりお灸を据えてやりました!なんと劉玉香とあの光頭(こうとう)を街中に縛り付け、「人攫いの人販子でーす!」って札まで立てちゃって、まさに公開処刑(笑)。その後、役人に通報して光頭(こうとう)は御用。劉玉香はしれっと自分は無関係を装って逃げおおせたけど、光頭から「全部、青青(せいせい) の兄貴の仕業だ」って聞いちゃったもんだから、今度は青青(せいせい) が妖怪だと決めつけて、捕まえようと画策するんだから、もう本当に懲りないオバサン!
その頃、家でくつろいでいた青青(せいせい) に、怪しい道士の魔の手が迫る!逃げられるチャンスはあったのに、雪阡尋(せつせんじん)からもらった大切な巾着を取りに戻ったせいで、あっけなくピンチに!絶体絶命、思わず龍炎の名を叫ぶ青青。でもね、そこに現れたのは…なんと雪阡尋(せつせんじん)!きゃー!カッコよすぎ!青青を助け出し、そのまま羅酆閣(らほうかく)へお持ち帰り。腕にケガをした青青に、雪阡尋(せつせんじん)が優しく薬を塗ってあげながら、「前に術を解いた時、呪文を変えておいた。だからお前が呼んだのは龍炎ではなく、私だ」だって!もう、どんだけ青青のこと好きなのよ、雪阡尋様ったら!でも当の青青は、そんな雪阡尋の熱い視線にも気づかず、テーブルの上の桂花糕(キンモクセイのケーキ)に夢中(笑)。雪阡尋の心の苦しみ、お察しします…。
一方、流蛍(りゅうけい)は龍炎のために刺繍したハンカチを完成させて、ついに龍炎にプレゼント!龍炎も以前あげた紙の龍を再び流蛍(りゅうけい)に贈って、もうラブラブモード全開!龍炎が幻術で見せた美しい落英谷(らくえいこく)で、蝶が舞い飛ぶ中、流蛍はついに龍炎に告白!「あなたといると、世界がもっと美しく見えるの」って。そして、流蛍から龍炎に、まさかのキス!きゃー!龍炎も最初は驚いていたけど、すぐに流蛍を強く抱きしめて…って、えええ!?キスが終わった途端、流蛍が龍炎の腕の中で気絶しちゃった!どういうこと!?
流蛍を心配した龍炎は、自分の霊力を分け与えて家まで送り届けた後、龍隠天池(りゅういんてんち)へ。そこで流蛍のために、自分の心と通じる蛍を霊力で作り出すんだけど、そこに現れたのが命格星君(めいかくせいくん) 。「龍炎よ、流蛍から離れなさい。人間と妖は結ばれない運命。それが最近彼女が気絶する原因だ」って、そんなのってないよー!あまりのショックに言葉を失う龍炎。流蛍のためを思って、心を鬼にして別れを告げ、姿を消した龍炎だったけど、自分を探して泣き叫ぶ流蛍を見ていられず、結局また姿を現しちゃうんだよね。もう、優しすぎるんだから!
再び落英谷で、龍炎は流蛍に自分が妖であることを告白。「これから先、俺たちは一緒にはいられない。俺たちのことなんて、最初からなかったことにしてくれ」って、切なすぎる!劉玉香が龍炎と青青を狙っていることを知っている流蛍も、二人の安全のために、心にもない言葉で龍炎に別れを告げるの。「もうあなたのことは想わないわ」って…。でも、愛ってそんな簡単に忘れられるものじゃないよね。龍炎を忘れようとすればするほど、日常の些細なことが彼を思い出させて、流蛍は苦しむのでした…。
羅酆閣では、青青がおでこの流星痕を隠すために綺麗な額飾りを欲しがっているのを知った雪阡尋が、たくさんの飾りをプレゼント!大喜びの青青だったけど、雪阡尋が自分の流星痕を嫌がっていると勘違いしちゃって、急に不機嫌になってプイッ!雪阡尋、どうしたらいいか分からずオロオロ。青青の流星痕を消してあげたいけど、以前試しても消せなかったんだよね…。この二人のすれ違いも、見ていてじれったい!
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第15話の感想
第15話は、心が揺さぶられる切ない展開でした。龍炎と流蛍、ようやく想いが通じたと思った矢先に、人間と妖というあまりにも過酷な宿命が立ちはだかるなんて…。愛するがゆえの龍炎の苦渋の決断と、それを受け入れようとする流蛍の姿に胸が痛みました。二人の幸せを願ってやみません。一方で、雪阡尋の青青への不器用で一途な想いには、心が温かくなります。青青の天真爛漫さが誤解を生むこともありますが、この二人の関係からも目が離せません。登場人物たちの深い感情が交錯し、物語の奥行きを感じました。彼らの運命がどう紡がれていくのか、静かに見守りたいと思います。
つづく