あらすじ

尘月(ちりづき)と龍炎(りゅうえん)は风都へ向かう途中、忘れられた過去の記憶を徐々に取り戻していきます。一方で、小珒(しょうしん)の策略や龍炎の命を削る行動が描かれ、物語は愛と憎しみの狭間で揺れ動きます。栗子を通じて蘇る二人の記憶や、命を懸けて雨に立ち向かう龍炎の愛は、視聴

龍炎と共に豊都へ戻った塵月(じんげつ)は、夢の中で龍炎こそが探し求めていた「玉池(ぎょくち)哥哥」であると気づき始める。豊都では将軍に任ぜられるも皇后から屈辱的な扱いを受ける塵月。雨の中、彼女を案じる龍炎は、命格星君(めいかくせいくん) の制止を振り切り、龍の姿となって塵月を雨から守る。その行動に塵月も何かを感じ取る。一方、龍炎は霊力を使った反動で苦しむ。そんな中、小珒は郭大人(かくだいじん)に塵月の目を奪うよう指示。龍炎と塵月は甘栗を共にし、二人の距離は縮まるが、龍炎は八泪飲を飲んだはずの阿瑜(あゆ)と塵月の言動が重なることに戸惑う。そして、小珒の悲しい過去と、寒熙雲(かんきうん)への憎しみに縛られる姿が描かれる。

者の心を揺さぶる切ない展開となっています。

ネタバレ

夢で見た「玉池(ぎょくち)哥哥」…塵月(じんげつ)の記憶が動き出す!

龍炎(りゅうえん)様と一緒に豊都へ帰ることを決めた塵月(じんげつ)。なんだか龍炎(りゅうえん)様の眼差しに、懐かしさを感じてるみたい…。

そして夜、塵月はまた龍王様の夢を見るの。たくさんの兵士の中から、必死に誰かを探すんだけど…ついに見つけたその顔は、なんと龍炎様!そう、彼女がずっと心の中で探し続けていた「玉池(ぎょくち)哥哥」が、龍炎様だったって気づいちゃったのよー!きゃー!この瞬間、鳥肌立ったわ!

一方、宮廷では蕊妃(ずいひ)が小珒(しょうしん)のために聖上(せいじょう)から「五馬図」を手に入れてたわ。昔、小珒(しょうしん)が蕊妃(ずいひ)にあげたけど解けなかったパズルボックス(魔方鎖っていうらしい)があって、それを解いてもらったお礼みたい。このパズルボックス、実は小珒の幼馴染「小月」からの贈り物らしくて、小珒は小月のことを思い出して、今どうしてるのかなって気にしてる様子。この小月って子も、今後のキーパーソンになるのかしら?

豊都への道中と、まさかの仕打ち

塵月、青青(せいせい) 、そして龍炎様の一行は豊都へ出発!

本当は9日で着ける道のりなのに、塵月ったらわざとゆっくり進んで、10日目に豊都入り。策士ね!

そして宮殿では「巾帼大将軍」っていう、めっちゃカッコイイ将軍の称号を授かるんだけど、聖上(せいじょう)の前では殊勝な態度。さすがだわ。

でもね、ここからが試練の始まり…。授与式の後、皇后に呼び出された塵月。そこで待っていたのは、なんと屈辱的な仕打ち!将軍である塵月に、自分の護衛をさせるなんて、ひどくない!?

その頃、龍炎様は宮殿の外で塵月を待ってるんだけど、なかなか戻ってこないから心配でたまらない様子。宮殿に乗り込もうとするんだけど、門番の天将に止められちゃう。でも、そこで意外な事実が判明!なんと、雪阡尋(せつせんじん)が陰で龍炎様を助けてくれてたの!雪阡尋(せつせんじん)ったら、「龍王を王殿に入れないように説得できた者には、将来、人間界で劫を渡る時に八泪飲(あの記憶を消す薬ね!)を飲まなくていい」なんて情報を流してたらしいのよ。雪阡尋、ツンデレだけどやる時はやる男ね!

雨に濡れる塵月と、龍炎様の愛の行動!

龍炎様は、塵月が宮中で護衛をさせられてるって知って、もう気が気じゃない!外は土砂降りの雨なのに、薬のせいで術も使えないなんて…!

宮中では、塵月が皇后のために雨に打たれながら健気に護衛してるの。その姿を見た小珒は、敵でありながらも塵月に同情しちゃう。「塵月は尊敬できる相手。豊都の人間がこんな仕打ちをするなんて間違ってる」って思うなんて、小珒も複雑な心境よね。

そして、ここが今回のハイライト!

龍炎様は、命格星君(めいかくせいくん) の忠告も聞かずに、無理やり霊力を使って龍の姿に変化!塵月の上で、その大きな体で雨を遮ってあげるのよー!もう、愛の力ってすごい!

ちょうどその時、命格星君(めいかくせいくん) は雨神(うしん)様とお茶してたんだけど、雨神(うしん)様が龍炎様の行動に気づいて雷雨で警告しようとするの。でも命格星君は「あれは普通の雷だから龍炎様には効かないよ」って止めるんだけど、内心では「今の龍炎様の体じゃ、普通の雷でも危ないかも…」ってめちゃくちゃ心配してるの。あぁ、龍炎様、無茶しないでー!

龍炎様の犠牲と、塵月の気づき

宮殿を出た塵月は、空に不思議な星の渦(星旋韻っていうらしい)を見るの。そして、さっき雨から守ってくれたのは龍炎様なんじゃないかって、確信に近づいていく…。

一方、龍炎様は霊力を使いすぎたせいで、龍隠天池で苦しんでるの。青青(せいせい) が「もう無茶しないで!塵月のことは私がちゃんと面倒見るから!」って必死に止めてる姿も、見てて辛かったわ…。

小珒の新たな企みと、甘くて切ない栗の時間

話は変わって、小珒がまた何か企んでるみたい。

朝廷の郭大人(かくだいじん)っていう人に「五馬図」を贈って、見返りに「塵月の両目を奪ってほしい」って頼んでるの!ひえぇ、怖い!郭大人(かくだいじん)は塵月の家系と何か確執があるみたいね。

そんな不穏な動きがあるなんて知らない塵月は、辺境育ちだから豊都の暮らしに馴染めなくて元気がないの。そんな塵月を元気づけようと、龍炎様が甘栗を買ってきてあげるシーンが、もう最高に甘酸っぱいの!

塵月は、前にも同じようなことがあったような…ってデジャヴを感じてる。二人で栗を剥いて、塵月が龍炎様に「あーん」して、今度は龍炎様に「あーん」をおねだりする塵月が可愛すぎ!

食べ終わった後、塵月はまた龍炎様に栗を食べさせてあげながら、「なんだか良家の娘さんをからかってるみたい」なんて思っちゃう。一方の龍炎様は、「阿瑜(あゆ)の過去の名前ね)は八泪飲を飲んだはずなのに、どうしてこんなに阿瑜とそっくりなんだ…?」って、ますます混乱してる様子。この記憶の断片が、今後の鍵になりそうね!

小珒の過去と苦悩…月夜の誓い

そして物語の最後は、小珒の衝撃的な過去が明らかに…。

月夜になると、小珒の体の中の毒が発作を起こすの。そこに現れたのが寒熙雲(かんきうん)。彼が解毒薬を渡す代わりに、「まず塵月の目を手に入れろ。命は後でゆっくり苦しめるために取っておけ」だって!非道すぎる!

小珒は苦しみながら、幼い頃に家族を失い、絶望の中で寒熙雲(かんきうん)の「安命丸」っていう薬に救われた過去を思い出すの。それ以来、寒熙雲に従って、彼に植え付けられた憎しみを抱えて生きてきたのね…。小珒も、ただの悪役じゃないってことが分かって、なんだか切なくなっちゃったわ。

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第21話の感想

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第21話は、登場人物の感情が深く掘り下げられ、物語が進展した印象です。塵月が夢で龍炎こそ探し人だと気づき始める場面は、二人の関係の変化を予感させました。龍炎が危険を顧みず龍の姿で雨から塵月を守るシーンは、深い愛情が伝わり胸を打ちます。謎の多かった小珒の悲しい過去と苦悩が明かされ、行動原理に同情を抱きました。龍炎と塵月の甘栗を分け合う場面は微笑ましくも、記憶を巡る切なさが漂います。

つづく