あらすじ

幼馴染の再会から始まる第23話は、友情と復讐心、愛憎が複雑に絡み合う展開に。尘月(ちりづき)と小珒(しょうしん)の友情はかつての輝きを失い、小珒は復讐のために尘月を裏切る道を選びます。一方、寒熙雲の陰謀は続き、宮廷では尘月が封家の潔白を証明するために奮闘します。さらに、青青(せいせい) と雪阡尋(せつせんじん)の切ない恋模様も描かれ、物語は新たな局面を迎えます。

旧友である塵月(じんげつ)との再会に揺れる小珒(しょうしん)は、父の仇を討つため寒熙雲(かんきうん)と手を組み、塵月を裏切る計画に加担する。一方、宮廷では寒熙雲が献上した七宝弯刀が盗まれ、その容疑が塵月の家系である封家にかかる。しかし、塵月の機転と推理により、それが寒熙雲の仕掛けた罠であることが明らかになる。その頃、青青(せいせい) は塵月の言葉を誤解し自らを傷つけてしまうが、駆けつけた雪阡尋(せつせんじん)に助けられる。友情、裏切り、そして恋模様が複雑に絡み合う展開となった。

ネタバレ

まさかの再会と、すれ違う想い…小珒(しょうしん)と謎の美女・塵月(じんげつ)

物語は、小珒(しょうしん)が旅館で謎の美女・塵月(ほう・じんげつ ※今回は封家の塵月として登場ね!)と久しぶりに再会するシーンからスタート。でもね、お互い今の自分のことは秘密にしちゃって、なんだかぎこちない雰囲気なの。とりあえず「明日また会おうね!」って約束するんだけど、この再会が後々大変なことになるなんて、この時の二人は知る由もなかったのよね…。

一方、宮廷では寒熙雲(かんきうん)っていう男が、聖上(せいじょう)のお誕生祝いに「七宝弯刀」っていうすごいお宝を献上して、聖上(せいじょう)も大喜び!そのお祝いの宴が開かれることになったんだけど、なんと塵月は「寒熙雲にケガさせたことあるから、参加しなくていいよ~」って聖上から特別にお許しが出ちゃうの。あらら、この二人、何かワケありなのね?

その頃、塵月は蕊妃(ずいひ)様を訪ねていたんだけど、そこで衝撃の光景を目にするの!なんと、かつて自分が小珒にあげた思い出の品「魔方鎖」を持った侍女が…そう、その侍女こそが小珒だったのよ!小珒も、まさか塵月が東羅を打ち破った大将軍になってるなんて夢にも思ってなくて、お互いビックリ!塵月は「身分なんて関係ないじゃん!私たちの友情は永遠よ!」って言いたいんだけど、小珒の方はなんだか壁を作っちゃって…。もう昔みたいには戻れないって、ひしひしと感じちゃってるみたいで、見てるこっちも切なくなっちゃうわ。

復讐の炎に揺れる小珒、寒熙雲の甘い罠

塵月の今の姿にショックを受けた小珒は、そのせいで持病が悪化しちゃうの!苦しむ小珒の部屋に現れたのは、あの寒熙雲。解毒薬を渡しながら、「お前の父さんの仇は封家だろ?俺の目も封家のやつにやられたんだ。封家はあんたにとって不倶戴天の敵だ!今度の宴、俺も風都にしばらくいるからさ、協力して封家の令牌を奪おうぜ」なんて、悪魔のささやきをするのよ!

友情と復讐心の間で揺れる小珒…。寒熙雲に何度も「仇を討て」って言われて、とうとう塵月との思い出の品である魔方鎖を火の中に…!うわーん、そんなのってないわよ!悲しいけど、小珒は家族の仇を討つために、寒熙雲と手を組むことを決意しちゃうの。

塵月、大ピンチ!巧妙に仕組まれた罠と、まさかの裏切り?!

寒熙雲の指示通り、小珒は蕊妃に頼んで塵月を宮中に足止め。その間に、寒熙雲は手下を封家に送り込んで令牌を盗ませるっていう算段よ。小珒は、わざと塵月に火傷を負わせて、薬を塗るフリをしながら時間を稼ぐんだけど、その時の塵月の優しい言葉が、小珒の心にグサグサ刺さってるんじゃないかしら…。塵月は、小珒がどうして侍女なんかしてるのか心配してるんだけど、小珒は「父は戦死したの。私の身分が変わるのも当然でしょ」なんて、めちゃくちゃ冷たい態度。さらに塵月が「これがあれば将軍府に自由に出入りできるわよ」って封家の令牌を渡そうとしても、「侍女の私に必要ないわ」って断っちゃうの。もう、見てるこっちが歯がゆいわ!

青青(せいせい) の恋の悩みと、塵月のトンチンカンなアドバイス?!

場面は変わって、宫から戻った塵月。青青(せいせい) の大好きなお菓子を持ってきたんだけど、青青(せいせい) は雪阡尋(せつせんじん)のことで元気がないのよ。恋する乙女ね!塵月は青青を励まそうとするんだけど、まさか恋愛相談だなんて夢にも思わず、得意の戦術に例えて「長引く苦しみより、一時の痛みの方がマシよ!」なんてアドバイスしちゃう始末。いやいや塵月さん、それはちょっと違うんじゃないかな~?!(笑)

盗まれた七宝弯刀!犯人はまさかの…?塵月の名推理が光る!

そしてついに寒熙雲が動くわよ!まんまと封家の軍令牌を盗み出して、衛兵が殺されて献上品のはずの七宝弯刀が盗まれたって、全部自分で仕組んだ芝居を打ったの!聖上もカンカンで、刑部の郭大人(かくだいじん)に徹底捜査を命令。現場には塵月も立ち会うんだけど、死体から出てきたのは…なんと封家の軍令牌!寒熙雲も刑部も「犯人は封家だ!」って決めつけちゃって、もう絶体絶命!

でも、さすが我らが塵月!その令牌を見るなりニヤリ。「これ、軍令牌じゃないわよ。誰かが盗んで封家に罪をなすりつけようとしてるんでしょ」って、お見通しなの!かっこいい~!さらに、「潔白を証明するために、皆さん将軍府へどうぞ!」って言って、府に隠されていた偽の令牌を見つけ出すのよ。そして、「現場の状況から見て、盗まれた弯刀はまだ会館の中に隠されてるはずよ!」って、名探偵顔負けの推理を披露!いや~、スカッとしたわ!

青青、まさかの行動に!雪阡尋(せつせんじん)の愛が試される?!

一方、青青は塵月の「長引く苦しみより一時の痛み」って言葉を真に受けちゃって、なんと自分の流星痕を傷つけちゃうの!ええーっ?!そんなのアリ?!見てるこっちが痛いわよ!

でも大丈夫!雪阡尋(せつせんじん)は青青のピンチをちゃんと感じ取って、羅酆閣(らほうかく)からすっ飛んでくるのよ!愛だねぇ~!そして氷星(ひょうせい)に「10里四方で青青を傷つけたやつを探し出せ!」って命令。雪阡尋が青青を抱きかかえて部屋に戻ると、そこへ塵月がやってくるの。龍炎(りゅうえん)が慌てて「この二人、最近いい感じなんだよ~!雪阡尋が治療してるだけだから!」って取り繕うんだけど、もうバレバレよね(笑)。

ちょうど目覚めた青青は「雪阡尋は帰って。塵月がいるから大丈夫」って。雪阡尋が塵月に「青青を頼む」って言うんだけど、塵月は「うちの青青に変な気起こさないでよね!なれなれしくしないで!」って感じで雪阡尋を追い返しちゃうの。もう、塵月お姉ちゃん、過保護なんだから!でも、それだけ青青を大切に思ってるってことよね。

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第23話の感想

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第23話は、登場人物たちの心の揺れ動きが特に印象的な回でした。小珒が友情と復讐心の間で苦悩し、かつての親友である塵月を裏切る決断を下す場面は、見ていて胸が締め付けられる思いでした。彼女の悲痛な表情が、その選択の重さを物語っていたように感じます。

一方で、塵月の聡明さと冷静な判断力には改めて感心させられました。巧妙に仕掛けられた罠に対し、冷静に状況を分析し、見事に潔白を証明する姿は非常に頼もしかったです。彼女の機転がなければ、事態はさらに悪い方向へ進んでいたかもしれません。

また、青青と雪阡尋の関係にも進展が見られました。青青が塵月の言葉を誤解し、自らを傷つけてしまうという痛ましい行動には驚きましたが、それに対する雪阡尋の迅速な対応と深い愛情が感じられ、二人の絆の強さを再認識しました。それぞれのキャラクターが抱える想いが交錯し、物語に深みを与えていると感じます。

つづく