あらすじ
第26話では、雪阡尋(せつせんじん)の青青(せいせい) への深い愛と犠牲、尘月(ちりづき)と小珒(しょうしん)の友情と裏切りの交錯、そして尘月と龍炎(りゅうえん)の微妙な関係が描かれました。それぞれのキャラクターが大切なもの
雪阡尋(せつせんじん)は青青の額の流星痕を消すため、自らの肋骨から作られた浮生琵琶の弦を抜こうとして命の危機に瀕する。青青は彼を救うため、自身の翎羽を犠牲にして薬を求める。一方、戦から凱旋した塵月(じんげつ)は龍炎との仲を深めるが、龍炎の不審な態度や7年前の呼嘯谷の事件の謎が浮上する。寒熙雲(かんきうん)に操られていた小珒は、塵月暗殺を命じられるが、逆に寒熙雲に毒を盛る。そして塵月との悲しい対決の末、小珒自身も毒に倒れ、龍炎がその治療にあたることになる。を守るために葛藤し、物語はさらなる展開を予感させます。
ネタバレ
雪阡尋(せつせんじん)、愛ゆえの決断…青青(せいせい) の涙が止まらない!
まずは、私たちの愛すべきツンデレ雪阡尋(せつせんじん)様と、おてんば青青(せいせい) カップルのお話から。
青青(せいせい) ったら、相変わらず額の流星痕を消すことばっかり考えてて、修練そっちのけなのよね。そんな青青を見かねた雪阡尋(せつせんじん)様、「よし、俺がその流星痕、消してやろうじゃないか!」って決意するの。もしかしたら、それがきっかけで青青が真面目に修練するかもって、淡い期待も抱きつつね。
でもね、その方法がもう…!青青の流星痕を消せる「浮生琵琶(ふせいびわ)」って、なんと雪阡尋様の肋骨から作られたものだったのよ!その弦を抜くなんて、自分の体の一部を引き裂くようなもの。想像しただけで痛い…!案の定、雪阡尋様は途中で気を失っちゃうの…。
そこへ青青がやってきて、倒れてる雪阡尋様を発見!もうパニックよね。命格星君(めいかくせいくん) から真相を聞いた青青は、雪阡尋様を助けたい一心で、とんでもない行動に出るの。なんと、青鳥族にとって命の次に大切な「翎羽(れいよく)」を抜いて、薬と交換してほしいって懇願するのよ!あの痛みに弱いはずの青青が、愛する人のために…!もう、このシーンは涙なしには見られなかったわ…。
薬のおかげで少し回復した雪阡尋様。目の前で泣きじゃくる青青を見て、もう愛おしさMAX!「お前のせいじゃない、俺が勝手にやったことだ」って優しく諭して、改めて「お前が好きだ!」ってストレートな告白!ここでようやく、青青も雪阡尋様の深い愛に気づくのよね。遅いよ、青青!でも、良かった…本当に良かった!この二人の未来に、幸あれ!
塵月と龍炎、甘い時間と忍び寄る影…
一方、我らがヒロイン・塵月(じんげつ)こと流蛍(りゅうけい)と、龍王・尉遅龍炎(りゅうえん)様。戦にも勝利して、二人の関係もますます甘々な雰囲気に!
部屋で足湯をしていた塵月、お世話係の青青がいないもんだから、龍炎様に「足、拭いて?」なんておねだり!戸惑いながらも甲斐甲斐しく世話を焼く龍炎様の姿、可愛すぎでしょ!そんな龍炎様をからかって楽しんでる塵月も、小悪魔的でキュートだったわ。
翌日、剣の稽古を終えた塵月が見上げた空には、なんと吉兆とされる「星旋韻(せいせんいん)」が!「ねえ龍炎、前に一緒に見たのと同じくらい綺麗ね!」ってはしゃぐ塵月。でも、龍炎様の反応はなんだか歯切れが悪いの。「いや、俺は見たことないけど…」なんて言って、そそくさとその場を離れちゃう。え、龍炎様、何か隠してる…?この微妙なすれ違いが、後々の波乱を予感させるのよね…。
そして、塵月は7年前に起きた「呼嘯谷(こしょうこく)の悲劇」の真相を突き止めようと、趙叔(ちょうしゅく)に調査を依頼していたんだけど、どうやら少しずつ手がかりが見えてきたみたい。小珒(しょうしん)のお父さんを殺したのは、一体誰なのか…。ミステリー要素も絡んできて、目が離せないわ!
小珒(しょうしん)、哀しき暗殺者…その刃は誰に向けられる?
そして、今回のエピソードで一番心が揺さぶられたのが、小珒(しょうしん)の物語。
塵月から「7年前に封家軍は呼嘯谷には行っていない」と知らされた小珒。さらに、ずっと服用していた薬が、かつて寒熙雲(かんきうん)に気絶させられた時に嗅いだ香りとそっくりな「曼洛香(まんらくこう)」だったことも判明!もう、寒熙雲への疑いは確信に変わるわよね…。信じていた人に裏切られていたなんて、辛すぎる…。
そんな中、塵月が無事に都に戻ったことを知った寒熙雲は激怒!ちょうどそこに現れた小珒に、なんと「塵月を暗殺しろ」って非情な命令を下すのよ!ひどすぎる!
でも、小珒はただじゃ転ばないわ。「大勢で行ったらバレバレよ。私は塵月の友人だもの、友からの不意打ちが一番効くの。私一人で十分よ」と、逆に寒熙雲を油断させる作戦に出るの。そして、出発前の一杯と称して、寒熙雲の酒に「安命丸(あんめいがん)」を…!やられたらやり返す、倍返しだ!って感じかしら。小珒、強い子!
そして、ついに塵月と対峙する小珒。二人の戦いは、見ていて本当に辛かった…。親友同士が剣を交えるなんて…。結局、小珒は塵月の敵ではなく、敗北を悟るの。「私は7年間、寒熙雲の暗殺者だった。あなたの剣で死にたい」と涙ながらに告白する小珒。
塵月は小珒を殺すことなんてできるはずもなく、髪を一房斬るだけにとどめるんだけど…その瞬間、小珒が毒で倒れちゃうの!さっき寒熙雲に飲ませた安命丸、もしかして自分も…?それとも別の…?
絶体絶命の小珒を前に、塵月は龍炎様に助けを求めるの。龍炎様は「助ける。ただし、治療中は誰も見てはならぬ」と意味深な言葉を残して…。果たして、小珒の命は助かるのか?そして、龍炎様の秘密とは…?
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第26話の感想
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第26話は、登場人物たちの深い愛情と苦悩が交錯する、見応えのある回でした。特に雪阡尋の青青への献身的な愛と、それに応えようとする青青の健気な姿には胸を打たれました。彼女が自らの大切なものを犠牲にする場面は、涙なしには見られません。
一方、塵月と龍炎の関係は甘さを増しつつも、龍炎の謎めいた態度や過去の事件の真相など、不穏な要素も散りばめられており、物語に更なる深みを与えています。
そして、小珒の運命には心が痛みました。親友である塵月と剣を交えねばならなかった苦しみ、そして最後に毒に倒れる姿は衝撃的でした。彼女が救われることを願わずにはいられません。各キャラクターの感情が丁寧に描かれ、物語への没入感が高まる一話でした。
つづく