あらすじ

軽煙(けいえん)が玄陽真人(玄阳真人(げんようしんじん))の誕生日祝いのため索隆火山へ向かう中、龍炎(りゅうえん)の助けで危険を乗り越えつつ、二人の絆が深まる瞬間が描かれます。しかし、その裏では猫妖や謎の人物が軽煙に近づき、新たな陰謀が動き出します。軽煙の18歳の誕生日が近づく中、運命の歯車は加速

命格星君(めいかくせいくん) の策略が動き出す中、軽煙は玄陽真人の誕生祝いのため危険なソロン火山へ向かう。龍炎は正体を隠して軽煙を助け、夢の中で二人は甘い再会を果たす。現実に戻った軽煙は、玄陽真人から妖魔対策のための匕首を授かるが、その匕首が原因で青青(せいせい) が苦しむ事件が発生。さらに、捕らえられた猫妖・花点(かてん)との出会いをきっかけに、軽煙は新たな陰謀に巻き込まれていく。度を増して回り始めます。

ネタバレ

忍び寄る策略と、龍炎の献身的な愛

まずは青青(せいせい) ちゃん、彼女ったら命格星君(めいかくせいくん) のところへ行って「修行がスピードアップする裏ワザ教えて!」なんてお願いしてるんですよ。命格星君(めいかくせいくん) はにこやかに応対しながらも、もうすぐ18歳になる軽煙(けいえん)の話題を振ってきて…。なんだかこの星君、ただ者じゃない雰囲気がプンプンしますよね?案の定、青青(せいせい) の額にあった曼陀織女のパ(額飾りみたいなものかな?)に「霊力を注入するね~」なんて言いながら、こっそり別のものとすり替えちゃうんです!一体何を企んでいるのやら…。

一方、我らがヒロイン軽煙は、師匠である玄陽真人(玄阳真人(げんようしんじん))の誕生祝いのために、危険なソロン火山へ迦楼羅花っていう特別な花を採りに行くんです。健気ですよねぇ。この火山、いつも不気味な雲に覆われていて、見るからにヤバそう。案の定、崖っぷちで花をゲットした瞬間、落石が!軽煙、絶体絶命のピンチ!…と思いきや、ふわりと舞い上がった木の葉に助けられて、崖下へ無事に着地。

でもね、これ、実は我らが龍王様、尉遅龍炎(りゅうえん)のスーパーアシストがあったからなんですよ!龍炎は自分の龍の気を軽煙に気づかれちゃマズいってんで、雪阡尋(せつせんじん)から「噬魂扇(ぜいこんせん)」っていう、羅酆閣(らほうかく)の主の証でもある特別な扇を借りて、気配をシャットアウト!愛する人のために、ここまでやるなんて…もう、涙が出ちゃう!

夢の中の甘い再会と、現実の試練

崖下で帰り道が分からなくなっちゃった軽煙。すると、どこからともなく蛍が現れて、軽煙を導いてくれるんです。もちろん、これも龍炎の仕業。洞窟で休む軽煙のそばに、そっと近づく龍炎…。そして、再び軽煙の夢の中へダイブ!

夢の中で、軽煙はすぐに龍炎が「待ち焦がれていた人」だって気づくんですよね。もう、このシーンがたまらない!「夢なんだから、わがまま言っちゃうもんね!」とばかりに、龍炎におんぶをねだる軽煙。龍炎も、愛おしそうに軽煙を背負って、キラキラと蛍が舞う中を歩くんですよ…。そして、軽煙からの大胆なキス!もう、見てるこっちが照れちゃうくらい甘酸っぱい!この一瞬の親密な時間、軽煙にとってどれだけ大切なものだったか…。

翌朝、現実に戻った軽煙は、昨夜の夢を思い出して「きっと龍炎が助けてくれたんだわ!」って確信。もうすぐ18歳、龍炎に会える日も近いって、期待に胸を膨らませます。

さて、迦楼羅花を玄陽真人(玄阳真人(げんようしんじん))にプレゼントすると、これが大喜び!実はこの花、最近昆仑山周辺で暴れている妖龍を倒すための武器を作るのに必要だったんですって。玄陽真人は、妖魔が増えたのは軽煙の特別な元神が原因だと考えていて、弟子たちと山を下りて妖魔退治に行くことに。軽煙には護身用として「金鷹の匕首(あいくち)」を渡します。

友情と、匕首に隠された秘密

軽煙は、すっかり仲良しになった青青にお菓子を分けたり、玄陽真人からもらった匕首を見せたり。ところが、その匕首を鞘から抜いた途端、青青が激しい頭痛に襲われちゃうんです!なんとこの匕首、迦楼羅花で鍛えられていて、妖の霊力を吸い取る力があったんですね。青青が苦しむのを見て、慌てて匕首をしまう軽煙。そして、最近編み出したっていう術を青青に見せるんですが、それこそ夢の中で龍炎が見せてくれた、あの満天の蛍の舞だったんです。龍炎を想う軽煙の気持ちが詰まった術なんですねぇ。

猫妖との出会い、そして新たな陰謀の始まり

そんな中、猫妖の花点(かてん)っていうお姉さん(?)が昆仑山に捕まって、真火で焼かれるっていうピンチに。軽煙が見張りを任されるんですが、この花点、なんと200年前の流蛍(りゅうけい)時代の軽煙を知っていて、龍炎の名前まで口にするんです!龍炎の名前を知りたい一心と、花点の苦痛を見かねた優しい軽煙は、真火を収めてしまいます。

でも、その優しさが仇となっちゃう…。花点は軽煙に薬を使い、軽煙の剣を持って逃走。ただ、昔助けられた恩があったのか、軽煙を殺すことはしませんでした。

目を覚ました軽煙は、玄陽真人や師姐(兄弟子か姉弟子かな?)にこっぴどく叱られて、後山での反省を命じられます。でも、負けん気の強い軽煙は、猫妖にこっそり蛍の追跡術を仕掛けていたんですね。一人で猫妖を捕まえに行こうとするんですが…。

その頃、逃げた花点は謎の人物に助けられていました。その人物、花点に「軽煙に近づいて、ある物を奪ってこい」と命令するんです。花点は軽煙を傷つけたくないけど、命の恩人には逆らえない…葛藤の末、この要求を飲むことに。

うわ~、軽煙、大ピンチじゃないですか!?信じていた人に裏切られ(そうになっ)て、謎の人物の陰謀に巻き込まれて…。龍炎、早く気づいてあげてー!

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第31話の感想

いやはや、第31話も目が離せない展開の連続でしたね!まず、青青が命格星君にそそのかされている(?)場面は、今後の波乱を予感させてヒヤヒヤしました。あの星君、どうも信用なりません…。

一方で、龍炎の軽煙への愛の深さには、今回も胸が熱くなりました。ソロン火山での陰ながらのサポート、そして何と言っても夢の中での再会シーン!軽煙が龍炎の背中で見せた笑顔と、あのキスシーンは、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。龍炎が軽煙を想う気持ちがひしひしと伝わってきて、本当に素敵です。

しかし、物語は甘いだけでは終わらせてくれませんね。玄陽真人が軽煙に渡した匕首が新たな火種になりそうな予感もしますし、猫妖の花点のエピソードは、軽煙の優しさが裏目に出なければ良いのですが…。

つづく