あらすじ

猫妖の花点(かてん)を助けた軽煙(けいえん)だったが、その花点の裏切りにより、悪夢に囚われる「夢魘(むえん)の大法」をかけられてしまう。狼妖(ろうよう)との戦いで傷を負った龍炎(りゅうえん)は、雪阡尋(せつせんじん)や青青(せいせい) の助けを借りつつ、軽煙を救うため、自らも夢の世界へ入る危険な賭けに出る。一方、雪阡尋と青青、そして命格星君(めいかくせいくん) の間には、千年前からの因縁が隠されている様子が描かれる。

ネタバレ

軽煙、花点を救うも新たな危機が!

今回の物語は、軽煙(けいえん)が猫妖の花点(かてん)を助けるシーンからスタート。花点は狼妖(ろうよう)に襲われてピンチだったんだけど、間一髪で軽煙が助けに入ったんだ。でも、話はそれだけじゃ終わらない!

なんと、その狼妖(ろうよう)、軽煙の「極陰元神」っていう特別な力を狙ってて、しつこく追いかけてくるの!もうダメかと思ったその時、我らが龍王・龍炎(りゅうえん)様が登場!軽煙と龍炎(りゅうえん)の息の合った連携プレイで、狼妖をなんとか撃退!さすが龍炎様、かっこよすぎ!

でもね、軽煙をかばった龍炎様、狼妖の毒にやられちゃったみたいで…ちょっと心配。

龍炎様、負傷!そして明かされる花点の過去

軽煙は龍炎様を介抱するために部屋へ。そこで花点は、200年も経つのに軽煙と龍炎がまだ一緒にいることにビックリ!実はこの花点、昔、流蛍(りゅうけい)…つまり軽煙の前世に助けられた子猫だったんだって!龍炎様は花点に「軽煙を守れ」ってビシッと言い渡して、軽煙と一緒に薬草採りに行かせるんだけど、この花点が後々キーパーソンになるとは…この時は誰も思わなかったよね。

薬草採りの途中、母猫を亡くした子猫たちを見つけた花点。優しい軽煙は、花点が子猫たちの世話をするのを許して、一人で先に小屋へ戻ることに。この優しさが、後で大変なことになるなんて…。

雪阡尋(せつせんじん)と青青(せいせい) の複雑な関係、そして命格星君(めいかくせいくん) の秘密

一方、龍炎様の治療のために雪阡尋(せつせんじん)と青青(せいせい) が駆けつけるんだけど、どうやら龍炎様を本当に傷つけることができるのは、狼妖の毒じゃなくて「金鷹の匕首(あいくち)」っていう特別な武器みたい。この匕首、青青にも危険が及ぶらしくて、雪阡尋は青青に「羅酆閣(らほうかく)へ帰れ」って言うんだけど、青青はイヤイヤ!って駄々をこねるの。

このやり取りの中で、雪阡尋は千年前の記憶の断片を思い出して、なんだか深刻な顔つきに…。その後、雪阡尋は命格星君(めいかくせいくん) に千年前のことを尋ねるんだけど、命格星君(めいかくせいくん) は「知らない」の一点張り。でもでも!雪阡尋が帰った後、こっそり雪阡尋と青玄鳥(せいげんちょう)の青青の千年の過去が書かれた秘密の冊子を取り出すんだよね!一体何が隠されてるのー!?気になる!

軽煙を狙う妖魔たちと龍炎様の愛!

小屋に戻った軽煙は青青と再会して大喜び!龍炎様のために薬を煎じるんだけど、青青が味見したら「苦っ!」って顔をしかめるのに、龍炎様は黙って全部飲み干すの。愛だねぇ…。

そこへ花点が慌てて戻ってきて、「軽煙を食べようと妖魔たちが集まってる!」って大ピンチを知らせるの!でも大丈夫、龍炎様は軽煙が危険な目に遭う前に、こっそり龍の炎で妖魔たちを焼き払ってくれてたんだ。どこまでも軽煙を守る龍炎様、素敵すぎる!

森で妖魔を見つけられなかった軽煙が小屋に戻ると、龍炎様は高熱でぐったり。軽煙は一生懸命看病するんだけど、背中を刮痧(かっさ)したら龍炎様が痛がったり、布団をたくさんかけて汗を出させようとしたり…その甲斐甲斐しさが健気で泣ける…。

青青と雪阡尋、まさかの一夜!?

その頃、青青と花点は森でヤケ酒(?)。酔っ払った青青は雪阡尋とバッタリ会って、部屋まで送ってもらうんだけど、そこで雪阡尋は青青に昔あげた香袋を渡して「これ持ってればお前の居場所がわかるから守れる」だって!ツンデレか!

酔った青青は雪阡尋に甘えまくって、抱きついて一緒に寝ようとしたり、キスしようとしたり…!でも、寸前で寝落ちしちゃうっていうね。翌朝、雪阡尋と同じベッドで目覚めた青青、顔真っ赤にしてて可愛かったなー!この二人、どうなっちゃうの!?

花点の裏切りと軽煙、悪夢の中へ…

龍炎様が夜中に目を覚ますと、そばで看病疲れで眠ってしまった軽煙が。自分にもたれかかって眠る軽煙を見て、龍炎様は「何世経っても変わらない、俺の流蛍(りゅうけい)だ…」って、もう、こっちがキュン死にしそう!

平和な時間も束の間、軽煙は花点のことを「根は悪い子じゃない」って信じて逃がしてあげるんだけど…これが裏目に出ちゃうんだよね。花点は誰かにそそのかされたみたいで、軽煙に「夢魘(むえん)の大法」っていう恐ろしい術をかけちゃうの!

龍炎様が軽煙を起こそうとしても、軽煙は全く目を覚まさない!そこへ雪阡尋と青青がやってきて、軽煙が夢魘の大法をかけられたことが発覚!

龍炎、愛する人を救うため危険な賭けへ!

この夢魘の大法っていうのは、夢の中の1年が現実世界の1日に相当して、7日経つと元神が術者に吸い取られちゃうっていう、とんでもない術。雪阡尋は龍炎様に「7日以内に術者を見つけて殺すしかない」って告げるの。

龍炎様は霊識を使って軽煙の夢の中に入ることができるんだけど、術者は夢の中にリアルな幻を作り出すから見つけるのが難しい。しかも、龍炎様自身は夢から覚めることができなくて、術を解く方法を誰かに伝えて、その人に術者を倒してもらうしかないっていう…。もし7日以内に術者を見つけられなかったら、龍炎様も軽煙の夢の中に閉じ込められて、元神が夢魘に堕ちちゃうっていう超危険な方法!

でも、愛する軽煙のためなら龍炎様は迷わない!危険を承知で、雪阡尋に術を施してもらって、軽煙の夢の中へ旅立つのだった…!

龍王の恋 永遠なる誓い 第33話 感想

まず心に残ったのは、龍炎の軽煙に対する揺るぎない愛情の深さですね。狼妖の毒に苦しみながらも軽煙を守ろうとする姿や、彼女のために危険な夢の世界へ入る決断には、胸を打たれました。軽煙もまた、龍炎を献身的に看病する姿が印象的でした。

一方で、花点の行動には本当に驚かされました。軽煙に助けられた恩があるにも関わらず、まさか夢魘の大法をかけるとは…。信じていたキャラクターの裏切りは、物語に大きな衝撃を与えましたね。

雪阡尋と青青の関係も少しずつ変化が見られ、特に雪阡尋が垣間見る過去の記憶や、命格星君が隠している秘密など、気になる伏線が多く、物語の奥行きを感じさせます。

軽煙が絶体絶命の危機に陥り、龍炎が困難な道を選ぶという重厚な展開でした。術者を見つけ出し、軽煙を救い出すことができるのか、固唾を飲んで見守りたいと思います。

つづく