あらすじ

夢と現実が複雑に絡み合う第33話では、龍炎(りゅうえん)と軽煙(けいえん)の絆がさらに深まり、千年前からの運命を背負う青青(せいせい) と雪阡尋(せつせんじん)の過去が明らかに。果たして、彼らは宿命の試練を乗り越えられるのか?そして、猫妖を操った黒幕の正体は誰なのか?次回も目が離せま

龍炎は夢の中で第一世の流蛍(りゅうけい)と再会し、偽の龍炎を退けて軽煙の信頼を取り戻す。夢の術者は猫妖と判明するが、黒幕によって消されてしまう。目覚めた軽煙は龍炎への想いを深める。一方、雪阡尋(せつせんじん)と青青は、命格星君(めいかくせいくん) によって二人の宿縁とそれがもたらす試練を知らされる。青青が崑崙山で危機に陥った際、雪阡尋が助けに入り、二人は千年前の愛の記憶を取り戻すが、直後、雪阡尋は天罰を受けてしまう。せん!

ネタバレ

夢の中の甘い罠…術者の正体はまさかの!?

龍炎(りゅうえん)さまの意識が、ふっと第一世の流蛍(りゅうけい)がいた部屋へ…。そこはあまりにもリアルで、術をかけたヤツがただ者じゃないってことがビシビシ伝わってくるの。だって、軽煙(けいえん)ちゃんが天劫を受ける前の流蛍(りゅうけい)の記憶だけじゃなくて、当時の流蛍と親しかった誰かの髪とか、そういうものを使ってこの幻境を作り上げてるっぽいんだもの!

案の定、庭にはもう一人の龍炎(りゅうえん)と軽煙(けいえん)ちゃんが!「偽物め!」って感じで龍炎さまがニセ龍炎と一戦交えて、軽煙ちゃんを奪還!二人が昔々、崑崙山の下の洞窟で過ごしたことなんて、ニセ龍炎は知る由もなかったのよね。これで軽煙ちゃんも、本物の龍炎さまを見抜いたってわけ!

二人がたどり着いたのは、あの落英谷(らくえいこく)。無数の蛍が舞う幻想的な光景…これって、龍炎さまが全ての世の流蛍と訪れた思い出の場所じゃない!術者は一体どうしてこんなことまで知ってるの!?龍炎さまもさすがに「?」がいっぱいよ。

龍炎さまが夢の中の流蛍との甘い時間に浸っている一方で、雪阡尋(せつせんじん)と青青(せいせい) は「これ、絶対ヤバい罠だって!」って眉をひそめてるの。こんな巧妙な術、二人のことを知り尽くしてなきゃ無理だもんね。

でも、龍炎さまは夢の中でも冷静だったわ。ふと、200年前に流蛍が助けた猫の「花点(かてん)」の姿が目に入るの。ピーン!と来た龍炎さま、術者はあの猫、猫妖(ねこよう)に違いないって見抜いたのよ!流蛍に助けられて、ずっとそばにいた猫なら、流蛍の全てを知っていてもおかしくないもんね。

実はこの猫妖、以前に青青(せいせい) の髪の毛を使ってこの夢を作り上げてたみたい。雪阡尋(せつせんじん)が青青の髪を頼りに猫妖の居場所を突き止めたんだけど…黒幕の正体を問い詰めようとした瞬間、猫妖は「千機心火雷」とかいう恐ろしい術で魂ごと消し飛ばされちゃったの!一体誰がこんな酷いことを…謎は深まるばかりよ!

目覚めた二人の想いと、新たな試練の予感

やっと龍炎さまと軽煙ちゃんが目を覚ましたわ!軽煙ちゃんは龍炎さまの顔を見て、もう嬉しそうったら!夢の中の出来事が甘酸っぱく蘇って、胸がいっぱいなのね。でも、なんと6日間も眠ってたって知って、さすがに焦ってたけど。

龍炎さまは軽煙ちゃんを崑崙山へ送り届けるんだけど、別れ際に軽煙ちゃんが、自分の手で龍炎さまのために満天の蛍を舞わせるのよ!もう、このシーン、ロマンチックすぎて涙出そうだったわ!龍炎さまの心も、ぐっと揺さぶられたみたい。彼は軽煙ちゃんを三世にわたって待ち続けてきたんだものね。この世でも、軽煙ちゃんの誕生日が来るまでは、全ての真実を打ち明けることができない…ああ、もどかしい!

崑崙山に戻った軽煙ちゃんは、罰として「照心壁」で反省することに。後山には結界がないから、青青に遊びに来てほしいんだけど、手元にある匕首が青青を傷つけちゃうかもしれないって心配して、師兄に預けることにしたの。優しいわね、軽煙ちゃん。

その頃、命格星君(めいかくせいくん) が龍炎さまのところにやってきて、衝撃の事実を告げるの。雪阡尋と青青は、縁があっても結ばれない運命で、雪阡尋の「天孤星の罰」っていうのは、なんと青青という「青玄鳥(せいげんちょう)」の存在が引き金になってるんだって!龍炎さまも、二人の正体にはびっくり仰天よ!命格星君(めいかくせいくん) は、この件を龍炎さまに託して、雪阡尋に伝えるように頼んだわ。

運命の再会と、千年の記憶

青青が崑崙山の後山に軽煙ちゃんを訪ねてきたんだけど、運悪く崑崙の弟子に見つかって捕まっちゃった!問答無用で自分を始末しようとする弟子たちに、青青は慌てて雪阡尋を呼び出すの。

雪阡尋は必死で青青を庇うんだけど、崑崙の弟子たちは「妖魔を斬るのは我々の正義だ!」なんて言って聞く耳を持たないのよ。「雪阡尋が法術で邪魔したら天条に触れるぞ!」って、もうムチャクチャ。

雪阡尋は法術を使わずに青青を連れ去ろうとしたんだけど…なんと、青青があの匕首で傷つけられちゃったの!それを見た雪阡尋、ついに法術を発動!そして、その匕首が青青の胸に刺さった瞬間…二人の中に、千年前の記憶の断片が稲妻みたいに蘇ったのよ!青青の額にある流星みたいな痕は、天雷に打たれた跡で、なんと二人は千年も前から愛し合っていたんですって!きゃー!そんな過去があったなんて!

やっと心を通わせた二人…でも、その甘い時間は一瞬だった。雪阡尋に、空から天雷が直撃!それは、青玄鳥が天孤星を誘惑して職務を疎かにさせたっていう罰だったの…。なんて過酷な運命なの!?もう、涙なしには見られないわ!

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』33話感想

夢の中の龍炎さまと流蛍のシーンは、本当に幻想的で引き込まれたわ。術者の正体がまさかの猫妖だったなんて、ちょっと意外だったけど、それ以上に黒幕の冷酷さにはゾッとしたわね。あっけなく消されちゃうなんて…。

龍炎さまと軽煙ちゃん、やっと目覚めて再会できたのは良かったけど、龍炎さまがまだ真実を伝えられないっていうのが、見ていてもどかしいったら!軽煙ちゃん手作りの蛍の光景は、本当に綺麗で感動的だったわ。

そして、何と言っても雪阡尋と青青よ!千年も前から愛し合っていたなんて、ロマンチックだけど、その運命があまりにも過酷で…。やっと記憶が繋がったと思ったら、天罰が下るなんて、見ていて胸が苦しくなっちゃった。二人の過去が明らかになったことで、物語にぐっと深みが増した感じがするわ。

つづく