あらすじ
千年前、雪阡尋(せつせんじん)と青青(せいせい) の間に結ばれた絆は、天界の掟によって引き裂かれます。現代、雪阡尋(せつせんじん)は命格星君(めいかくせいくん) による陰謀に巻き込まれ、操られる運命に。龍炎(りゅうえん)との戦いで友情は崩壊し、物語はさらに波乱の展開を迎えます。果たして彼らの愛と運命はどうなる
三千年前、天孤星だった雪阡尋(せつせんじん)と青玄鳥(せいげんちょう)だった青青は運命的な出会いを果たし恋に落ちるが、天界の掟と陰謀によって引き裂かれる。青青を救うために全てを犠牲にした雪阡尋は、三千年の時を経てその記憶を取り戻すが、同時に二人が決して結ばれないという残酷な運命も知る。その裏では命格星君の巧妙な罠が進行しており、怒りと悲しみに揺れる雪阡尋は傀儡の術にかけられてしまう。操られた雪阡尋は親友である龍炎に非情な刃を向け、七殤咒によって龍炎は瀕死の状態で空から墜落するのだった。
のか――。ネタバレ
千年の時を超えた悲恋…雪阡尋(せつせんじん)と青青(せいせい) 、涙の真実
まずね、あのクールで鉄仮面だった雪阡尋(せつせんじん)が、実は三千年も前に青青(せいせい) と出会ってたって話よ!しかも、当時は「天孤星」っていう、いかにも孤高な名前の天将だったんだけど、魔精を追ってる最中に、うっかり青玄鳥(せいげんちょう)だった青青を気絶させちゃったのが運の尽き(いや、始まり?)。
泥だらけになった青青を親切心で洗ってあげた雪阡尋だけど、青青からしたら「何このエロ天将!?」って勘違いされちゃう始末(笑)。でもね、この誤解がきっかけで、雪阡尋は青青に自分を好きにさせて、青青が羽でくすぐった時に、なんと三千年ぶりに笑ったんだって!もう、このエピソードだけでご飯三杯いけるわ!
でも、天孤星ってのは「本命孤絶」っていう、まあ要するに「ぼっち運命」な星の下に生まれたわけで…。青青への愛が芽生えちゃった雪阡尋は、彼女を守るために「三連咒」っていうのを結ぶの。これが後々、とんでもない悲劇を引き起こすんだけどね…。
ある日、青青が魔霊に襲われて、三連咒で雪阡尋を呼ぶんだけど、彼は女媧台っていう超重要な場所の守番だったのよ。でも、愛する青青のためならって、任務放棄して駆けつけちゃうわけ!もう、この時点でフラグ立ちまくり…。青青を助けるために、自分の「本命星」まであげちゃうんだから、雪阡尋の愛の深さ、ハンパないって!
ところが、二人が女媧台に戻ると、そこには紫陽(しよう)率いる天兵たちが!なんと、女媧石が盗まれてて、その犯人が龍炎(りゅうえん)だって言うのよ。雪阡尋は職務放棄で雷の刑、青青は天孤星を誘惑した罪で罰せられることに…。
もうね、ここからの展開がツラすぎて…。雪阡尋が雷に打たれるのを見てられない青青は、彼の前に立ちはだかって雷を受けちゃうの!あの青青の額にある「流星痕」って、この時の傷だったのね…(涙)。お互い愛し合ってるのに、一緒にはいられない運命。天帝は青青を悪霊洞に送って再起不能にしようとするんだけど、雪阡尋が最後の力を振り絞って青青を人間界に逃がすの。そして自分は羅酆閣(らほうかく)に三千年幽閉されて、「雪阡尋」って名前になったってわけ。もう、壮絶すぎて言葉が出ないわ…。
明かされた衝撃の運命と、忍び寄る悪意の影
で、現代に戻ってきて、この過去の全てを知った雪阡尋。そりゃあ、龍炎に対して「お前、どんだけ隠してんだよ!」ってブチ切れるわな。龍炎も命格星君(めいかくせいくん) からもらった運命の書物を見せて、「いや、俺もビックリだよ」的な感じなんだけど、雪阡尋の怒りは収まらない。だって、その書物には「雪阡尋と青青は永遠に結ばれない。無理に一緒になろうとすれば青青は魂が砕け散る」なんて、残酷すぎる未来が書かれてるんだもの!
雪阡尋は「命格星君(めいかくせいくん) がこんなこと知ってて黙ってたなんてありえない!全部龍炎の嘘だ!」って、龍炎と一触即発の大喧嘩よ。
でもね、この裏でとんでもない陰謀が進んでたのよ!羅酆閣(らほうかく)に戻った雪阡尋の前に現れたのは、なんとあの命格星君(めいかくせいくん) !こいつが全ての元凶だったとはね…。
実は命格星君、とっくの昔に雪阡尋に毒を盛ってたの。しかも、その毒は「怒り」を起爆剤にするっていうタチの悪さ!さらに、青青の「曼陀織女帕」を「地女之悲」っていうヤバいアイテムに、雪阡尋がいつも飲んでるお茶も「三珠葉茶」じゃなくて「天心破」っていう毒物にすり替えてたんだって!
「地女之悲」と「天心破」が混ざり合って、青青への「大喜び」と龍炎への「大怒り」っていう感情のジェットコースターを経験した雪阡尋は、まんまと命格星君の術中にはまって、「傀儡の術」っていう古代の秘術で操られちゃうのよ!もう、悪役ムーブが完璧すぎて逆に感心するわ、命格星君!
親友への非情な刃…龍炎、絶体絶命!
そして、ここからが本当に見てられない展開…。命格星君は、龍炎が雨乞いの令を奪ったとか、あれこれ罪状を天帝に報告して、紫陽と一緒に雪阡尋を龍炎捕縛に向かわせるの。
傀儡と化した雪阡尋は、もうかつての親友の面影なんてナシ!龍炎に対して、本気で殺しにかかる勢いで攻撃しまくるのよ!龍炎も「なんか雪阡尋おかしいぞ!?」って気づくんだけど、時すでに遅し…。
雪阡尋は命格星君の命令通り、龍炎に「七殤咒」っていう、元神を消滅させるエグい呪いをかけちゃうの!龍炎は最後の力を振り絞って龍の姿になって龍隠天池から逃げるんだけど、全身ズタボロで空から墜落…。うわぁぁぁん、龍炎様ぁぁぁ!
いやもう、今回は情報量も感情の揺さぶりもすごすぎて、見終わった後しばらく放心状態だったわ。雪阡尋と青青の悲恋も、命格星君のえげつない策略も、そして龍炎の絶体絶命のピンチも、全部がクライマックス級!次回、龍炎はどうなっちゃうの!?雪阡尋は元に戻れるの!?
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』34話感想
『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第34話は、登場人物たちの過去と現在が複雑に絡み合い、非常に見応えのある回でした。特に雪阡尋と青青の三千年にわたる悲恋の真相は胸を締め付けられる思いで、二人の深い愛情と過酷な運命に涙を禁じ得ませんでした。
一方で、命格星君の巧妙かつ冷酷な策略には驚かされるばかりです。彼によって雪阡尋が操られ、親友である龍炎に対して非情な刃を向ける場面は、本作の大きな転換点と言えるでしょう。信じていた者に裏切られ、絶体絶命の危機に瀕する龍炎の姿は痛ましく、物語の緊張感を一層高めました。
それぞれのキャラクターが背負う宿命の重さと、複雑に絡み合う人間関係が描かれ、物語の深みが増したように感じます。
つづく