あらすじ

太古の女媧の封印が弱まり、修復に必要な「極陰の力」を持つ流蛍(りゅうけい)。羅酆閣(らほうかく)の雪阡尋(せつせんじん)は、流蛍とその親友・夏侯雪(かこう・せつ)の血盟を利用し、流蛍の元神を手に入れようと画策する。一方、龍炎(りゅうえん)と流蛍は愛を誓い合うが、夏侯雪が狼妖(ろうよう)に襲われ瀕死の状態に。龍炎は夏侯雪の元神を追って羅酆閣へ乗り込むが、そこで雪阡尋から、夏侯雪の元神を返す条件として、夏侯雪と結婚し三度の天劫を守るよう命じられる。愛する流蛍を守るため、龍炎は苦渋の決断を下し、飛翔を諦め条件を飲む。夏侯雪を救い戻すが、流蛍には事情を話せず、別れを告げるのだった。

ネタバレ

宿命の歯車が動き出す…羅酆閣(らほうかく)の非情なる計画

物語は、千年以上も昔、女媧様が極陰の力で悪霊魔を封印したっていう壮大な話から始まるんだけど、その封印に使われた天網がだんだん弱ってきちゃってるんですって。で、その修復には「極陰の力」が必要不可欠。羅酆閣(らほうかく)っていうところが、上仙が亡くなった時に出るその力を集めてたんだけど、なんとその力がいつの間にか意識を持って、人間の元神として生まれ変わっちゃった!それが、我らがヒロイン・流蛍(りゅうけい)ちゃんだったんですね。

でも、もし流蛍(りゅうけい)ちゃんが普通に寿命で亡くなっちゃうと、羅酆閣は彼女の元神を天網に封印できない。そうなると、悪霊魔が復活して三界が大ピンチ!? そこで、氷星(ひょうせい)っていう人が「私が人間界に行って、流蛍の元神を捕まえてきます!」って名乗りを上げるんだけど…。

一方、羅酆閣の雪阡尋(せつせんじん)はもっとえげつないことを考えてました。流蛍ちゃんと親友の夏侯雪(かこう・せつ)ちゃんが「同じ日に死のうね」って誓った血の誓いを利用しようっていうんですよ!夏侯雪(かこう・せつ)ちゃんはただの人間だから、彼女をどうにかすれば、流蛍ちゃんの元神も手に入るって算段。ひ、ひどすぎる…!

龍炎(りゅうえん)と流蛍、束の間の幸せと永遠の誓い

そんな不穏な動きがあるなんて露知らず、龍炎(りゅうえん)様と流蛍ちゃんは落英谷(らくえいこく)でラブラブモード全開? 龍炎様が流蛍ちゃんに龍の絵を教えてあげたりして、もう見てるこっちが照れちゃうくらい!龍炎様も流蛍ちゃんへの想いを自覚して、「恩返しとかじゃなくて、一生そばにいたいんだ!」って。きゃー!?

そしてついに、星が巡る美しい夜空の下、龍炎様は流蛍ちゃんに愛の証を贈って、二人は永遠の愛を誓い合うんです!もう、このままハッピーエンドでいいじゃない!って思ったのに…幸せな時間は本当にあっという間でしたね…。

忍び寄る魔の手、そして龍王の苦渋の決断

都に戻った流蛍ちゃんを待っていたのは、親友・夏侯雪ちゃんの危機!なんと、夏侯雪ちゃんが狼妖に襲われて瀕死の重傷を負っちゃうんです。お医者さんもお手上げ状態で、流蛍ちゃんは悲しみに打ちひしがれます。

流蛍ちゃんの涙を見たくない龍炎様は、命格星君(めいかくせいくん) に薬をもらって夏侯雪ちゃんを助けようとするんだけど、狼妖の毒は強力で薬が効かない!ついに夏侯雪ちゃんの元神が体から離れて、羅酆閣へ…。

龍炎様は元神を追いかけて羅酆閣へ乗り込むんだけど、そこで待ち受けていたのは、囚われていた青青(せいせい) からの衝撃の言葉。「夏侯雪が死んだら、流蛍も死んじゃうのよ!」

愛する流蛍ちゃんを失うわけにはいかない龍炎様。羅酆閣に夏侯雪ちゃんの元神を返すよう迫るんだけど、雪阡尋(せつせんじん)が出してきた条件が、あまりにも残酷だったんです…。

「夏侯雪の元神を返してほしければ、お前が夏侯雪と結婚し、彼女の三度の天劫を守れ」

なんですとー!?? 龍炎様には千年に一度の飛翔のチャンスも迫ってるのに…。でも、愛する流蛍ちゃんのため…龍炎様は、飛翔を諦め、夏侯雪ちゃんと結婚し、彼女を守ることを決意するんです…!うっ…龍炎様…

引き裂かれる愛、涙の別れ

龍炎様は約束通り、夏侯雪ちゃんの元神を連れ戻します。流蛍ちゃんは龍炎様に抱きついて感謝し、結婚を望むんだけど、龍炎様の表情は曇ったまま。「俺のことは忘れてくれ。君とは結婚できない」って…。

龍炎様が夏侯雪ちゃんと結婚すると知った流蛍ちゃんは、ショックで言葉も出ません。でも龍炎様は、羅酆閣との「この件を凡人に知らせてはならない」という約束 때문에、本当の理由を話すことができないんです。心を鬼にして、流蛍ちゃんを突き放す龍炎様…。もう、見ていて辛すぎました…。

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第6話の感想

いや~、今回の『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第6話は、龍炎と流蛍の幸せなひとときから一転、あまりにも過酷な運命が二人を引き裂く展開に、ただただ言葉を失いました。愛する流蛍を守るため、自身の千年一度の飛翔すら犠牲にする龍炎の決断は、悲痛でありながらも、その深い愛情の大きさを感じさせます。何も知らされず、愛する人から突然別れを告げられた流蛍の混乱と悲しみを思うと、胸が締め付けられるようです。羅酆閣の雪阡尋による非情な策略が、物語に大きな波紋を広げており、登場人物たちの運命がどのように交錯していくのか、その行方を見守りたいと思います。二人の愛の試練、そして宿命にどう立ち向かっていくのか、物語の進展が待たれます。

つづく