あらすじ

龍炎(りゅうえん)と夏侯雪(かこう・せつ)の婚礼が近づき、流蛍(りゅうけい)は悲しみを隠せない。龍炎は流蛍(りゅうけい)への想いを断ち切れず、婚礼の儀には自身の分身を送る。一方、雪阡尋(せつせんじん)は天網の修復に必要な「紫髓陽炎」を紫陽(しよう)上仙から授かり、流蛍の元神を狙う。夏侯家に滞在する許致遠(きょちえん)に流蛍が甲斐甲斐しく世話を焼く姿を見て嫉妬する龍炎。そんな中、命格星君(めいかくせいくん) は夏侯家の悲惨な未来を予言する。青青(せいせい) の機転で紫髓陽炎を手に入れた龍炎は、流蛍を守るため、雪阡尋(せつせんじん)の目の前でそれを破壊し、羅酆閣(らほうかく)や天庭とも敵対する覚悟を示すのだった。

ネタバレ

涙、涙の婚礼準備…流蛍(りゅうけい)の健気さが胸を打つ!

龍炎(りゅうえん)が夏侯雪(かこう・せつ)と結婚するって!?もう、流蛍(りゅうけい)の涙腺は崩壊寸前よ!龍炎がハンカチ差し出しても「結構です!」って感じで、もう健気すぎるんだから。だって、流蛍(りゅうけい)にとって龍炎も夏侯雪(かこう・せつ)も、どっちもかけがえのない大切な人。二人が幸せならそれでいい…なんて、そんなの強がりだってバレバレよ!そんな流蛍の後ろ姿を見つめる龍炎の胸もズキズキ。そばに来た青青(せいせい) だって、お互い好きなのに結ばれない二人を見て、ため息が出ちゃうわよね。

夏侯雪(かこう・せつ)は龍炎との結婚にウキウキルンルン♪そりゃそうだよね、愛する人との結婚だもん。でも、その裏で流蛍は一人、思い出の品を落英谷(らくえいこく)に埋めて、過去を忘れようと必死なの。そこに現れたのが、なんと赤い婚礼衣装をまとった龍炎!「人間は結婚する時、赤い服を着るんだって?」なんて言いながら、流蛍に見せるためだけに着てきたなんて…もう、どんだけ流蛍のこと好きなのよー!龍炎にとって一瞬は永遠。この瞬間を胸に刻んで、でも一緒にはいられないって、切なすぎるでしょ!

まさかの身代わり結婚!?龍王の愛は流蛍だけのもの!

そして迎えた夏侯雪と龍炎の結婚式。夏侯家はお祭り騒ぎだけど、流蛍は胸が張り裂けそうな思いを隠して、夏侯雪に婚礼衣装を着せてあげるの。健気すぎるわ、流蛍…。でもね、ここで龍炎が男を見せるのよ!なんと、龍炎の心も体もぜーんぶ流蛍のものだから、他の人とは結婚できないって、木の葉で自分の分身を作り出して、夏侯雪と結婚の儀式をさせちゃったの!いやー、これにはビックリ!でも、それだけ流蛍への愛が深いってことよね。

一方その頃…天界では不穏な動きが?

場面は変わって羅酆閣(らほうかく)。氷星(ひょうせい)と紫陽(しよう)上仙が何やらゴソゴソ。紫陽(しよう)上仙は雪阡尋(せつせんじん)に「紫髓陽炎」っていうアイテムを渡すの。これがあれば、極陰の元神を封じ込めて、天網の穴を塞げるんだって。でも、これ、紫陽上仙(しようじょうせん)の元神から作られてるから、貸出期間はたったの3日!3日経ったら取り返しに来るって、なかなかシビアよね。

新たな恋のライバル登場!?龍炎、嫉妬の嵐!

夏侯家には、夏侯雪の遠い親戚だっていう許致遠(きょちえん)が怪我の療養で滞在中。流蛍が甲斐甲斐しく許致遠の看病をするもんだから、龍炎はもう気が気じゃない!嫉妬メラメラで、こっそり机をひっくり返して許致遠を転ばせちゃうなんて、龍王様、意外と子供っぽいとこあるのね(笑)。龍隠天池に戻ってもヤケ酒あおっちゃって…。そこへ命格星君(めいかくせいくん) がやってきて、さらに追い打ちをかけるような不吉な予言!なんと、夏侯家が年末に謀反の罪で取り潰しになって、男は奴隷、女は遊女にされちゃうって言うのよ!えぇーっ、そんなのあんまりだわ!

流蛍の元神が危ない!龍炎VS雪阡尋(せつせんじん)、勃発!

夏侯家の旦那様は、流蛍を許致遠に嫁がせようとしてるみたい。夏侯雪は姉妹同然の流蛍を無理強いしたくないけど、旦那様は「流蛍のためだ」って聞く耳持たず。うーん、前途多難ね。

そんな中、雪阡尋(せつせんじん)は流蛍の元神を拘束しようと準備を進めてるんだけど、屋敷で青青(せいせい) とバッタリ。青青(せいせい) ったら、雪阡尋が持ってた紫髓陽炎をこっそり盗んで、龍炎に渡しちゃったの!グッジョブ、青青!

紫髓陽炎が龍炎の手に渡ったもんだから、雪阡尋と龍炎はまたまた大バトル!雪阡尋は龍炎には敵わないんだけど、「たかが侍女一人のために、なんでそんなに必死なんだ?」って理解できない様子。それを聞いた青青が「侍女の命を何だと思ってるのよ!」って雪阡尋に猛反論!いつもクールな雪阡尋が青青相手だとムキになっちゃうの、見てる龍炎もビックリよ。この二人、何かありそうじゃない?(ニヤリ)

「流蛍は俺が守る!」龍王の覚悟に痺れる!

そしてクライマックス!龍炎は雪阡尋の目の前で、なんと紫髓陽炎を破壊しちゃったの!「俺が夏侯雪と結婚するのは流蛍を守るためだ!流蛍のためなら羅酆閣だろうが天庭だろうが敵に回したって構わない!」って、もう、かっこよすぎでしょー!雪阡尋には「天網の穴を塞ぎたいなら、他の方法を探しな。流蛍にちょっかい出すな!」ってキッパリ。龍王様の覚悟、しかと見届けたわ!

つづく